- 配管カバーをつけるメリット・デメリット
- 配管カバーとつけた方が良い人・そうでもない人
- 配管カバーの後付けについて
エアコンの配管カバーは、室内機と室外機をつなぐ配管部分を覆い、見た目をすっきりとさせ、配管の保護や断熱効果も期待できるアイテムです。
この配管カバーは、付けている家・付けていない家があるため、「本当に必要なの?」と感じる方も少なくありません。
この記事では、エアコンの配管カバーをつけるメリットやデメリット、どんな環境に取り付けが向いているかなどについて詳しく解説していきます。
特にもうすぐエアコンの買い替えを行う方は、ぜひ最後までチェックしてください。
エアコンの配管カバーは設置必須?

エアコンの配管カバーは、付いている家・いない家があるため、取り付けを迷ってしまう方も多いです。
結論としては、配管カバーは設置が必須のものではありません。
配管カバーの設置には見栄えや保護などのメリットもありますが、費用面などのデメリットも存在します。
また、設置した方が良い状況やどちらでも大丈夫な状況もあるので、ご自身にあった選択をするのが良いでしょう。

メリットやデメリット、設置した方が良い状況などは後のど詳しくご紹介していきます!
エアコンの配管カバーを付けるメリット


エアコンの配管カバーを付けるメリットは次の3つです。
- 見栄えが良い
- 配管の劣化を防げる
- 熱交換の効率も上がる
見栄えが良い
配管カバーをつけることで見た目がすっきりし、見栄えが良くなります。
カバーをつけない場合はテープを巻くことになります。
しかし、このテープの強度はあまり高くなく、屋外では6〜7年ほどが寿命とされています。
劣化すればテープはボロボロになってしまうため、カバーであればその心配はありません。



外観や内装に見栄え良くなるのは、カバーの最大のメリットでしょう!
配管の劣化を防げる
屋外に設置される配管カバーは、日光や雨風、外部からの衝撃からも守ってくれます。
テープの場合は、雨風や日差しに対してどうしても耐久性が低くなってしまうでしょう。
配管が剥き出しになれば、故障やエアコンの寿命を短くする原因にもなります。
熱交換の効率も上がる
エアコンは室内の空気を取り込み、熱交換器を使い冷やす・温める動作をします。
そのため、配管の劣化が早まると、熱交換器の効率が悪くなる可能性があります。
熱交換の効率が悪くなることで、よりパワーが必要になり電気代も上がっていくでしょう。



配管カバーは節電対策としても有効です!
エアコンの配管カバーを付けるデメリット


メリット部分も多いエアコンの配管カバーですが、当然デメリットもあります。
特に賃貸物件に住んでいる方は、退去の際の費用が増える恐れもあるので要注意です。
- 別途費用がかかる
- ビスの痕が残る
- カバー後の日焼けをする
別途費用がかかる
配管カバーの取り付け費用は、通常のエアコンの設置費用には含まれていません。
室内機側なら7,000円以上、室外機側なら5,000円以上はかかることを想定しておきましょう。
ビスの痕が残る
配管カバーを取り付ける際には、壁側にビスの痕が残ります。
賃貸物件に住んでいる方なら、”原状回復費用”として退去時に費用の請求されることもあります。



配管カバーを設置する可能性がある場合は、事前に管理会社などに確認するのがベスト!
カバー後の日焼けをする
配管カバーをつけると、外した際に日焼けあとが残る可能性があります。
ただこれは、買い替え時や退去時にカバーをはずまではわかりません。
エアコンの配管カバーをつけた方が良い人


エアコンの配管カバーは、全ての人に向いているものとは言えません。
そこでまずは、配管カバーをつけた方が良い人の特徴を3つご紹介していきます。
- 外観をスッキリ・きれいにしたい
- 長くエアコンを使い続けたい
- エアコンが劣化しやすい環境にある
外観をスッキリ・きれいにしたい
「家の外観や室内のインテリアにこだわりたい」という方は、配管カバーをつける方が良いでしょう。
配管カバーの1番のメリットは、すっきりと見え、デザイン性を高められることです。
カバーには白や黒をはじめ、グレーやブラウンなどのいくつかの色が用意されています(業者による)。
外壁や壁紙などと合わせることで、おしゃれに見せることもできます。
長くエアコンを使い続けたい
「エアコンを買い替える」など、これからしばらくは同じエアコンを使い続ける方も配管カバーの取り付けがおすすめです。
エアコンを新しくするなら、なるべく同じ機種を使い続けたいはずです。
配管カバーの取り付けは少し厄介で、業者に頼むなら買い替え時がベスト。



自分で付ける方法もありますが、故障や破損につながるリスクもあります!
エアコンが劣化しやすい環境にある
「海沿いや直射日光に当たりやすい環境にエアコンがある」場合も、配管カバーの取り付けがおすすめです。
海風や直射日光などに当たり続けることで、通常の環境よりエアコンにダメージが溜まりやすくなります。
ダメージが蓄積すれば、配管の劣化やエアコンの寿命を短くなる原因にもなるでしょう。



エアコンを少しでも長く使いたいなら、配管カバーは付ける方が良いです!
エアコンの配管カバーをつけなくても大丈夫な人


配管カバーは全ての人がつける必要があるものではありません。
特に次のような方の場合は、つける必要はないでしょう。
- 屋内に配管用の穴がある
- エアコンの買い替え予定がある
屋内に配管用の穴がある
「室内機から配管を壁の中に隠せるようになっている」場合は、配管カバーは必要ないでしょう。
また、室内機と室外機の位置に合わせて、異なる場所に壁穴を開ける場合も配管が露出しないため、カバーは必要ありません。
エアコンの買い替え予定がある
「近々エアコンを買い替える予定がある」場合は、買い替え後まではつける必要はないでしょう。
せっかく配管カバーを取り付けても、近いうちに買い替えるならすぐに外してしまうことになります。
それをするなら新しくなったエアコンを取り付ける際に、一緒に配管カバーをつけるのがおすすめです。



5年以上同じ機種を使っているなら、カバーをつけても本体側の寿命がやってくる可能性が高いです!
エアコンの配管カバーは後付けも可能?


配管カバーのメリットを知った方の中には、「これからでもカバーは付けられるの?」と考える方もいるかもしれません。
この答えとしては、『配管カバーの後付けは難しい』と言えます。
エアコンの配管は曲がりくねっていることも多いです。
そのため、カバーをつける際に無理に曲げるなどを行うと、配管を傷つけてしまう恐れがあります。
さらに、配管テープの場合、カバーの後付けについてを考えられていません。
配管カバーを設置したい場合には、一度、エアコンを取り外してから行うのがベストです。



古いエアコンを使っているなら、買い替え時にカバーを取り付けましょう!
自分でDIYで配管カバーをつけるのは基本NG!


配管カバーの取り付けには設置費用とは別にお金がかかるため、「自分でDIYしようかな?」と考える方もいます。
しかし、配管カバーのDIYは故障などのリスクがあるので、基本的にはNGです。
配管カバーの取り付けには、配管を動かして位置を調整する過程があります。
素人が下手にやってしまうと、冷媒ガス漏れや配管の損傷などを引き起こす可能性もあるでしょう。
また、自分で取り付ける場合には、部品や器具も必要になり、業者に頼む場合とほぼ同じような費用がかかります。



手間や費用、リスクを考えるとDIYするメリットはありません!
エアコンの配管カバーについて:まとめ
この記事では、エアコンの配管カバーをつけるメリットやデメリット、どんな環境に取り付けが向いているかなどについて詳しく解説してきました。
エアコンの配管カバーの取り付けは、見た目のきれいさや配管の保護、断熱効果を発揮するために欠かせないアイテムです。
しかし、”どんなご家庭でも配管カバーの取り付けが必須”というものでもありません。
また、費用がかかるからといって、自分でDIYで取り付けるのは危険です。
買い替え時期などを見計らい、一度エアコンを取り外す際にカバーをつけるのがベストなタイミングです。
ご自身やご家庭の環境を考え、必要に応じて配管カバーを取り付けるのをつけるのをおすすめします!
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