- エアコン掃除ができない機種や場所
- エアコン掃除をプロに任せるメリット
- 自分できるエアコン掃除の方法と注意点
私たちの生活には欠かせない家電”エアコン”。
しかし、エアコン掃除をしないまま放っておくと、効きが悪くなってしまいます。それでどころか、自分はもちろん家族の健康などにも悪影響を与える可能性もあります。
そのため、定期的なエアコン掃除は必須です。
この記事では、エアコン掃除ができない理由やプロに任せるメリット、自分でもできる掃除方法などについて詳しく解説していきます。
適切な対処法を学び、エアコンを清潔で効率的に保つ方法を見つけましょう。
エアコン掃除は定期的にやる必要がある

エアコン掃除は絶対に定期にやるべきことの一つです。
エアコン掃除をしないまま、放置すると次のようなデメリットがあります。
- アレルギーや疾患などのリスク
- 故障やエアコンの寿命を縮める
- 電気代が高くなる
エアコンは室内の空気を吸い込み、暖かい・冷たい空気を出してくれます。室内のホコリやゴミも吸い込み、それがエアコン内部のカビやダニの栄養になってしまいます。
特に小さいお子さんや高齢者、疾患のある方などと暮らしている場合は、より注意を払う必要があります。
またエアコンの運転効率が下がれば、必要なパワーも増えるため、電気代も増えます。

今は何ともなくても将来的にアレルギーや疾患の発症リスクもあります!
エアコン掃除ができない機種や場所の特徴7選


エアコン掃除は自分ではなく、プロのクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
ですが、プロの業者でも、「エアコンの機種」や「設置場所」によっては、依頼できない可能性があります。
そこで、まずはエアコン掃除ができない機種や場所の特徴を7つご紹介します。
- 時間が取れない
- 自動お掃除機能がついている
- 10年以上前に製造された機種
- 海外のメーカのエアコン
- エアコンの下にスペースがない
- 設置場所が高すぎる
- 天井・壁に隙間がない
時間が取れない
一人暮らしや共働きなどで、自宅にいる時間が少ない方はエアコン掃除を依頼するのが難しいかもしれません。
エアコン掃除を依頼する場合には、必ず在宅している必要があります。
業者が作業中は他の部屋にいても問題ありませんが、作業前後のチェック時には同席することになります。



「女性の一人暮らしなら女性スタッフにお願いする」なども可能です!
自動お掃除機能がついている
自動お掃除機能がついているエアコンは業者からクリーニングを断れてしまうことがあります。
一見、掃除の必要がないように見えるお掃除機能付きのエアコン。
しかし、機能としてはフィルター掃除・熱交換器の除菌などが付いたタイプに分かれています。熱交換器の除菌は高額なタイプの機種のため、基本はフィルター掃除のみで、エアコン掃除は必要です。
ただ、自動お掃除機能がついているエアコンは、内部構造が複雑なため、業者によっては「対応できません」と断れられるケースがあります。



一般的な機種より費用がかかるケースがほとんどです!
10年以上前に製造された機種
製造から10年以上が経っているエアコンも業者から断られることがあります。
エアコンの寿命は10年とされています。そのため、10年以上経ったエアコンは部品がなくなってしまうため、万が一の故障の際の補償ができません。
エアコン掃除業者には、クリーニング後の故障や不具合の際の補償を立てている会社も多いので、リスクが高くなってしまいます。



業者によっては「故障した場合の保証はできませんが作業しますか?」と聞いてくれるケースも!
海外のメーカのエアコン
海外製のメーカーが作ったエアコンも掃除を断られることがあります。
海外製のエアコンは日本のものと違い、内部構造が把握しづらいことも多いです。
また万が一、作業中・作業後に壊れても代わりの部品を用意することも難しいです。
エアコンの下にスペースがない
エアコン掃除を依頼する場合は、下のスペースを空けておく必要があります。
エアコン下に動かせないベッドや家具などあれば、依頼を断れてしまう可能性もゼロではないです。
エアコン掃除を依頼すると、脚立やバケツ、掃除用具を置く場所が必要です。スペースがなければ、作業自体が難しくなることも予想できます。
- ベッドで床板が外せる
- 1人では無理でも業者の人となら動かせる
などの場合なら、依頼もできるでしょう。



エアコン掃除を依頼する際に、あらかじめ部屋の状況を伝えておくとお互いに楽になります!
設置場所が高すぎる
エアコンの設置場所が通常より高い場合には、クリーニング業者から断られることがあります。
通常の住宅の天井の高さは、約2.5mほどです。吹抜けなどの高い部分に設置されていれば、普通の脚立では届きません。
また、危険を伴う高所作業となるので、多くの業者からは断られてしまうでしょう。



家のエアコンの設置場所が通常より高く感じるなら、あらかじめ業者に伝えるのが必須です!
天井・壁に隙間がない
エアコンと天井・壁に隙間がない場合も、業者から断れてしまうかもしれません。
エアコン掃除を依頼する場合、分解や手を入れるスペースが必要なため、天井や壁などに余白がないといけません。
天井と左右の壁、それぞれに約10㎝のスペースが必要とされます。壁ギリギリに設置されている場合、次のような妥協策も考えておきましょう。
- エアコンを移動して分解後にクリーニング
- できる範囲でのクリーニング



どちらの場合でも業者との相談は必要です!
エアコン掃除をクリーニング業者に任せるメリット


「エアコン掃除を自分で行いたい」という方もいるでしょう。
しかし、精密機械であるエアコンは素人が下手に掃除を行うと、故障などのトラブルの元になります。
そのため、プロのクリーニング業者に依頼することは重要です。
そこでプロの業者に依頼するメリットを4つご紹介していきます。
- 内部まできれいに掃除してくれる
- 故障・失敗のリスクが低い
- 時間を有効利用できる
- 道具を揃える手間も必要ない
内部まできれいに掃除してくれる
プロの業者はエアコンの内部構造について知識を持っています。
エアコンを分解し、内部を高圧洗浄機を使いきれいに掃除してくれます。
反対に自力で掃除する場合は、内部清掃は基本的に難しいです。



プロならきちんと養生してくれるので、室内が汚れる心配もありません!
故障・失敗のリスクが低い
エアコンは精密機器なので、知識のない人間や雑に掃除をすれば故障や失敗のリスクもあります。
その点、プロの業者ならエアコン・掃除への知識もあり、安心して任せられます。
市販のエアコン洗浄スプレーを使えば、素人でも簡単な内部清掃ができますが、故障や火災などの心配も出てきます。
万が一、エアコン清掃で故障などの不具合があっても、多くの業者では補償もついています。



クリーニング業者に依頼する際は、補償面にも注意を払いましょう!
時間を有効利用できる
自力でエアコン掃除をするなら、ある程度のまとまった時間が必要です。
しかし、プロの業者に依頼すれば、2〜3時間ほどでエアコンがきれいになります。
エアコン掃除を依頼する場合は、在宅する必要はありますが、作業前後に立ち会いさえすればあとは自由時間です。



仕事や勉強、家事と並行してエアコンがきれいになります!
道具を揃える手間も必要ない
エアコン掃除をする場合、ブラシや布、洗剤、高圧洗浄機などが必要になります。
エアコンを掃除するためにわざわざこうした道具を揃えるのは大変です。
プロなら道具を持って自宅に来てくれるので、あなたが負担に感じる部分を最小限にできます。



掃除後の汚水は、業者によって持ち帰る・帰らないがあるので、事前にチェックしておきましょう!
エアコン掃除ができない場合の影響


日常生活を快適にしてくれるエアコンですが、汚れを放置し掃除しないといくつもの悪影響を受けてしまいます。
- 空気の質の低下
- 冷暖房効率の悪化
- 故障のリスク増加
空気の質の低下
フィルターや内部に溜まったホコリやカビが原因で、室内の空気が汚れます。
小さいお子さんや高齢者などがいれば、健康面も心配になってきます。



特に梅雨や夏場はカビやダニが発生しやすい時期なので、注意が必要です!
冷暖房効率の悪化
エアコン内部にカビや汚れが溜まると、空気の循環が妨げられ、エアコンの性能が低下します。
そして、設定温度になるまでの時間やエネルギーも多くかかるので、結果的に電気代も増加します。
故障のリスク増加
エアコンへの過負担やメンテナンス不足の状態なれば、部品の劣化も進みやすくなります。
そのため、修理や交換などで費用も発生してしまうでしょう。



「エアコン掃除をしないことは、健康面・経済面で悪影響がある」と考える!
自分でもできるエアコン掃除の方法と注意点


エアコンを分解して内部を掃除することはプロの業者に任せるのがベストです。
しかし、日常的な掃除部分については、自分でもできる箇所もあります。
- 定期的なフィルター掃除
- 送風運転もうまく使う
- 自分で内部清掃はしない
- 市販の洗浄スプレーにも注意
定期的なフィルター掃除
フィルター掃除は自力でも行えるエアコンメンテの代表です。
フィルターを外し、表部分を掃除で吸い取り、汚れがひどい場合にはブラシで水洗いしましょう。
エアコン内部に戻す際にはきちんと乾かしてから出ないと、故障などの元になります。



2週間に1回程度を目安に行うのがベスト!
送風運転もうまく使う
梅雨や夏場のエアコン内は湿気が多く発生しています。
こうした湿気はカビやダニを増殖させる原因にもなるので注意が必要です。
冷房・除湿後の1時間ほどは送風運転を行うことで、エアコン内部を乾燥させられます。



内部クリーン機能があれば、その機能でも送風と同じ効果があります!
自分で内部清掃はしない
フィルターや表面部分の簡単な掃除は自分で行えます。
しかし、エアコンを分解しての内部清掃は自力で行うのはやめましょう。
エアコン内部のパーツに間違って水をかけてしまえば、故障や火災、感電などのリスクがあります。
市販のエアコン用洗浄スプレーにも注意
「分解しなくても洗浄スプレーなら大丈夫?」と感じる方もいるかもしれませんが、このスプレーも基本NGです。
エアコン用の洗浄スプレーは中に洗浄剤が入っているので、一見効果が出るような気がします。
しかし、電子部分などの水をかけてはいけないパーツにスプレーすれば、故障や火災などのトラブルを招くかもしれません。



洗浄スプレーとは言っても、洗浄力は弱いため、あまり効果も出づらいです!
エアコン掃除ができない場合について:まとめ
今回は、エアコン掃除ができない理由やプロに任せるメリット、自分でもできる掃除方法などについて詳しく解説してきました。
エアコン掃除を放置しておくと、空気の質の低下やエアコンの性能低下など、多くの問題を引き起こします。
1年1回程度は専門業者に依頼することが必要になってきます。
また、フィルター掃除や送風運転、定期なチェックといった日常的なメンテナンスは欠かせません。
エアコンを清潔に保ち、快適で健康的な室内環境を手に入れましょう!
コメント