エアコンから水の音？考えられる主な原因と解決方法を紹介します！

エアコンを使用していると、「ポタポタ」「ゴボゴボ」といった水の音が聞こえることがあります。こうした音の原因は、エアコンの故障ではない場合も多いです。

ですが、室内にいれば「壊れちゃった？」と不安になるのも当然です。

もちろん、エアコンの何らかの異常から水の音が出ているケースもゼロではありません。

そこでこの記事では、エアコンから水の音の原因や解決方法、水音を予防する対策について詳しく解説していきます。

エアコンから水の音がするのは？

エアコンからの水の音は、不安や不快に感じるだけでなく、エアコン本体はもちろん周辺にも影響を与える可能性があります。

エアコンの水の音の正体は、内部で起きている結露に関する場合が多いです。冷房・除湿で室内の湿気を取り除く際、室内機には結露が発生し、それが水の音の原因になっていることがあります。

また中には、フィルター汚れからエアコン内の冷却効果が下がり、水音が発生しているケースもあります。

エアコン内の水音への基本的な対策は、定期的にはエアコンクリーニングです。フィルターはもちろん、エアコン内が清潔に保たれていれば、水音が出づらい環境が作れます。

エアコンから水の音がする主な原因

「ポタポタ」「ゴボゴボ」と聞こえてくるエアコン内からの水の音。

その正体は基本的にエアコン内部の結露やフィルターの汚れです。

ドレンホースから空気が入っている

エアコンの室内機内の水分は、ドレンホースを通じて外に排出されます。

「ドレンホースが曲がっている」「室内が外気より気圧が低い」などの場合は、室内に空気が入ってくるケースがあります。

最近は気密性の高い住宅も増えているため、換気扇の長回しなどで室内の空気が外に出続けている場合は、外気がドレンホースから逆流することも。

ドレンホースのつまり

冷房・除湿などの湿気を室内から外へ排出するドレンホースが詰まっていることも考えられます。

ホース内にゴミや汚れが詰まると、水の流れが悪くなり、逆流すれば水音を出すことがあります。エアコン内部と同じようにドレンホースにも掃除が必要です。

ガス不足や冷媒異常

冷媒（ガス）の循環が正常でない場合、水の音が発生することがあります。

特にガス漏れが原因となる場合は注意が必要です。「音が大きすぎる」「どんどん悪化している」などの場合は故障の恐れもゼロではありません。

エアコンから水の音を放置した場合のリスク

故障ではないケースも多いエアコンからの水音ですが、放置したことによるリスクもゼロではありません。

水の音を放置した場合に考えられるリスクが次の3つです。

水のたまりや異常な動作が原因で、エアコン自体の性能が低下し、修理が必要になることもあります。その異常の際にエアコンから水漏れがしていれば、壁や床、家具などに影響が出ることもあるでしょう。

特にマンションやアパートなどの賃貸なら、退去の際に修繕費を支払わなくていけないケースもあります。

エアコンから水の音がする時の6つの解決方法

エアコンから水の音がする場合には、次の6つのような方法を取ることで音が止まることがあります。

今は大丈夫でも、将来的に水音のトラブルにあう可能性もあるので、ぜひご確認ください。

解決方法①：窓・換気口を開ける

窓や換気口を開けることで解決する場合があります。

外と室内の気圧の違いからエアコンの水音がしているなら、気圧差がなくなれば水音も無くなります。特に気密度の高いマンションなどにお住まいなら、まずは試してみるべきです。

解決方法②：ドレンホースの向きを変える

外で強い風が吹いている場合なら、ドレンホースの向きを変えることで問題が解決するケースがあります。

強風が吹いているとドレンホースから風が入り込み、エアコン内部の結露水に当たって音がすることがあります。

解決方法③：ドレンホースに水を浸す

水の入ったペットボトルをドレンホースの先にさす方法もあります。ペットボトルが蓋がわりになり、水の音を止められます。

ただ、水を入れっぱなしにしておくとエアコンからの雑菌混じりの汚水が入り、カビが発生してしまう可能性もあります。

「あくまでも一時的な応急処置」と考えておく。

解決方法④：ドレンホースの掃除をする

上の3つの方法でも水音が止まらない場合は、ドレンホースの詰まりの可能性があります。

そのため、自分でできる範囲でドレンホースの掃除を行いましょう。歯ブラシや棒などでホースの排水口周辺のゴミを取り除きます。

掃除機やポンプを使う方法もありますが、故障などの原因にもなります。

解決方法⑤：エアコン用の逆流防止弁を設置する

エアコンからの水音を止めるには、逆流防止弁を設置する方法もあります。

逆流防止弁は、水の逆流を防ぐ役割をし水音を抑えてくれます。量販店や電気店などに相談しましょう。

解決方法⑥：業者にエアコンクリーニングを依頼する

定期的なエアコンクリーニングは水音を軽減する方法です。

フィルターや内部の汚れは結露を発生させる原因になります。自分でできるフィルター掃除も大事ですが、プロに依頼することでエアコンを分解し、内部まできれいにしてくれます。

エアコンからの水の音を予防するため対策

エアコンからの水の音は、予防策を取ることである程度は防げます。

これからご紹介する2つの対策は、水音だけでなく、エアコンを問題なく使い続けていくためにも大事なことです。

ドレンホースの点検

定期的にドレンホースの詰まりや劣化を確認し、必要に応じて交換します。

室内から外に伸びているドレンホースはどうしても詰まり・劣化してしまいます。外部からゴキブリなどの虫の進入路としても要注意の部分です。

定期的なエアコンクリーニング（自分&プロ）

解決方法の部分でもご紹介しましたが、定期的なエアコンクリーニングは予防策としても効果的です。

【2週に1回程度のフィルター掃除、1年に1回程度のエアコンクリーニング】を目安にするのがおすすめです。

エアコンからの水の音について：まとめ

この記事では、エアコンから水の音の原因や解決方法、水音を予防する対策について詳しく解説してきました。

エアコンからの水の音は、特に問題がない場合と問題のサインである場合があります。異音が続くなら、ドレンホースや内部の汚れを確認し、必要に応じて専門業者に相談することが大切です。

フィルター掃除など、日頃から定期的な清掃やメンテナンスを行い、快適で安心して使用できるエアコン環境を整えましょう。

正しい対応を行うことで、エアコンの寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐことが可能になります！