- エアコンの黄ばみがもたらす影響
- 黄ばみが発生する原因
- エアコンの黄ばみを取る方法
買ったばかりの時は真っ白だったエアコンも、使い続けていくうちに「黄ばんできたな、、、」と感じてしまいます。
しかし、このエアコンの黄ばみは、見た目の劣化だけでなく性能や室内環境に影響を与える恐れもあります。
この記事では、エアコンが黄ばむ悪影響から原因、黄ばみを取る方法などについて詳しく解説していきます。
黄ばみの放置せずに対策を講じることで、見た目だけでなく効率よく長く使用することが可能になります。
エアコンの黄ばみがもたらす悪影響

「まあ長年使っているから・・・」とエアコンの黄ばみを放置しておくのはあまり良くありません。
- 見た目の劣化と美観の低下
- エアコン性能への影響
- 清掃やメンテナンスの必要性
エアコンの色は清潔感を感じやすい白が使われていることが多いです。
そのため、白色が黄ばむだけで「清潔感がなくなる」など、部屋全体の印象が悪くなってしまいます。
さらに黄ばみは「経年劣化やきちんとメンテナンスをしていない証拠」とも言えるかもしれません。
内部に汚れが溜まっているなら、エアコン本体の熱交換効率も低下し、冷暖房が効きづらくなっていることも予想できます。
『カビやホコリなどによる健康面』『余分な電力を消費してしまう経済面』という2つの部分でも、黄ばみが悪影響をもたらしていることになります。

定期的なフィルター・内部掃除は欠かせません!
エアコンに黄ばみが発生する主な原因


エアコンの黄ばみが景観だけでなく、性能面にも影響することはわかっていただけたでしょう。
そこで次に、黄ばみが発生する原因をご紹介していきます。
- 日光による日焼け
- エアコンの経年劣化
- タバコのヤニ
日光による日焼け
エアコンは窓の近くなどの直射日光がよく当たる場所に設置されているケースが多いです。
そのため、プラスチック部分が紫外線からの化学反応で黄色く変色していきます。
また、プラスチックには酸化防止剤も使用されているため、空気中の酸素と反応しても変色することがあります。



エアコンの黄ばみを抑えたいなら、使用外はカバー設置・カーテンの使用などがおすすめです!
エアコンの経年劣化
エアコンに使われているプラスチックは、経年劣化でも化学反応が起こり黄ばむ原因になります。
さらにプラスチックの経年劣化には、製品自体をもろくしてしまうこともおきます。
室内の空気の状況や温度、湿度によっても進み具合も違い、経年劣化は防ぐことも難しいです。



経年劣化による黄ばみが気になる方は、あらかじめ変化の気づきにくい白以外の色を選択する方法も!
タバコのヤニ
タバコを吸っている方が家にいる場合は、ヤニが影響し、エアコンが黄ばんでいることが考えられます。
さらにヤニはエアコン内部やフィルターにも蓄積し、汚れの元にもなります。
タバコはエアコンの黄ばみだけでなく、機能自体も低下させてしまいます。



可能な限り部屋は禁煙にし、それが難しいなら換気を十分に行いましょう!
解決!エアコンの黄ばみを取る方法


エアコンの黄ばみの放置は、色だけでなく機能にも影響してしまいます。
そのため、できることならなるべく早い対処が必須です。
素早く対処することで、外観を保ち、機能を落とすことも最小限に抑えられます。
- 中性洗剤を使う
- オキシクリーンを使う
- ハイターを使う
中性洗剤を使う
汚れが軽度なら、中性洗剤を使ってきれいにするのがおすすめです。
洗剤を少量水に溶かし、それをスポンジに浸し、黄ばんだ部分を軽くこすっていきます。
メラミンスポンジを使うことで、より効果的にきれいにできるはずです。
スポンジを使う際には軽くこすり、水拭きと乾拭きを行って作業は終了です。



どの方法を使う場合も、エアコンはオフにしコンセントも抜きましょう!
オキシクリーンを使う
黄ばみの原因が経年劣化や日焼けの場合なら、オキシクリーンなどの漂白剤を使う方法もあります。
オキシクリーンは酸素系の漂白剤のため、あまり人体に害のない洗剤です。
オキシクリーンを100倍ほどに薄め、メラミンスポンジを使いこすっていきます。
あまりに黄ばみがひどい場合には、お風呂場などでオキシクリーンの溶液につけてから作業を行うと効果的です。
10分ほどつけてきちんと洗い流したら、完全に乾燥させるまでエアコンに戻してはいけません。
ハイターを使う
オキシクリーンでも黄ばみが落とせない場合は、ハイターを使いましょう。
ハイターは塩素系の漂白剤です。
オキシクリーンより強力な漂白成分があるため、人体やペットにとって毒性も高いので扱いには注意が必要です。
また、洗剤に含まれる成分から火災などにつながる恐れもあるため、お風呂場などできちんと洗い流すのも必須。



水できちんとすすいで、乾燥させエアコン本体に戻しましょう!
エアコンカバーが外せないならプロに頼む


黄ばみ取りやフィルター掃除などの際には、エアコンカバーを外す必要があります。
しかし、メーカーや機種によって構造や外し方が異なるケースもあるでしょう。
その際には、無理やりはずのは絶対にNGです。
エアコンカバーとはいえ、無理に力を加えれば破損させてしまう恐れがあります。
まずは説明書などで外し方を確認し、外れないようならプロの業者に任せるのが一番です。



掃除するつもりが破損させてしまえば、修理代もかかり時間も無駄にしてしまいます!
エアコンが黄ばむのを防ぐ方法


エアコンの黄ばみの原因には経年劣化もあり、これは防ぐことはできません。
しかし、「なるべく新品の時の白さを保ちたい」のであれば、ある程度は防ぐ方法もあります。
こまめな掃除
黄ばみがひどくなる前に定期的に掃除することは、有効な予防方法です。
エアコンの前面部分を柔らかい布で拭くことで軽い汚れなら落ちます。
それで汚れが取れない場合には、きちんと電源をオフにし、コンセントを抜いてから硬く絞った布で拭いていきましょう。
フィルターや内部クリーニングも定期的に行うことで、黄ばみだけでなく室内の空気環境もきれいに保てます。



定期的なクリーニングは電気代の増加を防ぐ対策としても有効です!
エアコンのある部屋で吸わない
普段タバコを吸う方なら、エアコンのある部屋では吸わないようにしましょう。
エアコンのある部屋での喫煙は黄ばみの原因のみならず、内部へのニオイの原因にもなってしまいます。
「部屋で吸いたい、、、」という場合は、最低限換気を行いながら吸いましょう。
エアコンの黄ばみについて:まとめ
この記事では、エアコンが黄ばむ悪影響から原因、黄ばみを取る方法などについて詳しく解説してきました。
経年劣化や直射日光の影響などから、白かったエアコンも黄ばんでいくことはめずらしくありません。
エアコンの黄ばみは、ただ見た目が悪くなるだけでなく、冷暖房効率が落ちることで健康面・経済面でもデメリットも大きいです。
中性洗剤やハイターなどを使うことである程度は黄ばみを落とすことはできます。
もちろん、日常的な掃除やタバコを吸わないなどの予防策を行うことで、黄ばみの状況を抑えることも可能です。
正しい知識と対策を持ってエアコンのケアを行うことで、黄ばみから守り、快適で健康的な室内環境を維持できるでしょう!
コメント