- エアコンのコンセントのベスト位置は横
- コンセント位置を天井するデメリット
- コンセント位置に関するトラブルと対処法
エアコンは現代の室内環境には欠かせない家電ですが、コンセントの位置で不便を感じている方も少なくありません。
「コンセントの位置がエアコンの横だとカーテンレールと干渉する」
「コンセントを天井に設置できるの?」
「できれば目線に入らない位置に設置したい」
など、人・家によって、いろいろな考え方があるでしょう。
特に新築を建てる計画を立てている方なら、将来のためにもきちんとした場所に設置することが大切です。
この記事では、エアコンのコンセントの位置についてのメリット・デメリットなどについて詳しく解説していきます。
コンセントの位置は、エアコンの安定した動作や安全性にも影響が出るものなので、ぜひ最後までチェックしてください。
エアコンのコンセントの一般的な考え方

コンセント位置についてご紹介する前に、まずはエアコンのコンセントについて軽くご説明します。
- 専用のコンセントが必要
- 室内機の近くに配置される理由
- 室外機との電源供給の違い
専用のコンセントが必要
エアコン用のコンセントは通常のものとは違い、特殊な形をしています。
これは、エアコンは必要な電圧が高いため、「通常のコンセントに差し込んでしまうとパワー不足になってしまう」ためです。
パワー不足の場合、エアコンの故障や家にある他の電化製品へのトラブルが起こる可能性が出てしまいます。
エアコンのプラグは、ボルト・アンペア数によって形も違います。

新しいエアコンを購入する際には、プラグとコンセントの形よく確認しましょう!
室内機の近くに配置される理由
エアコンのコンセントは、基本的に室内機のすぐ近くに設置されます。
これは、室内機の近くに設置することで、「電力供給が安定化しやすい」「操作パネルとリモコンの連携やしやすい」などがあります。
また、点検やクリーニング時にも室内機とコンセントが近い方がメリットが大きいです。
室外機との電源供給の違い
室外機は屋外に設置されるため、電源供給の方式や設置場所が異なる場合もあります。
室外機は風雨や直射日光にさらされるため、防水対策や耐候性の高いコンセントが用いられることが一般的です。
室外機の機能を落とさないためにも、ひと工夫あると良いでしょう。



「周辺にものを置かない・遮熱シートをする」などが効果的!
エアコンのコンセントのベスト位置は横!


結論から言って、「エアコンのコンセント位置でベストなのは室内機の横」です。
コンセント位置がエアコンの横が良い理由は次の2つです。
- スッキリと見える
- 買い替え時も対応しやすい
スッキリと見える
エアコンの横にコンセントを設置すれば、スッキリと見えます。
反対にコンセント位置が少し離れていれば配線が垂れ下がり、「なんかカッコ悪い」と感じてしまうはずです。
コンセント位置は、エアコンの左右どちらでも可能なので、室内にあった状況を選びましょう。
買い替え時も対応しやすい
エアコンはメーカーや機種によって高さや奥行きなどは違います。
しかし、横幅についてはそこまで変わらないため、将来的な買い替えを考えた上でも横位置にはメリットがあります。
もちろん、畳数によっては横幅にもサイズの違いがあり、すぐ横に壁やカーテンなどがあれば、選ぶ機種によっては入らないことも考えられます。



次の部分では天井にコンセントがあるメリット・デメリットをご紹介します!
エアコンのコンセント位置を天井にするデメリット


エアコンのコンセントを天井につけるのはNGと言えます。
というのも、天井にコンセントをつけるのはデメリットが多いからです。
- ホコリが溜まりやすく危険
- 雨漏りでも危険
- 抜き差しもしづらい
- 買い替え時に問題が起きることも・・・
ホコリが溜まりやすく危険
エアコンは室内の空気を吸い込み、温かい・冷たい風を送り出します。
ところが吸い込み口はエアコン上部にあるため、天井にコンセントがあるとホコリが溜まりやすくなってしまいます。
コンセントにホコリが溜まればトラッキング現象の原因となり、最悪の場合、火災が起こってしまいます。
コンセントがエアコンの上にあれば、頻繁に様子を確認するのも難しく、ホコリの溜まりにも気付きづらいです。



エアコンのコンセントは通常より重く、経年劣化で差し込み口が緩む可能性も!
雨漏りでも危険
新築なら問題ないかもしれませんが、築年数が増えていくことで雨漏りトラブルも予想できます。
天井にコンセントがあれば、雨漏りで漏電するリスクもあり、それがきっかけで火事へとつながるかもしれません。
もし、現在天井にエアコンのコンセントがある場合は、天井周りの防水対策を見直すのがおすすめです。
抜き差しもしづらい
天井にコンセントがあれば、抜き差しもしづらくなります。
「エアコンのコンセントの抜き差しなんて頻繁にしないでしょ、、、」と感じる方もいるでしょう。
- フィルター掃除
- エアコンクリーニング
- 節電対策
- コンセントのホコリ取り
- 故障の疑いがある場合の再起動 など
意外とエアコンのコンセントを抜く機会はあります。



脚立などに乗ってプラグを外すなら、落下時の怪我も心配です!
買い替え時に問題が起きることも・・・
【コンセントのベスト位置は横!】の部分でも少しご紹介しましたが、天井にコンセントがあると買い替え時に問題が出ることがあります。
エアコンのサイズは機能が増える影響などから、年々大型化しています。
横のサイズはメーカー・機種に関わらずほとんど変わりませんが、奥行きや高さは変わってきます。



天井へのコンセント設置はおしゃれかもしれませんが、数年後に後悔するかも!
エアコンのコンセント位置を天井にするメリット


基本NGの天井へのエアコンコンセントの設置ですが、メリットもゼロではありません。
- コードがスッキリする
- カーテンなどの家具と干渉しない
天井にコンセントがあることで、下から配線が見えづらくなるため、部屋がスッキリとした印象になります。
また、エアコン横には窓が付けられているケースも多く、カーテンも設置されているはずです。
そうすると「コンセントとカーテンレールとぶつかってしまう」という状況も起こります。
天井にコンセントがあれば、家具などと干渉することもなくなり、レイアウトの選択肢も増えます。
エアコンのコンセント位置に関するトラブルと対処法


エアコンのコンセント位置に関するトラブルにあう方も少なくありません。
そこで、よくあるトラブルとその対処法についてご紹介していきます。
- コンセントが遠すぎる場合と解決策
- 誤設置によるトラブルと対応
- プロに意見を求めるタイミングは?
コンセントが遠すぎる場合と解決策
エアコンからコンセントまでの距離が長いと、「電源ケーブルが引っ張られて断線のリスクが高まる」「見た目にも良くない」ということがあります。
こうした場合には、工事を含めたプロへの相談がベストです。
「延長コードを使えばいいんじゃ、、、」と考える方もいますが危険です。



エアコンに延長コードを使うのはNGです!
誤設置によるトラブルと対応
「室内機とコンセントまでに距離がある」などの設置場所が不適切だと、エアコンの動作が不安定になったり、電源が不十分になる可能性があります。
この場合も、素人が勝手に判断するのは危険なため、専門家に点検を依頼し、適切な場所に再設置することも考えましょう。
プロに意見を求めるタイミングは?
基本的には、自分での判断が難しいなら、なるべく早い段階でプロに相談するのが良いでしょう。
放置することでトラブルにあう可能性も高くしてしまいますし、プロに任せることでスピード感を持って対応してもらえます。



コンセントの設置場所や電流・電圧に関する問題を素人考えするのは危険です!
新築なら外構にも注意が必要!


エアコンは室内機だけでなく、室外機の設置場所にも注意が必要です。
特に新築を建てる方の場合、コンセントの設置場所については考えても、室外機を置く場所にまで気が回らないケースも少なくないです。
室外機は一度設置してしまうと、移動が難しくなることもあります。



外構業者の探し方は、「住宅メーカーに頼む」「自分で探す」「ホームセンターで聞いてみる」などがあります!
エアコンのコンセントの位置について:まとめ
この記事では、エアコンのコンセントの位置についてのメリット・デメリットなどについて詳しく解説してきました。
エアコンのコンセントの位置は、安定した動作や安全性に直結する重要なポイントです。
適切な位置に設置されていれば、電源供給の安定性が保たれ、操作性やメンテナンスの面でも大きなメリットがあります。
一方で見た目だけを優先して設置してしまうと、日々のメンテや買い替え時などで大きなリスクを背負うことになるかもしれません。
エアコンのコンセント位置でトラブルが発生した際には、速やかに専門家に相談し、解決策を講じることが大切です。
日常のメンテナンスを通じて、長期的に安全かつ効率的にエアコンを利用していきましょう!
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