電池交換だけじゃない！エアコンのリモコン不具合を解消する方法とクリーニングの勧め！

”いきなりエアコンのリモコンが効かなくなる”という事態は、季節に関係なく誰もが直面する可能性があります。

エアコンのリモコンが急に反応しなくなると、「本体が故障した？」と不安になりますよね。

ただし、リモコンが効かなくな理由は、リモコンの故障以外にもいくつかの原因が考えられます。

この記事では、エアコンのリモコンが効かない原因や確認方法、その状況への対処法などについて詳しく解説していきます。

正しい知識を持つことで、突然のトラブルにも冷静に対処できるようになるでしょう。

私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています！

エアコンのリモコンが効かない原因

エアコンのリモコンが効かなくなる背景には、リモコンの故障や不具合からエアコン側の問題など、さまざまな理由が考えられます。

まずはエアコンのリモコンが効かなくなる原因をご紹介していきます。

電池切れ・接触不良

リモコンの電池が消耗すれば、安定して信号を発信できなくなります。

特にエアコンのリモコンは常に液晶に文字を表示しているため、電池の消耗も他の家電リモコンとは少し違います。

まずは新しい電池と交換し、金具部分を綿棒などで軽く清掃してみましょう。

赤外線信号の遮断

リモコンから飛ぶ赤外線が本体の受光部まで届いていなければ、リモコンは効きません。

「エアコンの受光部にホコリが積もる」「家具などの障害物が邪魔している」ケースは意外に多いです。

フィルターなどの定期的な掃除と同時に、受光部は柔らかい布で優しく拭き取り、リモコンと本体の間には物を置かないようにしましょう。

これを習慣づけるだけでトラブルの再発を防げます。

本体側の受光ユニット故障

”リモコンが効かない原因が本体側にある”こともあります。

内部の赤外線受光センサーや基板が故障すると、リモコン信号を受け取れなくなります。

自己診断では基板異常まで確認できないため、メーカーの修理もしくは専門業者への点検依頼が必要です。

保証期間内であれば無償対応を受けられる場合もあるので、購入時の保証書は必ず手元に持っておきましょう。

設定リセットの必要性

誤操作や停電などでエアコン本体の設定が狂うと、リモコン操作が無効になってしまうことがあります。

リモコンの裏面や本体側のリセットボタンを長押しし、工場出荷時の状態に戻してみましょう。

設定リセット後は再度タイマーや温度設定をやり直す必要がありますが、多くの不具合が一発で解消するケースもあります。

赤外線距離・角度の問題

リモコンは近距離・直線上が最も安定して動作します。

遠く離れすぎたり、本体に対して斜めの角度で操作すると反応が鈍くなることがあります。

リビングなどの広い部屋では、できるだけ本体に向かって3～5m以内、正面から操作するよう心がけましょう。

エアコンのリモコンが効かない場合の確認方法

リモコンが効かない場合の確認方法は次のとおりです。

電池の入れ替え

まず最初は、電池を取り替え、リモコン・エアコンが動くのかを確認します。

電圧テスターを持っているなら、電池の電圧を直接測定します。

1.5V以下に落ちている場合は新しい電池へ交換しましょう。

電池交換後に、リモコンの運転切り替えや温度設定などのボタンを押しても反応がないなら、リモコン自体に問題があることになります。

リモコンの動作テスト

その他にも、「原因がリモコン側or本体側にあるのか？」を確認する方法があります。

スマホのカメラで確認する

リモコンからは赤外線が出ているため、スマホのカメラ機能を使うことで異常を発見できることもあります。

スマホのインカメラでリモコン先端を向け、操作ボタンを押します。

カメラ画面にピンク色などの点滅が見えれば、リモコンが正常に動作している証拠です。

反対に点滅しない場合は、リモコン側の赤外線 LED に問題があると考えられます。

スマホの機種やフロントカメラでは赤外線が映らないことも。

AMラジオで確認する

リモコンの赤外線はAMラジオを使っても確認できます。

ラジオに向かってエアコンの運転ボタンを押します。

そこで「ブブッ」という音がでれば、リモコンが赤外線を送信できていることになります。

反対に何も音が出なければ、リモコンが故障している可能性があります。

この方法でもリモコンに問題がなくてもラジオから音が出ないケースもある。

汎用リモコンによる動作テスト

家電量販店やネットなどで購入できる汎用リモコンを使い、「本体が操作できるか？」を試す方法もあります。

動作すれば本体側は正常、純正リモコンのみ故障していることが確定します。

ただ、汎用リモコンでも一部機能が使えない場合は、きちんと判断できないことも。

エアコン本体の確認手順

リモコンではなく、エアコン本体に問題があるケースもあります。

エアコンの本体にはパネルがあり、そこを開くと「応急運転ボタン（スイッチ）」というものがあります。

このボタン（スイッチ）を押すことで、エアコンが作動すれば、リモコンの故障が疑われます。

逆に本体側のボタンを押しても動かないなら、それはエアコン側に問題がある証拠とも言えます。

他のリモコンやアプリを使ってみる

自宅に互換性のあるリモコンがあるなら、それを使って確かめる方法もあります。

また、最近はスマホのアプリでもエアコンのリモコンとして使えるものもあります。

他のリモコンやアプリからでも操作できないなら、エアコン本体の問題の可能性が出てきます。

エアコンクリーニング前のホコリチェック

吹き出し口やフィルター周辺に溜まったホコリが、リモコン信号の通り道を塞いでいることもあります。

フィルター掃除で目詰まりを取り除き、送風運転でテストを行います。

これだけで改善するケースも少なくないため、まずは簡単な清掃から始めると安心です。

接近操作テスト

リモコンを本体の真正面、できるだけ近づけて操作してみましょう。

遠距離や斜めからでは反応しにくかった場合でも、至近距離なら動作するケースがあります。

これで反応があれば、本体の受光感度が低下している可能性が高いです。

エアコンのリモコンが効かない時の対処法

エアコンのリモコンが効かなくても、【それが＝故障】とは限りません。

次の7つの対処法を試すことで、以前のようにリモコンを問題なく使えるようになることもあります。

新しい電池へと交換する

夏や冬の始めなどの、季節の変わり目はエアコンを使っていない状況のこともあるでしょう。

そうすると知らない間にリモコンの電池が減ってしまっていることもめずらしくありません。

「リモコンがおかしい」と感じたら、まずは新しい電池に換え使用してみましょう。

リモコン内部のクリーニング

ボタン周りやケース内にホコリが溜まると、接点不良を起こすことがあります。

分解できるモデルなら、ドライバーでカバーを外し、綿棒やエアダスターで汚れを除去するのもありです。

清掃後は必ず乾燥させ、元通りに組み立ててから動作確認を行います。

リセットボタンを押す

リモコンを一度リセットすることで、復活することがあります。

リセット方法はメーカーや機種によっても違うため、よく確認してから行いましょう。

エアコン受信部の清掃や点検

リモコンの反応不良が内部のホコリやカビによる、電子部品の汚れに起因している場合もあります。

プロのクリーニング業者に依頼することで、内部ファン・基板周りを含めた徹底洗浄が受けられます。

作業前には、料金体系や保証内容を必ず確認し、複数者の見積もりを比べることで初めての依頼でも安心できます。

メーカーサポートへの修理依頼

リモコンの破損や基板故障が疑われる場合は、自分で手を加えずにメーカーなどのプロに相談しましょう。

本体の保証期間内であれば、無償もしくは低額での修理・交換対応が受けられる可能性があります。

修理見積もりなどについては、まずはカスタマーセンターに症状を伝えてみてください。

純正リモコンへの交換

セルフクリーニングや電池交換などで復活しない場合は、純正品のリモコンの交換が最も確実です。

型番をメーカーサイトや取扱説明書で確認し、本体にあったリモコンを発注してください。

交換作業は差し替えるだけなので簡単ですが、製造から10年ほど経った古い機種は在庫がない可能性も考えられす。

汎用リモコンの導入

コストを抑えたい場合や複数台の機種を一括管理したい場合などなら、汎用リモコンも便利です。

ただ、こうした汎用リモコンは「全機能に対応していない」ものもあるため、購入前に対応リストと機能一覧をよく確認しましょう。

エアコンの純正リモコンを使うメリット

リモコン側に問題があるとわかったら、純正・汎用リモコンを買うことになります。

純正リモコンには、安心・安全に長く使えるなどのメリットがあります。

完全な機能互換性がある

純正リモコンは、メーカーが設計した通りの全機能に対応しています。

タイマーや風量調整、特殊なモードなど、細かな機能も正確に操作できます。

互換性の心配がないため、「使い勝手は純正品がもっとも優れている」と言えます。

長期的に見ても、予期せぬ故障を防ぐ安心感もあるでしょう。

保証・サポートも充実している

メーカー保証が適用されるため、故障時の修理や交換もスムーズに行われます。

電話などでサポート窓口に問い合わせれば、故障診断のアドバイスも受けられます。

エアコンの汎用リモコンのメリットや注意点

純正リモコン以外にも、汎用リモコンを使う方法もあります。

ただこの汎用リモコンにはメリットはもちろん、注意点も存在しています。

複数メーカー対応でコスト削減

汎用リモコンは、多数のエアコンメーカーと機種に対応しているため、一台で複数台を操作可能です。

純正リモコンを複数台購入するよりも初期費用を抑えられるため、予算重視の方に向いています。

また、紛失時にもすぐに代替品を入手できる手軽さも魅力です。

注意点：一部機能非対応の可能性も

汎用リモコンは、メーカー純正が持つ特殊モード（自動清掃、スマホ連携など）には対応していない場合もあります。

購入前に、使用したい機能（タイマー設定やエコモードなど）がサポートリストにあるか確認しましょう。

リモコンの一部のボタンしか操作できない場合は？

「リモコンの〇〇ボタンは動く」といった、一部のボタンしか操作できないケースもあります。

その場合は、まずは電池交換を試してみましょう。電池交換で状況が変わらないなら、次はリモコンのリセットです。

これでも状況が同じなら、リモコンの故障の可能性が高くなります。

エアコンのリモコンは純正・汎用・アプリなどから選べます。

エアコンのリモコンを交換する場合の費用は？

エアコンのリモコンの修理対応は、扱ってないメーカーが多いです。

そのため、リモコンが故障したら、基本的には新しいものへと買い換える必要があります。

相場としては数千円ほどだと考えておきましょう。

純正のもの以外にも、量販店などでは幾つものエアコンでつかえる汎用性のあるものも売っています。

また最近はスマホ用のアプリも作られています。

エアコンクリーニングの必要性と安心の依頼ポイント

エアコンクリーニングによって内部のホコリ・カビを除去することで、冷暖房効率が回復し電気代を節約できます。

さらに、リモコン受光部周辺の基板クリーニングも含まれるなら、本体の応答性が向上することも。

エアコンクリーニングは、アレルギーやカビ臭の原因を取り除き、快適な室内環境を実現してくれます。

基本的なクリーニング流れは次のとおりです。

プロの業者のクリーニングとはいっても、業者・担当者によって対応が違うこともゼロではありません。

依頼する前に、「料金を含めた見積もりを出してもらう」「実績や保証を確認しておく」ことも大切です。

エアコンのリモコンが効かないことについて：まとめ

この記事では、エアコンのリモコンが効かない原因や確認方法、対処法などについて詳しく解説してきました。

エアコンのリモコンが効かない原因は、電池や赤外線の問題から、本体側の受信不良まで多岐にわたります。

セルフ診断である程度原因を特定し、リモコンの交換や汎用リモコン導入、本体クリーニングなど最適な対策を取りましょう。

エアコンクリーニングを依頼すれば、内部の汚れを徹底除去してリモコンの受信トラブルの改善はもちろん、健康面・経済面でもメリットを得られます。

この記事を参考に、快適なエアコンライフを手に入れましょう！