エアコンから酸っぱい臭いが！臭いを放置する悪影響と対処法を解説！

エアコンをつけてすぐ、「なんか酸っぱい臭いがする！」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

エアコンからの酸っぱい臭いは、カビや雑菌などの内部の汚れなどが考えられます。

ただ、この臭いは”ただクサいだけでなく、ご自身や家族の健康に悪影響を及ぼす可能性”もあります。

この記事では、エアコンからの酸っぱい臭いの原因と対処法、予防策などについて詳しく解説していきます。

エアコンを清潔に保ち、快適な生活空間を維持するためのヒントをお届けします。

エアコンから酸っぱい臭いがする原因

エアコンからの酸っぱい臭いの原因としては次の4つが考えられます。

エアコンは室内の空気を吸い込み、冷房・暖房として風を送り出してくれます。

そのため、人やペットの体臭や室内のホコリ、料理の際の油、タバコの煙など、様々なものを吸い込んでしまいます。

特に汗や油、皮脂などは酸性の汚れのため、それが元で酸っぱい臭いを発することが考えられます。

また、夏場の冷房・除湿を使うと、エアコン内部が結露しやすくなります。

汚れや水分といった環境はカビやダニが好み、増殖することでも臭いが強くなることもあります。

エアコンから酸っぱい臭いを放置する悪影響

当然ですが、エアコンから出てくる酸っぱい臭いを放置することは、様々な悪影響があります。

それはエアコン自体はもちろん、人体にも関わってくることなので、次の4つのポイントには注意が必要です。

体調不良へのリスクがある

酸っぱい臭いの原因がカビや細菌などなら、人体にとって悪影響になります。

カビやホコリはアレルギーや気管支炎。臭いによる不快感ならストレスや集中力の低下などを引き起こす恐れがあります。

特に小さいお子さんや高齢者、アレルギー持ちの方がいるご家庭では、より室内の空気環境に注意を払う必要もあるでしょう。

風量の弱まり・ムラが発生する

フィルターや内部にホコリなどが溜まっていれば、エアコンの効きにも影響してしまいます。

また「なかなか涼しくならない・暖かくならない」といった状況なら、設定温度になるまでのストレスもかかります。

エアコンが無駄な力を使っているなら、電気代の増加というデメリットも出てきます。

さらに臭いがひどくなる

エアコンからの異臭を放置しておけば、当然内部の状況は悪化し、臭いがひどくなる可能性もあります。

放置したことで汚れがひどくなれば、掃除にも時間とお金がよりかかってしまいます。

水漏れにもつながる

エアコン内部のゴミやホコリの蓄積が原因なら、それが元で水漏れにつながるケースもあります。

水漏れをしてしまえば、修理費用もかかり、ひどい場合には買い替えの必要もあるでしょう。

「酸っぱい臭い」だけと考えると、深刻さを感じないかもしれません。

エアコンからの酸っぱい臭いへの対処法はクリーニング一択！

エアコンから酸っぱい臭いがしている場合の対処法は、「基本的にエアコンクリーニング一択」と言えます。

フィルター掃除なら自力でも可能ですが、エアコン内部のクリーニングは素人がやるのは危険です。

プロの業者に依頼をすれば、エアコンを分解し、高圧洗浄機などを使い内部をキレイにしてくれます。

もちろん、プロを呼ぶにはお金や時間も必要になってきます。

「急だから間に合わない、、、」という場合には、冷房・暖房を使った方法もあります。

応急処置〜冷房Ver〜

冷房モードで設定温度を16°に設定し、最大の風量でエアコンを運転します。

内部を急激に冷やすことで結露が発生し、その結露が流れることで臭いの元を流してくれます。

目安は1時間ほどで、エアコンの運転中は窓を開けておくのがおすすめです。

応急処置〜暖房Ver〜

暖房の場合は、30°の温風を使います。

やり方は冷房の場合と同じで、強風で1時間ほど稼働しましょう。

酸っぱい臭いがする時にしてはいけない方法

上では酸っぱい臭いの対処法と応急処置についてご紹介しました。

ここでは、反対にしてはいけない方法をご紹介します。

エアコンからクサい臭いが出ていれば、すぐに自分で対処したいのは理解できます。

しかし、素人が間違った対処方法を行うと、エアコンの故障や火災につながる恐れもあります。

最近はホームセンターなどでもエアコン用の洗浄スプレーをよく見かけます。

ただしこうしたスプレーは、使い方を間違えば故障・火災の原因にもなってしまいます。

酸っぱい臭いを予防！定期的なエアコンメンテ方法

嫌な臭いを可能な限り出さないためには、日頃の定期的なメンテナンスが大切です。

最後に日常的なエアコンメンテの方法を4つご紹介していきます。

2週に1度のフィルター掃除

フィルター掃除は酸っぱい臭いだけでなく、日常的なエアコンメンテの代名詞とも言えます。

室内の空気を吸い込むエアコンは、まず一番初めにフィルターが汚れていきます。

フィルター掃除は自分でも簡単にできる対策なので、習慣づけられるようにすると良いでしょう。

冷房・除湿後の送風運転

梅雨や夏場はエアコン内部に結露が溜まり、カビやダニも発生しやすくなります。

そのため、冷房・除湿後の約1時間ほどは、送風運転をすることで内部を乾燥させることができます。

夏場はすぐに室内の温度が上がるため、タイミングにも注意が必要です。

こまめな換気

室内のこまめな換気も酸っぱい臭いへの予防策です。

酸っぱい臭いの中には、料理の際の油やタバコ、汗といったものが原因になることもあります。

定期的に換気を行うことで、室内の空気を循環させることができます。

定期的なエアコンクリーニング

エアコンクリーニングは、酸っぱい臭いへの最大の予防策です。

フィルター掃除なら自力でもできますが、内部清掃は素人には危険です。

専門のクリーニング業者に依頼し、内部のホコリやカビなどの汚れを落としてもらいましょう。

エアコンからの酸っぱい臭いについて：まとめ

この記事では、エアコンからの酸っぱい臭いの原因と対処法、予防策などについて詳しく解説してきました。

エアコンからの酸っぱい臭いの正体は、主にカビや汚れ、生活臭などです。

こうした酸っぱい臭いは単純にクサいだけでなく、放っておくことで人体の健康や室内環境に悪影響を及ぼす可能性もゼロではありません。

そのため、普段からフィルター掃除や内部クリーニング、換気などの予防方法をとっておくことがおすすめです。

エアコンからの酸っぱい臭いは、自力でも対応できる部分もありますが、内部クリーニングはプロに任せる必要があります。

エアコンを快適に利用するために日々のメンテナンスを怠らず、トラブルが発生した際には早めの対応を心がけましょう！