- エアコン内にダニがいる理由
- エアコン内のダニへの対処法
- ダニの発生しづらい環境を作る対策
エアコンは暑さや寒さなどから快適な室内環境を作ってくれる便利な家電です。
しかし、内部が汚れていると、ダニやその死骸、フンなどが潜んでいる可能性も少なくありません。
エアコン内部のダニを放置しておくと、アレルギーなどの健康被害につながってしまうも恐れもあります。
そこでこの記事では、エアコン内にカビがいる理由から人体への悪影響、ダニへの対処法などについて詳しく解説していきます。
エアコン内にダニがいる理由

快適な室内空間には欠かせないエアコンですが、内部にダニが潜んでいる可能性もあります。
エアコンをつけた際にくしゃみやせき、鼻水などが出る場合。内部にダニがおり、それが原因でアレルギー反応を起こしているかもしれません。
ダニは【温度20〜30°・湿度60〜80°】の環境を好みます。特に夏場のエアコン内部には湿気が溜まりやすく、それがダニにとっては理想的な環境といえます。
また、エアコンは室内の空気を取り込み冷たい(暖かい)風を送り出します。取り込んだほこりや皮脂汚れがダニのエサとなり、繁殖を助長してしまいます。

「エアコンからカビ臭がする」という場合は、カビもいる可能性が高いです!
エアコン内のダニが人体に及ぼす影響


エアコン内にダニがいるにも関わらず放置しておけば、人体へ悪影響を及ぼす恐れがあります。
エアコンをつけると、くしゃみやせきなど出る場合は要注意です。
アレルギー反応
エアコン内部にダニがいれば、死骸やフンがエアコンからの風に乗って部屋中へと撒かれてしまいます。ダニのフンや死骸にはタンパク質があり、それがくしゃみや鼻水、せき、かゆみなどのアレルギー症状をもたらします。
特に小さいお子さんや高齢者、呼吸器系の疾患がある方がいる場合には要注意です。
カビの発生の可能性もある
ダニとカビの発生条件や好む環境はかなり似ています。ですので、「ダニがいるならカビがいる可能性も高い」とも言えます。
さらにダニはカビの餌にもなるため、カビがさらに増殖していくことも予想できます。カビもアレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こすリスクがあります。



エアコンからの風の臭いや電気代がかかるなどのデメリットもあります!
エアコン内へのダニへの4つの対処法


エアコン内のダニを放置しておくのは悪影響ばかりのため、きちんとした対処が必須です。
エアコンを使用する以上、ダニやカビの発生は避けられないので、ぜひ最後までご確認ください。
- フィルターの掃除をする
- 吹き出し口の掃除をする
- 使用前の部屋の換気
- クリーニング業者に依頼する
フィルターの掃除をする
フィルター掃除は自分でもできるエアコン掃除の基本です。
エアコン内で一番ホコリが溜まりやすいのはフィルターです。たとえエアコン内にダニが発生していたとしても、フィルター掃除をすれば本体や死骸、フンを洗い流せます。
まずは表面を掃除機で吸い取り、水洗いをすると効果的です。エアコン内部に戻す際には完全に乾かした状態で行うことが大事です。



フィルター掃除は2週間に1回程度が目安です!
吹き出し口の掃除をする
エアコンの吹き出し口は、汚れが溜まりやすい場所でありながら、見落としがちです。
エアコンのコンセントは外し、吹き出し口を除菌シートなどで拭き取ります。



エアコンは精密機器のため、内部清掃は基本的に行わないのがベストです!
エアコン使用前の部屋の換気
エアコンを使用する前の換気も重要です。
室内にホコリがあれば、それがエアコン内に吸い込まれてしまいます。換気し、室内の空気や湿度が減らせれば、ダニやホコリの撒き散らし対策にもなります。



日常的な室内の掃除も内部のダニやカビが増殖を防ぐ方法です!
クリーニング業者に依頼する
エアコンを内部まできれいにしたいなら、プロのクリーニング業者への依頼が一番です。
フィルター掃除や吹き出し口などの部分的な掃除では、どうしても内部にいるダニには効果がありません。専門知識を持ったプロに依頼することで、よりきれいに仕上がります。



量販店のエアコン用の洗浄スプレーは、故障や不具合などの原因になるので注意が必要です!
エアコン内にダニが発生させるづらい環境にする対策


エアコン内のダニの発生を完全に防ぐことは難しいです。
ですが、次の4つのような対策を行うことで、増殖を抑えることは可能になります。
- 日常的なエアコンのメンテナンス
- エアコン内部の乾燥
- 他の機器と併用するも効果的
- 定期的なエアコンクリーニング
日常的なエアコンのメンテナンス
ダニへの対処法でもご紹介しましたが、普段からエアコンのメンテナンスを行っていくことは非常に大切です。
特にフィルター掃除は重要です。
2週間に1度程度はフィルター掃除を行うのがベストです。



小さいお子さんや高齢者、ペットなどと共に暮らしているご家庭なら、スパンを短くするのもあり!
エアコン内部の乾燥
エアコン内部の乾燥させることもダニ予防で必要です。
梅雨や夏といった湿気の多い時期や冷房・除湿の運転は、エアコン内に湿度と溜まらせる原因になります。湿度が多ければ、それだけでダニにも快適な環境になってしまいます。
冷房除湿の使用後は1〜2時間ほど、送風運転を行うことでエアコン内部を乾燥させることができます。



ダニ対策は、同時にカビへの対策にもなります!
他の機器と併用するも効果的
エアコンを使用する際、同時に空気清浄機を使うことで室内の空気をきれいにできます。
室内の空気がきれいなら、エアコン内に取り込まれるホコリやチリも減らせます。
定期的なエアコンクリーニング
ダニへの対策として一番効果があるのが、定期的なエアコンクリーニングです。
プロの業者に依頼すれば、エアコンを分解して内部まできれいにしてくれます。
ダニやカビ対策だけでなく、電気代の節約やエアコンの寿命を延ばすなどのメリットもあります。



少なくても年1回はエアコンクリーニングを依頼できるのがベストです!
エアコンの中にいるダニについて:まとめ
この記事では、エアコン内にカビがいる理由から人体への悪影響、ダニへの対処法などについて詳しく解説してきました。
エアコン内に潜むダニは、健康や室内環境にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
ですが、適切な対策を取ることでそのリスクを大幅に減らすこともできます。
定期的な掃除や専門業者によるクリーニング、湿度管理を徹底することで、ダニの繁殖を防ぎ、快適な生活空間を維持しましょう!
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