これで解決！エアコン水の音が鳴る理由と安心して依頼できるクリーニングポイント！

エアコンを使用しているときに、「ポタポタ」や「ゴボゴボ」といった水の音が聞こえると、思わず不安になりますよね。

しかし、こうした水の音の原因はエアコンの故障でないケースも多いです。

ただし、エアコン内部で何かしらの異常が起きているサインの可能性はあります。

この記事では、エアコンから水の音がする原因や放置するリスク、対処法などについて詳しく解説していきます。

エアコンクリーニングを依頼したことがない方にも、安心して行動に移していただけるよう丁寧に説明していきます。

私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています！

エアコンから水の音がするのは？

エアコンからの水の音は、不安や不快に感じるだけでなく、エアコン本体はもちろん周辺にも影響を与える可能性があります。

エアコンの水の音の正体は、内部で起きている結露に関する場合が多いです。

冷房・除湿で室内の湿気を取り除く際、室内機には結露が発生し、それが水の音の原因になっていることがあります。

また中には、フィルター汚れからエアコン内の冷却効果が下がり、水音が発生しているケースもあります。

エアコン内の水音への基本的な対策は、定期的にはエアコンクリーニングです。

フィルターはもちろん、エアコン内が清潔に保たれていれば、水音が出づらい環境が作れます。

エアコンから水の音がする主な原因

エアコン運転中、「ゴボゴボ」「ポタポタ」ような水の音がすれば、不安になりますよね。

まずは、”なぜその音が発生するのか”を正しく理解しましょう。

ここでは、代表的な6つの原因を詳しく見ていきます。

ドレンホースから空気が入っている

エアコンの室内機内の水分は、ドレンホースを通じて外に排出されます。

「ドレンホースが曲がっている」「室内が外気より気圧が低い」などの場合は、室内に空気が入ってくるケースがあります。

最近は気密性の高い住宅も増えているため、換気扇の長回しなどで室内の空気が外に出続けている場合は、外気がドレンホースから逆流することも。

ドレンホースのつまり

エアコンの冷却時に発生する結露水は、ドレンホースを通じて外に排出されます。

このホース内にホコリやゴミが溜まると水がうまく流れず、逆流することで「ポタポタ」という水音が発生します。

また、ホースが途中で折れていたり、高さの関係で水が流れにくくなっていることも原因になることもあります。

こまめにチェックしておけば、詰まりを防ぐことができるでしょう。

ドレンパンの汚れ

ドレンパンは結露水を一時的に受け止める役割を持っていますが、そこに汚れがたまると水の流れが滞り、「ジャージャー」のような大きな音が出やすくなります。

この状態を放置すると、嫌な臭いやカビの原因にもなってしまうため注意が必要です。

内部が汚れていると感じたら、無理をせず専門業者に清掃を依頼するのが安心です。

室内機の設置傾斜不良

エアコンの室内機が水平に設置されていないと、結露水が本来の排水方向とは別の場所に溜まることがあります。

こうした偏りによって「ポタポタ」という水音が発生することも少なくありません。

業者による設置時の確認が重要ですが、使用中に傾きが生じてしまうこともあるため、気になる方は一度設置状況を見直してみましょう。

ガス不足や冷媒異常

冷媒（ガス）の循環が正常でない場合、水の音が発生することがあります。

特にガス漏れが原因となる場合は注意が必要です。

「音が大きすぎる」「どんどん悪化している」などの場合は故障の恐れもゼロではありません。

冷房フィンへの水滴落下音

アルミ製の冷房フィンに付着した結露水が、エアコン内部の別の部品に落ちるときに「コツコツ」という音を立てることがあります。

この音は特に冷房運転開始直後など、室内との温度差が大きい時に目立ちます。

異常ではないとはいえ、気になる場合は送風運転で内部を乾かすなどの工夫で軽減できます。

エアコンから水の音を放置した場合のリスク

故障ではないケースも多いエアコンからの水音ですが、放置したことによるリスクもゼロではありません。

早めに対処をおこたれば、住まいの快適さや健康に影響が及ぶことも。

ここでは放置したときの主なリスクをご紹介していきます。

カビ・雑菌の繁殖

排水が滞りエアコン内部に水がたまると、湿度が高くなり、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。

これにより、嫌な臭いを感じるだけでなく、健康面に影響する可能性も出てきます。

カビの胞子が風とともに部屋中に広がると、アレルギーや咳などの症状を引き起こします。

機器内部への水侵入

ドレンホースやパンの詰まりを放置すると、排出されなかった水が基板やモーターなどの電気系統に侵入することがあります。

水が原因でショートやサビが起これば、エアコン自体が故障し、大規模な修理や買い替えが必要になる可能性もあります。

水音を放置することで、思わぬ高額出費につながるリスクがあるのです。

電気代・冷暖房効率の悪化

エアコン内部が汚れていたり、結露水がスムーズに排出されていないと、熱交換効率が落ちてしまいます。

その結果、設定温度まで冷やす・温めるのに時間がかかり、余分な電力を使ってしまうことにもなりかねません。

電気代がかさむうえ、エアコンにかかる負荷も増えるため、故障リスクも高まります。

床や壁への漏水被害

排水不良でエアコンから水が溢れ出すと、室内機の下にある床や壁が濡れてしまいます。

これにより、壁紙がはがれたり、木製の床が変色・腐食したりといった被害が起きることも考えられます。

さらに、集合住宅などでは下階への水漏れトラブル・修繕費用の増加などにも発展しかねません。

エアコンから水の音がする時の8つの解決方法

エアコンからの水の音には、【自分でできるもの】【プロに頼むもの】など、いくつかの解決方法が存在します。

今は大丈夫でも、将来的に水音のトラブルにあう可能性もあるので、ぜひご確認ください。

窓・換気口を開ける

窓や換気口を開けることで解決する場合があります。

外と室内の気圧の違いからエアコンの水音がしているなら、気圧差がなくなれば水音も無くなります。

特に気密度の高いマンションなどにお住まいなら、まずは試してみるべきです。

フィルター掃除の徹底

フィルターが詰まっていると、空気の流れが悪くなり、結露が多く発生してしまいます。

2週に1回程度は取り外し、掃除機で吸い取るか、水洗いをしましょう。

掃除後は空気の流れがスムーズになり、水の音も軽減される可能性があります。

ドレンホースの位置・詰まりチェック

エアコンの室内機からつながるドレンホースをよく観察してみましょう。

ホースが折れていたり、高さが途中で上下していると、水がうまく流れなくなることがあります。

ホースの先端が汚れている場合は、ブラシを使い詰まりを解消してみてください。

ホース内を掃除機や専用ポンプで掃除する方法もありますが、故障の危険性も。

ドレンホースの向きを変える

外で強い風が吹いている場合なら、ドレンホースの向きを変えることで問題が解決するケースがあります。

強風が吹いているとドレンホースから風が入り込み、エアコン内部の結露水に当たって音がすることがあります。

ドレンホースに水を浸す

水の入ったペットボトルをドレンホースの先にさす方法もあります。ペットボトルが蓋がわりになり、水の音を止められます。

ただ、水を入れっぱなしにしておくとエアコンからの雑菌混じりの汚水が入り、カビが発生してしまう可能性もあります。

「あくまでも一時的な応急処置」と考えておく。

ドレンホースの掃除をする

室外機の下にある排水口にも注意が必要です。

落ち葉やゴミが詰まると、排水がうまくいかずに室内側へ水が戻る可能性があります。

月に一度は室外機周辺を掃除し、排水口がふさがっていないか確認しましょう。

日常のちょっとしたケアで、トラブルの予防につながります。

エアコン用の逆流防止弁を設置する

エアコンからの水音を止めるには、逆流防止弁を設置する方法もあります。

逆流防止弁は、水の逆流を防ぐ役割をし水音を抑えてくれます。量販店や電気店などに相談しましょう。

業者にエアコンクリーニングを依頼する

定期的なエアコンクリーニングは水音を軽減する方法の一つです。

フィルターや内部の汚れは結露を発生させる原因になります。

自分でできるフィルター掃除も大事ですが、プロに依頼することでエアコンを分解し、内部まできれいにしてくれます。

プロにエアコンクリーニングの基本・メリット

自力での掃除では解決できないケースや忙しくて手が回らない場合には、プロのクリーニング業者に任せるのが安心です。

専門知識と道具を持ったプロなら、エアコン内部の汚れや詰まりを的確に取り除くことができます。

初めての依頼でも不安なく進められるよう、選び方や料金相場もきちんと押さえておきましょう。

クリーニング業者の選び方

信頼できる業者を選ぶためには、まず口コミや実績の確認が欠かせません。

料金体系が明確で、作業後の保証がついている業者を選ぶと安心です。

また、フィルターやファンだけでなく、ドレンパンやドレンホースまでしっかり洗浄してくれるかも重要なチェックポイントです。

複数社に見積もりを依頼して比較することで、納得のいく選択がしやすくなります。

料金相場と費用内訳

一般的な家庭用エアコンのクリーニング費用は1台あたり約8,000〜15,000円程度が多いです。

これはエアコンのタイプや地域によって前後しますが、目安として覚えておくとよいでしょう。

作業時間は通常1.5～2時間ほどで、状況や地域によってオプションや出張費が加算されることもあります。

ほとんどの業者では事前に見積もりを出してくれるので、不明点はしっかり問い合わせておくことが大切です。

作業当日の流れと準備

クリーニング当日は、エアコン周辺のスペースを確保し、作業スタッフがスムーズに動けるようにしておきましょう。

「ベッドの上に設置されている」「壁からギリギリに設置されている」「階段の上に設置されている」など、特殊な場合には事前に業者に知らせておくのがベストです。

作業前にはエアコンの動作確認が行われ、作業後には仕上がりのチェックがあります。

エアコンからの水の音を予防するため対策

エアコンからの水の音は、予防策を取ることである程度は防げます。

また、エアコンクリーニングをして一時的に音が解消しても、日常の使い方・環境によっては再び音がすることもあります。

普段のちょっとした習慣で、水の音や故障リスクを未然に防ぐことができます。

定期的なフィルター＆本体拭き掃除

フィルターの汚れは結露の増加を招き、排水の流れを妨げて水の音につながります。

週に1度はフィルターの掃除を行い、本体カバーの外側も柔らかい布で拭いておきましょう。

掃除機で軽く吸い取るだけでも効果があります。

ドレンホースの点検

定期的にドレンホースの詰まりや劣化を確認し、必要に応じて交換します。

室内から外に伸びているドレンホースはどうしても詰まり・劣化してしまいます。

外部からゴキブリなどの虫の進入路としても要注意の部分です。

使用前後の送風運転

冷暖房の使用開始前や終了後に、送風モードを1時間程度することで内部の湿気を取り除くことができます。

これにより、結露が溜まらず、水の音やカビの発生を抑える効果が期待できます。

特に梅雨時や湿度が高い季節には積極的に取り入れてみてください。

送風機能でなくても、内部クリーン機能でも構いません。

室外機周りの清掃

排水がスムーズに流れない原因がホースだけでなく、室外機周辺にあることもあります。

落ち葉やほこり、ゴミが排水口をふさぐと、水が逆流しエアコン内部に異常が起こる原因になります。

また、室外機周辺にゴミや物が置いてある状況は、冷暖房効率の低下や虫の侵入のリスクにも。

月に一度は室外機周りを確認し、通気や排水が妨げられていないかをチェックしましょう。

定期的なエアコンクリーニング（自分&プロ）

1年に1度程度の頻度で、専門業者によるクリーニングを受けると、内部の細かな汚れやトラブルの芽を摘むことができます。

特に内部のクリーニングは、エアコンの分解作業が発生するため、素人では対応しきれません。

専門家に任せることで、安心してエアコンを使い続けることができます。

エアコンからの水の音について：まとめ

この記事では、エアコンから水の音がする原因や放置するリスク、対処法などについて詳しく解説していきます。

エアコンからの水の音は、特に問題がない場合と問題のサインである場合があります。

異音が続くなら、ドレンホースや内部の汚れを確認し、必要に応じて専門業者に相談することが大切です。

まずは自分でできる掃除や予防策を試してみて、改善しない場合には早めに専門業者へ相談しましょう。

エアコンクリーニングを依頼する場合なら、料金や作業内容、アフターサポートなどをしっかり確認すれば、後悔しないクリーニングを体験できるでしょう。

清潔で快適な空間を保つためにも、エアコンの音に敏感になり、定期的なケアを欠かさないことが大切です！