エアコンとサーキュレーターを併用するメリット！効果的な使い方を解説！

夏・冬と大活躍するエアコンですが、どうしても室内には温度差やムラが生まれてしまいます。

そんな時は、サーキュレーターを併用することでさらに過ごしやすい空間に変えることができます。

この記事では、エアコン使用時にサーキュレーターを使うメリットからポイント、単体での活用法などについて詳しく解説していきます。

また、サーキュレーターにはエアコンの補助以外にも使い方があるので、最後までチェックしてください。

サーキュレーターの基本的な機能&仕組み

サーキュレーターは、室内の空気を効率的に循環させるための電気ファンです。

エアコンが冷たい・暖かい空気を室内に送り出す際に、部屋全体に均一に空気を行き渡らせる手伝いを行ってくれます。

エアコン単体では届きにくい部屋の隅々まで、冷暖房効果を均一にするにはサーキュレーターの力が必要です。

特に、大きい部屋や複雑な間取りの家では、サーキュレーターがあることで、エアコンの効率も向上します。

エアコン使用時にサーキュレーターを使うメリット3選

エアコンを使っていても、場所によっては「暑い」「寒い」と感じることも少なくありません。

また、エアコンの使用時間が増えることで電気代を心配する方もいるでしょう。

サーキュレーターを併用することで、こうした不満を改善することができます。

まずは、エアコン使用時にサーキュレーターを併用するメリットを3つご紹介していきます。

冷房房効率が向上する

サーキュレーターを使用することで、冷たい・温かい空気を部屋全体に拡散させることができます。

温かい空気は上に、冷たい空気は下へといく性質があります。

そのため、エアコンを稼働するだけでは、場所によってはどうしても快適に過ごしづらいところも出てきます。

その点、サーキュレーターを使うことで短時間で効果的に室温を調整できます。

電気代も抑えられる

サーキュレーターと併用することで室内を早く快適な温度にすることができます。

快適な温度までの時間が早まることで、消費電力を抑えられ、結果的に電気代も少なくて済みます。

部屋干しの効率も上がる

梅雨や花粉の時期の部屋干しでは、エアコンの除湿（ドライ）機能を使う方も多いでしょう。

しかし、除湿だけでは洗濯物は十分に乾かないケースもあります。

生乾きの洗濯物を放置すれば、嫌な臭いにつながる危険性も。

こんな時もサーキュレーターを併用することで、風の流れを作り、洗濯物を効率的に乾かせるようになります。

エアコン使用時にサーキュレーターを使うデメリット

エアコン使用時にサーキュレーターを使うことはメリットが多いです。

ただ一方では、デメリットと感じる部分もあります。

音が気になる可能性も・・・

サーキュレーターの種類によっては、稼働音が大きいものもあります。

室内に何か音がある場合は気になりませんが、シーンとした場所なら気になる方もいるかもしれません。

駆動音が気になりそうな場合には、静音モード・タイプのサーキュレーターを選びましょう。

使い方によっては電気代が上がる

サーキュレーターの使い方によっては、冷たい・温かい空気が循環しづらくなることもあります。

効率が変わらなければ、サーキュレーターの使用は電気代の増加をもたらしてしまいます。

ただサーキュレーターを導入するだけで、効果的な使い方ができなければ意味もなくなります。

逆効果に？エアコン＋サーキュレーターの併用が失敗する原因

「エアコンとサーキュレーターを併用すると効果的！」ということを知っていても、思った通りの効果を得られないこともあります。

そうした場合は、ほぼ次のようなことが原因です。

サーキュレーターの置き場所が間違っている

”サーキュレーターは置けば効果が出る”と考える方も多いですが、置き場所を間違えれば効果は感じづらいです。

冷気は下（床）・暖気は上（天井）付近に集まる性質があります。

そのため、正しい場所にサーキュレーターを設置できなければ、空気は循環しにくくなってしまいます。

すぐに効果が出るわけではない

きちんとしたサーキュレーターの使い方をすれば、暑い・寒い状況でも快適な室内空間を作る助けをしてくれます。

とはいえ、「サーキュレーターは補助してくれる機器」ということを忘れない方が良いかもしれません。

エアコンと併用して使用しても、室内がすぐに涼しい・温かいと変わるわけではないです。

エアコン＋サーキュレーターを使う際のポイント

エアコンとサーキュレーターを併用する場合には、きちんとした使い方をマスターしておく必要があります。

「ただサーキュレータを使った」だけでは、室温のムラや電気代の増加という失敗に繋がってしまうので、よく確認しておきましょう。

冷暖房時の使い分け

冷房時

冷たい空気は下に留まる性質を持っています。

そのため、冷房使用時に部屋中を均等に涼しくしたいなら、次のように使いましょう。

【エアコンの真下あたり背向きでおき、少し上向きで風を送る】

こうすることで部屋の中に空気の流れができ、床（下）に溜まった冷気が壁づたいに天井（上）に届きます。

暖房時

冷たい空気と反対に、温かい空気は天井付近に留まる性質があります。

ですので、冷房とは逆のことをすれば、室内の温度ムラを改善できます。

【エアコンの対角線上におき、少し上向きで風を送る】

こうすることで温かい空気が循環していきます。

エアコンのない部屋に循環させる場合

サーキュレーターを使うことで、エアコンのない部屋にも冷たい・温かい空気を届けられます。

【冷房時は隣の部屋に向けてサーキュレーターで風を送る】

【暖房時はエアコンのある部屋の真ん中にサーキュレーターを置き、真上に風を送る】

こうすることで比較的簡単に空気の循環が生まれます。

ロフト付きの部屋に使う場合

マンションなどで暮らしている方の中には、ロフト付きの部屋の方もいるでしょう。

ロフトのある部屋は天井が高く開放感はありますが、空気の流れが悪くなりがりです。

そのため、エアコンをつけるだけでは上と下の温度差も広がってしまいます。

そんな時もサーキュレーターを使うことで、空気の循環を行えます。

これでエアコンの冷気をロフトへと送り、ロフト側の熱は下へと送ることができます。

エアコンの定期掃除を忘れない！

サーキュレーターの併用は、エアコン効率を上げてくれるのは間違いありません。

しかし、肝心のエアコン側のパワーが落ちていてら効果は上がりづらくなってしまいます。

エアコンのフィルター掃除やクリーニングを定期的に行うことで、安定したパワーが出せるようになります。

サーキュレーター・扇風機との違い

サーキュレーターと同じような役割をする機器に、扇風機があります。

どちらもエアコンと併用することで、より効率的に室内環境を変えられる点は同じです。

サーキュレーターの特徴

空気の循環目的で作られた機器。

羽が小さく、作られた風は直線的に届いていきます。

風量や動作音が大きい機種もあるため、あまり人に直風を向けるのには適していません。

扇風機の特徴

人に直接風を当てて涼むために作られた機器。

サーキュレーターに比べ羽・サイズともに大きく、広い範囲に風を送り出すことができます。

風量調整機能がついている機種がほとんどですが、一番強い風量にしても「強風を感じる」というものではありません。

単体でも使用可能！サーキュレーター活用法

エアコンとの併用で強力な力を発揮してくれるサーキュレーター。

実は、単体としても色々な場面で使用可能です。

最後に単体でサーキュレーターを使用する場面を3つご紹介していきます。

室内を換気できる

換気で窓を開ける際、サーキュレーターを使用すれば、より効率的に部屋の空気を入れ替えられます。

換気では通常2箇所の窓を開けて行います。

その窓と窓の間にサーキュレーターを設置し、風の通り道を作るだけです。

空気清浄機や加湿器とも併用可能

空気洗浄機や加湿器といった機器ともサーキュレーターは併用できます。

空気清浄機であれば、離れた場所の空気の循環をし、きれいにしてくれる効果。

加湿器であれば、蒸気を部屋全体にいき渡せてくれる効果が期待できます。

部屋干しでも大活躍

エアコンを使用しなくても、サーキュレーター単体でも部屋干しに使用することも可能です。

乾燥時間を短縮し、生乾き臭も予防することができます。

エアコン使用時のサーキュレーターについて：まとめ

この記事では、エアコン使用時にサーキュレーターを使うメリットからポイント、単体での活用法などについて詳しく解説してきました。

エアコンとサーキュレーターを併用することは、冷暖房効率の向上や電気代の節約などたくさんのメリットをもたらしてくれます。

ただ、きちんとした使用方法を行わないと、思ったような成果が出ない点には注意が必要です。

今回ご紹介したサーキュレーターの使い方などのポイントを押さえることで、エアコン単体では得られない、より快適で効率的な空間づくりが可能になります。

また、サーキュレーターだけでも使用できるシーンも多いので、自分に合った使い方を見つけてみるのも良いでしょう！