- 寝る時にエアコンをつけるメリット・デメリット
- 寝る時のおすすめのエアコン環境【冷房・暖房】
- エアコン以外の快適環境を作る方法
暑い夏の夜や寒さの厳しい冬、寝苦しさを感じた経験がある方は多いはずです。
そんなときに頼りになるのがエアコンですが、「つけっぱなしで寝ても大丈夫?」「健康に悪影響はない?」と不安になる方も少なくありません。
結論して、睡眠の質を上げたいなら、寝る時もエアコンをつけておくのがおすすめです。
この記事では、寝る時のエアコン使用のメリット・デメリット、エアコンを使った環境の作り方などについて詳しく解説していきます。
寝る時のエアコンのつけっぱなしには、良い部分も悪い部分もあるので、ぜひ最後までご覧ください。
私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています!
寝る時にエアコンをつけたままでも大丈夫?

冒頭でもお伝えしたように、寝る時もエアコンをつけたままにすることはおすすめです。
特に寝苦しい熱帯夜や冬の寒い日に、我慢してエアコンを使わないと眠れない以外にも睡眠の質を落としてしまう可能性があります。
眠れない日々が多くなれば、日中の眠気や体のだるさなどから、仕事や勉強といった日常生活にも影響してしまいます。
また、寝ている間も体の水分は失われていくため、真夏であれば熱中症のリスクも高くなります。

快眠するためにもエアコンは積極的に使うのがベスト!
寝る時にエアコンをつけるメリット


寝苦しい夜や寒さで目が覚めるような状況では、エアコンがあるだけで眠りの質が大きく変わります。
睡眠環境を整えることは、翌日のパフォーマンスにも影響する重要なポイントです。
ここでは、エアコンを使用して眠ることの主なメリットについてご紹介していきます。
- 寝苦しさからの卒業
- 睡眠の質が上がる
- 熱中症や体調不良の予防
- アレルギー対策への効果
寝苦しさからの卒業
エアコンを使えば、季節を問わず寝室の温度を理想的な状態に保つことができます。
特に夏場の熱帯夜は、室温が高くなることで「眠りが浅くなる」「寝つくのに時間がかかる」ことも多いです。
適切な温度管理によって、寝入りしやすくなるだけでなく、寝起きの不快感や疲れの残りを防ぐことにもつながります。
季節ごとの温度差に体が対応しきれない場合でも、エアコンの力を借りれば快適な眠りを確保できます。
睡眠の質が上がる
快眠には、入眠後に体温が自然に下がることが欠かせません。
特に最近の真夏は深夜でも気温が下がらず、途中で目がさめ、眠りが浅くなることもあるでしょう。
エアコンで室温を調整することで、体温の下降をスムーズに促し、深い眠りに入りやすくなります。
結果として、睡眠中の覚醒が減少し、朝の目覚めも快適になっていきます。



質の高い睡眠は、日中の集中力や体力の回復にも大きく影響します!
熱中症や体調不良の予防
夜中に暑さで目が覚めた経験がある方にとって、エアコンの存在はとても心強いものです。
高温多湿な環境では、寝汗をかいて眠りが中断されることも多く、寝汗から熱中症や脱水症状へとつながるケースもあります。
適切な温度に保たれた部屋では、汗による不快感が軽減されます。
特に日本の夏のような湿度の高い状況では、エアコンの導入によって睡眠の質が大きく向上します。
アレルギー対策への効果
エアコンを使用することで、外気に含まれる花粉やホコリを室内に取り込むことなく、窓を閉めたまま快適な環境を保てます。
加えて、空気清浄機能が搭載された機種を使えば、室内にある微細なチリやカビも除去可能です。
呼吸がしやすくなることで、アレルギー症状の軽減にもつながり、安心して眠ることができます。



エアコン自体に機能がなくても、空気清浄機を使えば解決します!
寝る時にエアコンを使う際のデメリット


寝る際のエアコン使用は便利な反面、使い方を間違うと体調を崩したり、経済面で負担が増えることもあります。
ここでは、寝るときにエアコンのつけっぱなしで生じるかもしれない問題と、その対策方法について解説していきます。
- 冷えすぎによる体調不良
- 喉や肌の乾燥する
- 電気代が増える
- 機器のメンテナンス不足
冷えすぎによる体調不良
冷房の温度が低すぎると夜間に体が冷え、筋肉が緊張し、肩こりや腰痛の原因になることがあります。
これを防ぐには、「エアコンの風が直接体に当たらないように工夫する」「適切な温度設定にする」などが大切です。
薄手の掛け布団や膝掛けを使うことでも冷えを防止できますし、冬場であれば、足元に湯たんぽを置くのも有効です。
体調管理には温度だけでなく風の当たり方にも気を配りましょう。
喉や肌の乾燥する
冷暖房の風は湿度を下げるため、長時間使うことで肌や喉の乾燥を招くことがあります。
肌や喉の乾燥を放置することで免疫力も弱くなり、風邪などをひきやすくなってしまうデメリットも。
対策としては、加湿器の使用や室内に濡れタオルを掛けることで、湿度を保つことが可能です。
また、寝る前にしっかりと水分補給をすることで、睡眠中の乾燥を軽減できます。



喉が弱い方・乾燥肌の方は、こうした小さな工夫が快眠につながります!
電気代が増える
エアコンを一晩中つけっぱなしにすれば、当然、電気代は上がります。
ただし、状況や電気会社によってはこまめなオンオフの方が電気代がかかるケースも。
寝る際につけっぱなしでも、タイマー機能やおやすみモードを活用すれば、無駄な電力消費を抑えることができます。
また、扇風機・サーキュレーターを併用して空気を循環させることで、設定温度を少し高めにしても十分な涼しさを得ることができるでしょう。



工夫次第でコストを抑えながら快適さを維持できます!
機器のメンテナンス不足
長年使用しているエアコンをそのまま使い続けると、内部にホコリやカビが蓄積し、空気の質が悪化するリスクがあります。
エアコンクリーニングを一度も行ったことがない方は、特に注意が必要です。
定期的なフィルター掃除はもちろん、1年に1回程度はプロにクリーニングを依頼することをおすすめします。



清潔なエアコンであれば、クリーンな空気環境を保ちながら安心して眠ることができます!
寝る時のおすすめのエアコン環境〜冷房ver〜


寝る際にエアコンをつけている状況では、冷房・暖房の2通りの使い方があります。
まずは冷房を使う際のポイントを4つご紹介していきます。
- 温度は25〜26°で湿度は60%以下
- 寝る30分前から準備する
- 真夏(熱帯夜)なら一晩中つける
- 扇風機・サーキュレーターなどと併用する
温度は25〜26°で湿度は60%以下に設定
真夏などは「もっとエアコンの設定温度を下げたい」という方も多いでしょう。
しかし、特に睡眠時はあまり下げ過ぎないことがおすすめです。
温度を下げすぎることで今度は寝冷えなどのリスクが出てきます。
快眠できる環境としては【温度は25〜26°・湿度は60%以下】が良いでしょう。
寝る30分前から準備する
寝る直前にエアコンをつけても室内はすぐには涼しくなりません。
そのため、だいたい30分ほど前からつけておくと良いでしょう。
冷たい空気は下へと下がる特徴があるため、上側に風が当たるようにするとちょうど良くなります。



快眠のためには、温度・湿度だけでなく、風向きも重要!
真夏(熱帯夜)なら一晩中つける
真夏などの熱帯夜の場合は、基本的に一晩中つけておくのがベストです。
電気代や部屋の乾燥などの問題から、タイマーをセットする方も多いでしょう。
しかし、タイマーをセットし冷房が切れれば、暑苦しさから途中で目がさめる、眠りが浅くなるなどの可能性も出てきます。
つけっぱなしは電気代の心配もあります。



体が冷え過ぎないよう、適切な温度にしましょう!
扇風機・サーキュレーターなどと併用する
先ほどもご紹介したように、暖かい空気は上の方に溜まってしまいます。
ですので、扇風機やサーキュレーターを使い、室内の空気を効率的に循環させましょう。
ただし、直風を受ける環境は良くありません。
冷風を長い間受け続けると、体が冷え過ぎ体調不良の原因になります。



タイマーや首振り機能を使い工夫しましょう!
寝る時におすすめのエアコン環境〜暖房ver〜


冷房が終わったところで、次に暖房のおすすめポイントについてご紹介していきます。
- 温度は22〜23°で湿度は50〜60%以下
- 寝る30分前から準備する
- 真夏(熱帯夜)なら一晩中つける
温度は22〜23°で湿度は50〜60%以下に設定
冬の室内のベストな環境は【温度は22〜23°・湿度は50〜60%以下】です。
冬であっても暑いような環境までにしてしまえば、眠れない恐れがあります。
冬はもともと湿度が低い関係で、暖房を使うとより乾燥しやすく、喉や肌のトラブルの元になります。
加湿器を使い、湿度が下がり過ぎないようにするのもポイントです。



加湿器がなければ、湿ったタオルや洗濯物でも代用できます!
寝る30分前から準備する
暖房でも冷房と同じく寝る30分前には、つけておくのがおすすめです。
室温が低すぎれば入眠もしづらくなる恐れがあります。
体温の状況もありますが、30分ほど前から暖房がついていればタイミングも良いはずです。
真夏(熱帯夜)なら一晩中つける
暖房の場合でも基本的には一晩中つけるのが良いでしょう。
もちろん、つけっぱなしは電気代や室内の乾燥なども心配になるかもしれません。
そこで、つけっぱなしに抵抗がある方は、電気毛布や湯たんぽなどの併用もおすすめです。



最近は電気タイプの湯たんぽもあるので、以前より手間もかかりません!
エアコンクリーニングの重要性と安心して依頼するポイント


寝る時にエアコンをつけることがあるなら、エアコン内部の衛生状態にも注意が必要です。
カビやホコリが溜まったエアコンを使うと、快眠どころか健康への悪影響も心配になります。
ここでは、エアコンクリーニングの必要性と依頼時のポイントを解説していきます。
プロに頼むメリットとは?
専門のクリーニング業者なら、自力での掃除では手が届かない部分まで徹底的に掃除が可能です。
熱交換器や送風ファンに溜まったカビやハウスダストも取り除かれることで、空気の質が向上します。
アレルギーや臭いの原因も抑えられるため、安心してエアコンを使うことができます。
依頼前にチェックすべきポイント
信頼できる業者を見つけるためには、料金が明確に提示されているかを最初に確認しましょう。
次に、作業保証があるかどうかも重要です。
万が一、トラブルが起きた際の対応を事前に把握しておくと、後々のトラブルを回避できます。
SNSなどで、口コミや評価を参考にして、実績のある業者を選ぶことも重要です。
クリーニング頻度と最適なタイミング
一般的に、年に1回のエアコンクリーニングが推奨されています。
特に、夏場にエアコンをたくさん使用する家庭では、梅雨入り前や冷房の本格使用前に行うのが効果的です。
定期的にメンテナンスをすることで、電気代の節約にもつながり、長期的なコストパフォーマンスも高くなります。
業者だけに任せるのでなく、日頃のフィルター掃除も大切です。



5月前後や9〜10月あたりはエアコンクリーニングの閑散期のため予約しやすい!
快眠力アップ!エアコン以外の快適環境を作る方法


質の高い睡眠を得るためには、室温や湿度といった環境要因だけでなく、生活習慣や体調管理など複数の要素が関係しています。
ここでは、エアコンに頼りすぎず、基本的な快眠のための要素を整理していきます。
- 適度な運動やストレッチ
- 就寝前のリラックス習慣
- 夕食は就寝の3時間前まで
- 就寝1時間前の入浴
- 規則正しい生活リズム
- カフェイン・アルコールの摂取管理
- 暖かい飲み物を飲む
- 体にあった寝具を使う
- 部屋や浴室の照明は控えめに
- 入眠儀式も有効!
適度な運動やストレッチ
適度な運動は体の健康のためには欠かせません。
日中に体を動かすことは、夜の快眠につながります。
特に朝の時間帯に軽い散歩をすることで体内時計が整い、夜になると自然と眠気が訪れやすくなります。
無理のない範囲で、毎日の生活に取り入れていくと良いでしょう。



あまりハードな運動をすると、逆に睡眠の妨げになることも!
就寝前のリラックス習慣
脳が興奮したままだと、スムーズに眠ることはできません。
スマートフォンやテレビは、【ブルーライトの影響+脳を刺激する】ため、眠気を妨げる原因になります。
ぬるめのお風呂や軽いストレッチ、アロマの香りを取り入れるなど、心を落ち着かせる習慣を作ることで自然な眠りに導くことができます。
夕食は就寝の3時間前まで
睡眠の質を上げたい場合は、就寝の3時間前までに夕食を終えておくと良いでしょう。
寝る直前に何か食べてしまうと、睡眠中に消化活動が行われ、質も下がってしまいます。
人の消化活動は2〜3時間とされているので、3時間前までに食事を終えておけば安心です。
就寝1時間前の入浴
人の体は体温が低くなると眠くなるようにできています。
就寝の1時間ほど前までに入浴すれば、ちょうど寝る時間に眠気がやってくるでしょう。
夏でも38〜40°のお風呂に20分ほど浸かるのがおすすめです。
規則正しい生活リズム
寝る時間と起きる時間が日によってバラバラだと、体内リズムが乱れがちになります。
できるだけ毎日同じ時間に布団に入り、同じ時間に起きるよう心がけましょう。
特に休日の寝坊を避けることがポイントです。
カフェイン・アルコールの摂取管理
カフェインには覚醒作用があり、夕方以降に摂ると寝つきが悪くなる可能性があります。
就寝6時間前以降は、コーヒーや緑茶を控えるのが望ましいです。
また、アルコールは一時的に眠気を誘いますが、睡眠の後半に目が覚めやすくなるため、飲みすぎには注意が必要です。



アルコールは、依存症へと発展することもあるため寝る前の習慣としては危険です!
暖かい飲み物を飲む
体温を上げるためには暖房や入浴以外にも、暖かいものの摂取もあります。
白湯やホットミルク、ココアなどが暖かい飲み物の代表です。
体にあった寝具を使う
枕やマットレスといった寝具の選び方ひとつで、睡眠の質は大きく変わります。
マットレスは硬すぎても柔らかすぎても体に負担がかかり、熟睡を妨げます。
また、通気性の良い素材を選ぶことで、寝汗による不快感を軽減しやすくなります。
自分の体型や好みに合った寝具を見直すことから始めてみましょう。



ネットで購入するのも良いですが、実際にお店に行き触る・体感する方がおすすめ!
部屋や浴室の照明は控えめにする
目に入る光の量が多ければ、快眠を妨げる要因になります。
寝室はできるだけ真っ暗に近い状態を作ると、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌が促進されます。
リビングや寝室、浴室などの照明は控えめにし、遮光カーテンやアイマスクを活用して、外部の光をシャットアウトしましょう。



夜間のデスクライトや常夜灯も、可能な限り間接照明に切り替えると効果的です!
入眠儀式も有効!
最近はリモートワークも定着したことで、自宅で仕事をする機会も増えています。
部屋で仕事をする機会が多くなれば、仕事と日常生活の差が感じづらくなるでしょう。
ですが、快眠を得たいなら”睡眠”を仕事から切り離す必要も出てきます。
- リモートワーク時でもパジャマにならない
- 寝室では仕事はしない
- 〇〇時以降は仕事をしない など



自分なりの睡眠儀式を作ると切り替えも楽になります!
寝る時のエアコンについて:まとめ
この記事では、寝る時のエアコン使用のメリット・デメリット、エアコンを使った環境の作り方などについて詳しく解説してきました。
寝る時のエアコン使用には快適さや体調管理の面で多くのメリットがあります。
しかし、肌や喉の乾燥や冷えすぎといったデメリットも見逃すと、かえって体調を崩す原因になるかもしれません。
適切な温度設定や補助アイテムの利用などで、エアコンを賢く使うことが快眠への鍵になります。
自分に合った製品や機能を選び、健康的で心地よい眠りを実現しましょう!
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