エアコンの熱交換器は、エアコンが効率的に部屋を冷やしたり暖めたりするために重要なパーツの一つです。
しかし、使用していくうちにカビやホコリなどの汚れが蓄積し、エアコンの性能を低下させる原因になることがあります。
その結果、冷暖房の効きが悪くなり、電気代が上がるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
熱交換器のようなエアコン内部の部品を掃除しようと思っても、素人では危険なため、プロによるエアコンクリーニングが必要になります。
この記事では、エアコンの熱交換器の役割やクリーニングするメリット、日常的なメンテナンスのポイントについて詳しく解説していきます。
エアコンの熱交換器はどんな部品
「アルミフィン」とも呼ばれる熱交換器は、エアコンの本体カバー・フィルターを外すと見えるアルミ板の部分のことです。
このアルミの板に空気が触れることで冷却または加熱する役割を持っています。
この板は空気に触れる部分を増やすため、表面は凹凸状になっていて、室内機・室外機の両方に設置されています。
エアコンの熱交換器は汚れやホコリが溜まりやすい
エアコンは空気を取り込んで冷風・温風を出すため、内部にホコリやカビが溜まり汚れやすくなってしまいます。
特に熱交換器はアルミ板が凹凸になっているので、よりホコリが溜まりやすく、定期的なエアコンクリーニングが必須になります。
また、夏に冷房を使用するとエアコン内部には結露が発生し、湿度も上がるため、カビが増殖しやすい環境になることも、クリーニングが必要な理由です。
熱交換器をエアコンクリーニングできれいにする4つのメリット
熱交換器は自分で掃除するのは難しいため、プロの業者によるエアコンクリーニングが必要です。
しかし、プロの業者の熱交換器をきれいにしてもらうメリットはたくさんあります。
メリット1:エアコンの効きが良くなる
冒頭でもご紹介した通り、熱交換器に汚れが溜まっていると冷房・暖房の効きが悪くなります。
その点、プロによってきちんと内部清掃されれば、風量や風速が回復し、エアコンの効きが良くなるのでより快適な空間を手に入れられます。
メリット2:内部のカビや菌などを除去できる
エアコン内部にはカビや菌などが繁殖しています。
エアコンクリーニングを行えば除去され、きれいな空気を送り出してくれます。
内部の汚れが落ちれば、エアコンからの気になる臭いにおいもスッキリと落とせます。
メリット3:電気代を抑えられる
クリーニングによって汚れが落ち冷暖房の効きが良くなれば、エアコンの稼働率も上がり電気代を抑えられます。
メリット4:エアコンの寿命が長くなる
ホコリや汚れなどの負担がなくなると故障などのリスクも減るため、結果的にエアコンの寿命も伸びていきます。
エアコンの熱交換器のクリーニングはプロに任せるのが一番
熱交換器の掃除はプロのクリーニング業者に任せましょう。
量販店などには市販のエアコン洗浄スプレーも売っていますが、このスプレーを使ってもあまり汚れを落とせず、それどころかリスクが高くなります。
内部の汚れやカビを完全に除去するのが難しい
熱交換器やエアコン内部をきれいにするには、高圧洗浄機や専門の洗剤などが必要になります。
そのため、プロの業者に任せるのがベストです。
市販の洗浄スプレーを使っても汚れを落としきれないことがほとんどです。
熱交換器は変形しやすい
熱交換器は「アルミフィン」とも呼ばれますが、この部品は少しの力でも変形しやすいのが特徴です。
経験のない素人が掃除を行えば、変形や破損させてしまう可能性も高いので、プロに任せるのが安心です。
故障・火災などのリスクがある
市販の洗浄スプレーでエアコン掃除をした際に怖いのが、故障や火災です。
エアコン内部には水をかけてはいけない箇所もあるため、誤ってかけてしまえばトラブルの心配が出てきます。
熱交換器だけでなくフィルターや本体周りの拭き掃除以外は、プロのクリーニング業者に任せるのがおすすめ!
エアコンクリーニングの頻度と日常的なメンテナンス
熱交換器だけでなく、エアコンには定期的なクリーニングが必要です。
最後に、エアコンクリーニングの頻度や自分でもできる日常的なメンテナンスについてご紹介します。
クリーニングの適切な頻度
エアコンクリーニングの目安は1年に1回程度とされています。
- 1年中エアコンを使っている
- ほとんど使ってない
- 家族に小さい子供や高齢者がいる
- アレルギー持ちの家族がいる
- ペットと住んでいる
など、使用状況や家庭環境に合わせて1年に2回など、細い調整をすると良いでしょう。
日常でできるメンテナンスのポイント
誰でも普段からできるメンテナンスとしてはフィルター掃除があります。
フィルターをこまめに清掃することで、熱交換器にホコリがたまりにくくなります。
目安としては2週に1回程度、フィルターの掃除を心がけましょう。
お掃除機能付きのエアコンを使用しているなら、ダストボックスのゴミも定期的に捨てるようにしましょう!
汚れを防ぐための予防策
フィルター掃除以外にも少し使い方を気をつけるだけで、汚れやカビが増えるのを抑えられます。
- 冷房後の送風運転(1時間ほど)
- こまめな換気
こうしたことに気をつけると、エアコン内部のカビの増殖やホコリの蓄積を減らすことができます。
内部クリーン機能があるエアコンなら、送風運転でなくても構いません。
エアコンの熱交換器の掃除について:まとめ
この記事では、エアコンの熱交換器の役割やクリーニングするメリット、日常的なメンテナンスのポイントについて詳しく解説してきました。
熱交換器の掃除は、エアコンの効率を保ち、快適な空気環境を維持するために非常に重要です。
熱交換器が汚れると冷暖房の効果が弱まり、エネルギーの消費も増え、結果的に電気代も上昇します。
また、カビやホコリなどの汚れが蓄積すると、室内の空気にも悪影響を及ぼし、健康リスクを高める原因にもなります。
ただ、熱交換器のようなエアコン内部の汚れは自分ではなく、プロのクリーニング業者に依頼するのがベストです。
定期的な掃除と必要に応じたプロの清掃サービスの活用を通じて、エアコンの寿命を延ばし、快適で健康的な室内環境を守ることができるでしょう!
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