- エアコンの黄ばみがもたらす影響
- 黄ばみが発生する原因
- エアコンの黄ばみを取る方法
買ったばかりの時は真っ白だったエアコンも、使い続けていくうちに「黄ばんできたな、、、」と感じてしまいます。
しかし、このエアコンの黄ばみは、見た目の劣化だけでなく性能や室内環境に影響を与える恐れもあります。
この記事では、エアコンが黄ばむ悪影響から原因、黄ばみを取る方法などについて詳しく解説していきます。
黄ばみの放置せずに対策を講じることで、見た目だけでなく効率よく長く使用することが可能になります。
私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています!
エアコンに黄ばみが発生する主な原因

エアコンの黄ばみは、見た目の清潔感なくなるだけでなく、機能低下や衛生面での悪影響が出てきます。
まずは、黄ばみの原因を知って早めの対策を講じることが大切です。
- 日光による日焼け
- エアコンの経年劣化
- タバコのヤニや料理の煙
日光による日焼け
エアコンは窓の近くなどの直射日光がよく当たる場所に設置されているケースが多いです。
そのため、プラスチック部分が紫外線からの化学反応で黄色く変色していきます。
また、プラスチックには酸化防止剤も使用されているため、空気中の酸素と反応しても変色することがあります。

エアコンの黄ばみを抑えたいなら、使用外はカバー設置・カーテンの使用などがおすすめです!
エアコンの経年劣化
エアコンに使われているプラスチックは、経年劣化でも化学反応が起こり黄ばむ原因になります。
さらにプラスチックの経年劣化には、製品自体をもろくしてしまうこともおきます。
室内の空気の状況や温度、湿度によっても進み具合も違い、経年劣化は防ぐことも難しいです。



経年劣化による黄ばみが気になる方は、あらかじめ変化の気づきにくい白以外の色を選択する方法も!
タバコのヤニ
「室内で喫煙する場合」「キッチンに近い場所で使用している」といったエアコンには、ヤニや油煙が付着しやすくなります。
これらは非常に細かい粒子で、外観だけでなくエアコン内部に入り込み、フィルターや送風口の汚れの原因にもなります。
特にタバコのヤニは強い色素を含んでおり、時間が経つと通常の掃除では落としにくくなります。



可能な限りの禁煙・調理中の換気や空気清浄機の使用なども、予防につながります!
エアコンの黄ばみを放置する悪影響・リスク


黄ばみは見た目だけの問題にとどまらず、エアコンの性能や健康への影響にもつながる可能性があります。
放置せず、適切に対処することで、快適で安全な空間を維持できます。
- 見た目の印象が悪化する
- カビや菌の温床になる
- 冷暖房効率の低下
見た目の印象が悪化する
黄ばみがあるだけで、部屋全体の印象が古びて見えることがあります。
せっかく部屋を掃除しても、エアコンの黄ばみが目に入ると清潔感が損なわれてしまいます。
特に来客がある場合などは、思わぬマイナス印象につながる可能性も。



インテリアにこだわる人にとっては、エアコンの色合いも重要な要素の一つです!
カビや菌の温床になる
黄ばみが発生しているということは、内部に汚れが蓄積し、カビや細菌が繁殖しているサインでもあります。
このまま使用を続けると、空気中にそれらの菌が放出されるリスクもあり、健康被害につながることが予想できます。
特に小さなお子様や高齢者がいるご家庭では、早めの対処が必要です。
冷暖房効率の低下
内部の汚れが予想できるなら、冷暖房の効きが悪くなっている可能性が高いです。
エアコンが無理に動作しようとして余計な電力を使い、電気代が高くなることもあります。
黄ばみが見えるということは、内部に目に見えない負荷がかかっている恐れがあり、結果として故障のリスクも増します。



エアコンの黄ばみは、健康面・経済面の2つにも影響することがあります!
解決!エアコンの黄ばみを取る方法


エアコンの黄ばみの放置は、色だけでなく機能にも影響してしまいます。
そのため、できることならなるべく早い対処が必須です。
素早く対処することで、外観を保ち、機能を落とすことも最小限に抑えられます。
- 中性洗剤+柔らかい布で表面拭き
- 重曹水スプレーで頑固汚れを分解
- オキシクリーンを使う
- ハイターを使う
中性洗剤+柔らかい布で表面拭き
汚れが軽度なら、中性洗剤を使ってきれいにするのがおすすめです。
まず、作業前に必ずエアコンの電源を切ってください。
中性洗剤を薄めたぬるま湯に柔らかい布を浸して固く絞ります。黄ばんでいる部分を優しく拭き取り、洗剤が残らないように水拭き・乾拭きも丁寧に行いましょう。
メラニンスポンジを使うことで、より効果的にきれいにできるはずです。



プラスチックが劣化している箇所を強くこすると、傷つく恐れがあるので注意が必要!
重曹水スプレーで頑固汚れを分解
皮脂やヤニなど、こびりついた黄ばみに有効なのが重曹水スプレーです。
重曹を水に溶かしてスプレーボトルに入れ、汚れた部分に吹きかけます。
アルカリ性の性質が油分やタバコの成分を浮かせ、5~10分後に柔らかい布で拭き取ることで、汚れをすっきり除去できます。
スプレーの際は、液体が内部に入らないよう、周囲に布を当てて保護することも忘れないでください。
オキシクリーンを使う
黄ばみの原因が経年劣化や日焼けの場合なら、オキシクリーンなどの漂白剤を使う方法もあります。
オキシクリーンは酸素系の漂白剤のため、あまり人体に害のない洗剤です。
オキシクリーンを100倍ほどに薄め、メラミンスポンジを使いこすっていきます。
あまりに黄ばみがひどい場合には、お風呂場などでオキシクリーンの溶液につけてから作業を行うと効果的です。
10分ほどつけてきちんと洗い流したら、完全に乾燥させるまでエアコンに戻してはいけません。
ハイターを使う
オキシクリーンでも黄ばみが落とせない場合は、ハイターを使いましょう。
ハイターは塩素系の漂白剤です。
オキシクリーンより強力な漂白成分があるため、人体やペットにとって毒性も高いので扱いには注意が必要です。
また、洗剤に含まれる成分から火災などにつながる恐れもあるため、お風呂場などできちんと洗い流すのも必須。



水できちんとすすいで、乾燥させエアコン本体に戻しましょう!
エアコンカバーが外せないならプロに頼む


黄ばみ取りやフィルター掃除などの際には、エアコンカバーを外す必要があります。
しかし、メーカーや機種によって構造や外し方が異なるケースもあるでしょう。
その際には、無理やりはずのは絶対にNGです。
エアコンカバーとはいえ、無理に力を加えれば破損させてしまう恐れがあります。
まずは説明書などで外し方を確認し、外れないようならプロの業者に任せるのが一番です。



掃除するつもりが破損させてしまえば、修理代もかかり時間も無駄にしてしまいます!
エアコンが黄ばむのを防ぐ方法


エアコンの黄ばみの原因には経年劣化もあり、これは防ぐことはできません。
しかし、「なるべく新品の時の白さを保ちたい」のであれば、ある程度は防ぐ方法もあります。
一度キレイにしても、日常のケアを怠ると再び黄ばみが発生するため、次のようなポイントを習慣化しましょう。
- こまめな掃除
- 室内の換気と湿度管理
- 実用的なカバーや日よけの利用
- 運転後の内部乾燥モード活用
- タバコや料理の煙への対策
こまめな掃除
黄ばみがひどくなる前に定期的に掃除することは、有効な予防方法です。
エアコンの前面部分を柔らかい布で拭くことで軽い汚れなら落ちます。
それで汚れが取れない場合には、きちんと電源をオフにし、コンセントを抜いてから硬く絞った布で拭いていきましょう。
フィルターや内部クリーニングも定期的に行うことで、黄ばみだけでなく室内の空気環境もきれいに保てます。



定期的なクリーニングは電気代の増加を防ぐ対策としても有効です!
室内の換気と湿度管理
運転中だけでなく、エアコン停止中も定期的に窓を開けて換気しましょう。
湿度が高いとカビや微生物が繁殖しやすくなるため、除湿モードや置き型除湿機の活用も効果的です。
湿度を50~60%程度に保つことで、黄ばみのもととなるカビを抑制します。



快適な空気環境が保てると同時に、エアコンの長寿命化にもつながります!
実用的なカバーや日よけの利用
エアコンを使わない期間には専用のカバーをかけてホコリや光を遮断するのもありです。
エアコンが窓際にあるなら、日よけシートやブラインドで直射日光を防ぐのも有効です。
過度な紫外線やほこりの影響を減らすことで、プラスチック部品の黄変を予防できます。
運転後の内部乾燥モード活用
冷房運転後に内部クリーン(送風)モードを使用すると、内部に残った水分を乾かし、カビ発生を抑えられます。
運転を停止する直前に1時間程度このモードを稼働させるだけで、カビや黄ばみのもとを減らせます。
特に梅雨時や夏場といった湿度の多い時期には積極的に活用しましょう。
タバコや料理の煙への対策
エアコンのある室内での喫煙は、なるべく避け、可能なら屋外で吸うようにしましょう。
エアコンがある部屋での喫煙は、黄ばみだけでなく、内部の臭いや汚れの原因にもなります。
また、キッチン付近のエアコンは、換気扇やレンジフードを併用し、煙や油分を屋外へ排出します。
空気清浄機を併用することで、微粒子の侵入を大幅に減らすこともできます。



煙による黄ばみを抑えるだけでなく、室内環境もクリーンになります!
プロのエアコンクリーニングが必要な理由


自力での掃除では落としきれない内部の汚れや黄ばみは、業者に依頼することで根本的にキレイにできます。
初めてでも安心して依頼できるポイントを押さえましょう。
分解洗浄で内部まで徹底ケア
プロはエアコンを分解し、熱交換器や送風ファン・ドレンパンなど見えない部分まで高圧洗浄してくれます。
市販クリーナーでは手が届かない部分に蓄積した汚れや黄ばみも一網打尽に(そもそも市販クリーナーは故障などの危険性がある)。
料金は機種やオプションによりますが、「年1回のメンテナンスで快適さを長持ちさせる投資」と考えましょう。
安心の事前見積もりと保証付きサービス
初めての方は費用や作業内容が不安ですが、信頼できる業者は電話やWebで無料見積もりを実施してくれます。
作業後の動作確認や万一のトラブルに備えた保証が付いているかもチェックポイント。



口コミや施工実績を比較し、納得できる業者を選ぶことで「高い」「怖い」というイメージを払拭できます!
エアコンの黄ばみについて:まとめ
この記事では、エアコンが黄ばむ悪影響から原因、黄ばみを取る方法などについて詳しく解説してきました。
経年劣化や直射日光の影響などから、白かったエアコンも黄ばんでいくことはめずらしくありません。
エアコンの黄ばみは、ただ見た目が悪くなるだけでなく、冷暖房効率が落ちることで健康面・経済面でもデメリットも大きいです。
中性洗剤やハイターなどを使うことである程度は黄ばみを落とすことはできます。
もちろん、日常的な掃除やタバコを吸わないなどの予防策を行うことで、黄ばみの状況を抑えることも可能です。
正しい知識と対策を持ってエアコンのケアを行うことで、黄ばみから守り、快適で健康的な室内環境を維持できるでしょう!
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