「配管などを気にしなくて良い」「一定の場所に風を送れる」などのメリットがある床置きエアコン。
オフィスや病院、工場、一般家庭など、幅広い場所で使われています。
しかし、床に近い場所に設置されているという構造上、ホコリや汚れがたまりやすく定期的なクリーニングは欠かせません。
エアコン内部にホコリやカビが溜まれば効率を低下させるだけでなく、空気の質にも悪影響を及ぼす可能性があります。
この記事では、床置きエアコンのクリーニングの重要性や掃除方法、依頼や掃除するタイミングなどについて詳しく解説していきます。
床置き型エアコンでもクリーニングは重要!
床置き型のエアコンであっても、定期的なエアコンクリーニングは必要です。
床置きエアコンの特徴と掃除の必要性
床置き型エアコンは、床近くに設置されているため、どうしてもホコリやゴミが溜まりやすくなります。
フィルターや内部に汚れやカビなどが蓄積すると、健康面での不安や冷暖房効率が低下し、無駄なエネルギー消費につながります。
定期的な掃除を行うことで、エアコンの性能を維持し部屋の空気を清潔に保つことができます。
定期的なクリーニングの効果
クリーニングを定期的に行うことで、エアコン内部のホコリやカビを除去し、空気の流れがスムーズになります。
これにより、エアコンの冷暖房効率が向上し、電気代の節約にもつながります。
また、エアコン内部の清潔さを保つことで、アレルギーや健康被害を防ぐことも可能です。
特に小さいお子さんや高齢者、アレルギー持ちの方のいるご家庭ではより注意が必要になります!
健康や快適さへの影響
エアコン内部にカビが生えると、運転時に胞子が部屋中に広がり、アレルギーや呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。
特に床に設置されているエアコンは、子供やペットが近くにいることが多いため、清潔に保つことが重要です。
清潔な状態が続けば、エアコン独特の臭いも発生しないので、仕事や勉強への集中力もより高まります。
床置き型エアコンのクリーニング方法
床置きエアコンのクリーニングの必要性がわかったとこで、次は実際のクリーニング方法についてご紹介していきます。
自分で行えるのはフィルター掃除まで
自宅で簡単にできるクリーニングとしては、フィルターの掃除が最も効果的です。
エアコンのフィルターを取り外し、ホコリを掃除機で吸い取り、汚れひどい場合には軽く水洗いしましょう。
水洗いした場合は、きちんと乾燥させてからフィルターを戻さないとカビを繁殖させる元になります。
定期的にエアコンの外部を拭き掃除することも、汚れの蓄積を防ぐポイントです!
プロに依頼するクリーニングのメリット
エアコン内部の奥深くに溜まった汚れやカビは、自分での掃除では十分に取り除くことが難しいです。
プロの業者にクリーニングを依頼することで、エアコンの内部全体を徹底的に清掃してもらえるため、効率が大幅に改善され、健康リスクも軽減されます。
市販のスプレーなども売っていますが、自分で内部のクリーニングを行うのはリスクが高いのでプロに任せましょう。
クリーニング時の注意点と安全対策
フィルター掃除などの日常的なメンテナンスだとしても、エアコンをクリーニングする際には必ず電源を切り、コンセントも抜きましょう。
特に夏場はカビの増殖も早いため、冷房後には送風運転を1時間ほどすることでエアコン内部を乾燥させることもできます。
床置きエアコンのクリーニングに対応している業者は少ない!
オフィスや病院、一般家庭など、幅広い場所で設置されている床置きのエアコンですが、クリーニング業者によっては対応していない場合も多いです。
対応 | 料金 | |
おそうじ本舗 | なし | ー |
ベアーズ | なし | ー |
おそうじ革命 | あり | 14,300円〜 |
カジタク | なし | ー |
ユアマイスター | なし | ー |
ダスキン | あり | 不明 |
東京ガス | なし | ー |
このように大手のクリーニング業者を見ても、床置きエアコンに対応している会社は少ないです。
もちろん、床置きエアコンが一般家庭でほとんど使われていないなどの理由もありますが。
床置きエアコンのクリーニングを依頼した場合の作業の流れ
床置きエアコンでも通常の壁掛けエアコンとほぼ同じような作業の流れになっていきます。
クリーニング前にまずはエアコンの電源をいれ、動作確認を行います。
通常のエアコンクリーニングの手順と同じく、動作確認後に養生していきます。
前面パネルやフィルター、送風ファンなどの分解を行います。
パーツの分解後は、熱交換器を高圧洗浄機していきます。
フィルターやパネルなどの分解したパーツを洗浄していきます。
洗浄したパーツをよく乾燥させ、組み立てていきます。
最後にエアコンの動作確認を行い、クリーニング作業は完了です。
「製造から10以上経っている」「設置場所の高さが2m以上」など、少し特殊な機種・環境の場合は、事前に業者側に伝えておくのがおすすめです。
床置き型エアコンのクリーニングの頻度とタイミング
床置きエアコンにもクリーニングの頻度や依頼すべきタイミングがあります。
季節ごとのクリーニングスケジュール
エアコンクリーニングのおすすめのタイミングは、「使い始める前の季節の変わり目」「使用頻度が高い夏と冬の前後」です。
使用中も2週間〜月に1回程度のフィルター掃除を習慣にすることで、快適な空気環境を保つことができます。
ホコリや汚れがたまりやすい状況
床に近い場所に設置されているエアコンは、特にホコリが溜まりやすいため、頻繁に掃除を行うことが重要です。
特にペットを飼っている場合や家族が多い環境では、フィルターや内部のクリーニングを頻繁に行うことが理想的です。
長期間使用したエアコンのメンテナンス
長期間使用しているエアコンは、内部に汚れが溜まりやすいため、年に1回はプロのクリーニングを依頼するのが望ましいです。
これにより故障を防ぎ、長くエアコンを使い続けることができます。
床置きエアコンのクリーニングについて:まとめ
この記事では、床置きエアコンのクリーニングの重要性や掃除方法、依頼や掃除するタイミングなどについて詳しく解説してきました。
床置きエアコンのクリーニングは、快適な空気環境とエアコンの効率を保つために非常に重要です。
定期的な清掃を行うことでエアコンの寿命を延ばし、電気代の節約や健康リスクの軽減にもつながります。
特に床に設置されたエアコンは、特性上ホコリや汚れが溜まりやすいため、こまめなメンテナンスが必要です。
フィルター掃除などの自分で行う部分に加え、プロのクリーニングを活用して常に清潔で効率的なエアコン環境を維持しましょう!
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