- エアコンを使っても外から花粉がこない理由
- 花粉以外のエアコン使用時のくしゃみ・鼻水の原因
- 室内での花粉対策
「エアコンを使うとくしゃみや鼻水が出る」という経験をしたことがある方も少なくないでしょう。
特に花粉のシーズンになると、”エアコンは外から花粉を持ってくる”なんてことを言われることもあります。
室内の花粉を放置することは、目の痒みやくしゃみ、鼻水などの原因になり、睡眠を妨げる状況なら仕事や勉強などにも影響してしまいます。
しかし、実際にはエアコンが外から花粉を取り込むことはありません(一部の機種を除く)。
そこでこの記事では、エアコンから花粉が入ってこない理由や室内での花粉対策などについて詳しく解説していきます。
花粉の季節が始まる前に、きちんとしたエアコンの使い方を知っておきましょう。
エアコン使用時に外から花粉は入ってこない!

冒頭でもご紹介したように、エアコンを使っても外から花粉を取り込むことはありません。
基本的にエアコンは、室内の空気を取り込んで内部で温度調整し、それを室内に放出するだけです。
エアコンには室内機と室外機が存在するために、”エアコンは外からの花粉を部屋に入れる”と勘違いされているのでしょう。
ただ、エアコンの機種によっては、一部に換気機能のついた種類も存在します。
こうした換気機能付きエアコンなら、花粉が室内に入り込む可能性はあります。
外から空気を取り込むエアコンは少なく、そうした機種を選ぶ場合でも空気清浄機能・吸気フィルターを搭載されているものなら花粉の心配もありません。

エアコンを選ぶ際は、換気機能や花粉の除去機能の有無も確認しましょう!
室内に花粉が混じればエアコンに吸い込まれる


エアコンを使っても、基本的には花粉は外から室内に吸い込まれることはありません。
しかし、室内に花粉が存在すれば【空気中に舞い→エアコンが吸収→室内に放出】ということもおきます。
室内に花粉が入る状況としては、「服や洗濯物にくっ付いてくる」「換気時に入ってくる」ことが多いです。
室外機から吸い込まれて室内に花粉は来ませんが、エアコンのフィルターや内部のクリーニングは定期的に行うのがおすすめです。



もちろん「帰宅時に衣服をはたく」「洗濯物もはたいてから取り込む」なども重要です!
花粉以外にも!エアコン使用時にくしゃみ・鼻水が出る原因


「エアコンを使ったら、くしゃみや鼻水が出る」という場合は、花粉が原因だけとも限りません。
掃除をしていないエアコン内部には、ホコリやカビ、ダニなども溜まっています。
そうしたものがエアコンを起動することで室内にばら撒かれれば、くしゃみや鼻水といったアレルギー症状の原因になります。
特に小さいお子さんや高齢者、疾患持ちの方がいる場合には、症状の悪化やアレルギーの発症するリスクも上がってしまいます。



定期的なフィルター掃除やエアコンクリーニングは、健康のためにも欠かせません!
花粉を防ぎエアコンを安心して使うには掃除が必須


エアコンをつたって外から花粉が持ち込まれることはありませんが、室内の花粉から身を守るにはエアコンの使い方を工夫する必要はあります。
そこで一番大切なのが、フィルター掃除やエアコンクリーニングです。
特にフィルターは空気中の花粉やほこりなどがつきやすいため、2週間に1度は掃除するのがベストです。
手順としては、【フィルターを外す→外側の面を掃除機で吸い取る→洗面所などで裏面からブラシで水洗い→乾燥させる→本体に戻す】
フィルターはよく乾かしてから戻さないと、カビや故障などの原因になります。



エアコン用のフィルターシートを併用するのも、内部の花粉・汚れ防止になります!
室内のエアコン以外の花粉への対策


エアコンのフィルター掃除や内部クリーニングは室内の花粉対策として有効です。
しかし、これ以外にも室内の花粉対策は存在します。
これからご紹介する4つの対策はどれも簡単なものなので、ぜひ参考にしてみてください。
- 洗濯物の部屋干し
- 花粉を払ってから部屋に入る
- 空気清浄機を使う
- 換気は花粉が少ない時間に
洗濯物の部屋干し
濡れた洗濯物にはたくさんの花粉がついてしまいます。
そこで、花粉の時期は部屋干しすることをおすすめします。
確かに外干しをしてもきちんと花粉をはたければ、室内の花粉は減らせます。
しかし、室内や窓周辺ではたけば、そのまま中に花粉が入ることも予想できます。



花粉が気になるけど外干ししたい場合には、午前10時くらいまでがベストです!
花粉を払ってから部屋に入る
仕事や学校などから帰宅した際には、家に入る前に花粉を払うのが良いでしょう。
花粉は服以外にも、髪やバックなどにも付着します。
そのため、玄関に入る前に持って出たものの花粉を落とすのがベスト。
コートやバックなどよく持ち出すものは玄関周辺に置いておくのもおすすめです。



家に着いたら手洗いやうがいをすることも大切です!
空気清浄機を使う
室内の花粉を減らすには、空気清浄機も有効です。
さらに効果をあげたい方は加湿器との併用も考えてみましょう。
花粉症などのアレルギーは室内が乾燥状態だと、より不快感を増してしまいます。
また、空気中の花粉を撒き散らかさないためにも、ある程度の湿度は重要になってきます。
換気は花粉が少ない時間に
空気清浄機などを使わない方は、定期的な換気を行っている方も多いでしょう。
換気を行うなら午前10時まで、午後は15時以降に行うのがおすすめです。
日中に花粉が最も飛散するのは午前11〜午後14時までの間とされています。
そのため、可能なら早朝や深夜に換気を行い、日に何度かする場合ならピーク時を避けるようにしましょう。



雨の日はそもそも飛散量も少ないので、雨のタイミングを狙うのもあり!
エアコン使用時の花粉について:まとめ
この記事では、エアコンから花粉が入ってこない理由や室内での花粉対策などについて詳しく解説してきました。
エアコンを使っていても、外から花粉が取り込まれることはありません。
エアコンを使用してアレルギー症状が出る場合は、服や洗濯物などを介して室内に運ばれた花粉が原因になっている可能性が高いです。
また、そのアレルギー症状の原因が花粉とも限らず、エアコン内部のホコリやカビから来ていることもあります。
花粉やその他のアレルギー物質などを防ぐには、エアコンのフィルターや内部の定期的な掃除が必須です。
また、室内に花粉を持ち込まない対策や空気清浄機の使用などでも花粉対策として効果を発揮してくれます。
日頃からのメンテナンスと適切な対策を心がけ、花粉シーズンも安心して過ごせる空間作りを実現しましょう!
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