- エアコンを使った部屋干しのメリット
- エアコンを使った部屋干しの方法
- 洗濯物を干す際の注意点
梅雨の時期や寒い冬、花粉の多い季節など、外に洗濯物を干せないときに便利なのが”部屋干し”です。
しかし、部屋干しは乾きにくく、場合によっては嫌なニオイが発生する・残ることもあります。
そんな時に便利なのが、どこのお宅にもあるエアコンを使った部屋干し方法です。
そこでこの記事では、エアコンを使って洗濯物の干すメリットから方法、注意点などについて詳しく解説していきます。
エアコンを上手に使うことで、洗濯物を効率的に乾かし、ニオイの発生を防ぐことができます。
私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています!
洗濯物の部屋干しが乾きにくい理由

花粉や雨の時期には部屋干しをする方も多いですが、「なかなか乾かない、、、」という不満を持つ方も少なくありません。
その理由として一番に挙げられるのが、『部屋干しで室内の湿度までが上がる』ためです。
空気中の水分量が増えば、当然洗濯物の水分も行き場がなくなり、乾きにくくなります。
そして、室内に湿度が溜まれば、部屋にカビやダニなどが発生しやすくなってしまいます。

悪臭を発生させないためにも、空気の循環は大切です!
おすすめ!エアコンを使った部屋干しのメリット


乾きづらさや臭いの残りなど、デメリットも多い部屋干し。
しかし、部屋干しの際には、エアコンを効率的に使うことできちんと乾かすことができます。
エアコンを使った部屋干しのメリットは次のとおりです。
- 乾くスピードが速い
- 嫌なニオイも防げる
- 天候に左右されずに乾かせる
- しわにもなりにくい
エアコンを使った部屋干しは、通常に比べ乾くまでの時間を大幅に減らすことが可能になります。
しかも、外干しに比べ、花粉や天候の影響を受けないだけでなく、洗濯物への風の影響も抑えられます。



結果として、洗濯物への嫌な臭いやシワも抑えることができます!
エアコンを使った洗濯物の干す方法


洗濯物を干す際にエアコンを使うメリットがわかったところで、次に具体的な方法についてご紹介していきます。
- 除湿(ドライ)機能を使う
- 冬は暖房を使う(扇風機などの併用も)
- エアコンの直風を当てる
- 扇風機やサーキュレーターと併用する
除湿(ドライ)機能を使う
室内で洗濯物を干す際にエアコンを使うなら、除湿(ドライ)機能を使いましょう。
除湿機能を使って室内の水分を減らすことで、洗濯物が乾きやすくなります。
除湿には弱冷房除湿・再熱除湿の2種類があります。
【梅雨や夏であれば弱冷房除湿】【冬なら再熱除湿】がおすすめです。
ただし、再熱除湿は空気を温める機能もあるため、弱冷房除湿より電気代がかかってしまいます。



エアコンの機種によっては、「衣類乾燥機能」がついていることも!
冬は暖房を使う(扇風機などの併用も)
部屋干しを行うのが冬なら、暖房を使うのも良いでしょう。
再熱除湿という方法もありますが、除湿を使うことで室内が寒くなるケースがあります。
暖房を使うことで室内は暖かくなりますが、湿度自体に変化はなく、乾きづらくなることもあるでしょう。
そこで扇風機やサーキュレーターなどと併用することで、より効果的に洗濯物を乾かせます。



意図的に空気の流れを作り、湿度を下げるのがポイントです!
エアコンの直風を当てる
エアコンを使って洗濯物を乾かす際には、できるだけ直風を当てるのがおすすめです。
その際もエアコンの風向きと干す位置、隙間を空けるなども大切です。
扇風機やサーキュレーターと併用する
暖房の部分でも少し触れましたが、扇風機やサーキュレーターなどを併用することで効率がアップします。
エアコンの向かい側から洗濯物へ風を当てるようにすると効果も高まります。
「早めに部屋干しを終わらせたい」なら、扇風機などは強い味方になってくれます。
短時間で終わらせるエアコンを使った洗濯物の干し方


洗濯物を干す際にエアコンを使う場合、少しのコツを押さえるだけでより効果を高められます。
洗濯を早く終わらせ、次の仕事へと移るためには、3つポイントを押さえておきましょう。
- 洗濯物の間隔をきちんと空ける
- 風の当たる面積も広くする
- 厚い服は並べない
洗濯物の間隔をきちんと空ける
洗濯物の隙間を空けることで、空気がより通りやすくなり、乾燥時間が短くできます。
反対に間隔が狭過ぎれば、湿度もこもりうまく乾燥してくれません。
風の当たる面積も広くする
洗濯物の風を当たる面積を広くすることで、水分が蒸発しやすくなります。
例えば、タオルやハンカチなどは2つ折りにするのはやめ、端だけを固定すると良いでしょう。
厚い服は並べない
厚手の服はなるべく部屋干しは避けた方が良いです。
厚手の服は中にある水分量も多く、通常の干し方ではなかなか乾きません。
そのため、厚手の洗濯物は隣に干す物の乾きにも影響してしまいます。



どうしても厚手の洗濯物を干す場合には、その両隣は乾きやすいものを選びましょう!
洗濯物をエアコンを使って干す時の注意点


エアコンを使った部屋干しをする場合には、注意点も存在します。
次のようなポイントに注意しないと、洗濯物だけでなく、日常生活にも悪影響が出てしまう恐れがあります。
- 定期的なエアコン掃除は必須
- 洗濯物の量は増やしすぎない
- 部屋干し後には換気もする
定期的なエアコン掃除は必須
洗濯物をエアコンを使って干すなら、定期的なクリーニングは必須です。
エアコンは室内の空気を取り込み、風を送る仕組みになっています。
エアコン内部にカビやホコリがあるのを放置しておけば、汚れた風は洗濯物に当たってしまいます。
「洗濯物が臭う、、、」という原因にもなるので、定期的なエアコンクリーニングは大切です。



フィルター掃除は2週に1回・内部掃除は1年に1回程度が目安です!
洗濯物の量は増やしすぎない
一度に干す洗濯物の量もきちんと考えましょう。
外に出せないからといって、同じ量を室内に干してしまえば、湿度も上がり乾きがさらに悪くなってしまいます。
エアコンを使って効率的に部屋干しできるといっても、限度もあります。
部屋干し後には換気もする
部屋干しをするなら、換気をすることも忘れてはいけません。
室内に湿気が多ければ、カビが発生しやすくなってしまいます。
エアコン内部が汚れるのを早める原因にもなるので、定期的な換気は重要です。



部屋干しが終わったら換気し、扇風機などを併用すると効果的です!
部屋干しする際の洗剤選びのコツ


エアコンを使う場合でも、部屋干しをするなら洗剤選びにも気をつけましょう。
- 洗浄力の高い
- 除菌や消臭効果のある
こうした洗剤が特におすすめです。
エアコンを使っても、天日干しに比べればカビや雑菌は増殖しやすくなります。
その点、洗浄力の強い洗剤ならカビや雑菌などの餌になる汚れは落ちやすいです。
また、天日干しでは殺菌効果も期待できます。
部屋干しの場合には殺菌効果はないため、除菌や消臭効果のある洗剤を使うことで臭いもつきにくくなります。



袖や襟の黒ずみや汚れにも対応できる点もメリットです!
エアコンを使った洗濯物の干し方について:まとめ
この記事では、エアコンを使って洗濯物の干すメリットから方法、注意点などについて詳しく解説してきました。
梅雨や花粉の時期などは、外に洗濯物を干すことが難しいケースも多いです。
そんな時は、エアコンを活用すれば、天候や外の状況を気にせずに洗濯物を干すことができます。
ただ、効果的に乾かすためには「干し方の工夫」や「適切なエアコン設定」などが重要になってきます。
さらに、扇風機やサーキュレーターを併用することで、より短時間で効果的に洗濯物を乾燥させることができるようになるでしょう!
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