- エアコンクリーニングが必要な理由
- クリーニングの頻度やベストな時期
- クリーニングを依頼するタイミング
- クリーニング頻度を減らす方法
エアコンクリーニングは、快適な室内環境を維持するための重要なメンテナンス作業です。
定期的なクリーニングを怠るとカビや汚れが溜まり、健康に悪影響を与える可能性が高くなります。
またきちんとしたエアコンクリーニングだけではなく、フィルター掃除をするだけでも4〜6%の電気代を抑えられることも明らかになっています(環境省よりhttps://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/home/saving03.html)。
この記事では、エアコンクリーニングの必要性や頻度の目安、業者に依頼するタイミングなどについて詳しく解説していきます。
これからエアコンクリーニングを初めて利用する方も、適切な知識を身につけることで、後悔のない依頼ができるようになるでしょう。
私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています!
エアコンクリーニングが必要な5つの理由

エアコンは長期間使用することで、内部にホコリやカビが蓄積し、冷暖房効率の低下や不快な臭い、さらには健康リスクを引き起こすことがあります。
このため、定期的なクリーニングはエアコンの性能を維持するために欠かせません。
そこでまずは、エアコンクリーニングが必要な理由を5つご紹介します。
- エアコン内部の汚れとその影響
- 電気代が上がる
- 健康リスクを減らす
- 水漏れの原因にもなる
- エアコンの寿命が短くなる
エアコン内部の汚れとその影響
エアコンのフィルターや内部の熱交換器などに溜まった汚れは、冷暖房効果を著しく低下させる原因になります。
きちんと掃除が行き届かないと、部屋の空気が汚染されるため、効率が悪くなるだけでなくカビの発生による嫌な臭いや健康被害のリスクも高まります。
咳や肺炎、アレルギーなどの原因になる恐れもあります。
電気代が上がる
エアコン内にホコリやカビなどの汚れが溜まっていると、エアコンの効きが弱くなり無駄な電力を使うため電気代も上がってしまいます。
使用頻度によって違いますが、年間で数千~約1万円ほども違いがでるケースもあります。
健康リスクを減らす
エアコンクリーニングを定期的に行うことで、花粉やハウスダスト、カビといったアレルゲンを除去し、家族全員の健康リスクを低減できます。
清潔な空気を維持することは、アレルギー対策や呼吸器の健康を守るためにも重要になってきます。

特に小さいお子さんやペットが暮らす家であれば、定期的なエアコンクリーニングが必要です!
水漏れの原因にもなる
エアコン内やフィルターに汚れが溜まると結露も多く発生し、排水が追いつかずに水漏れの原因になることがあります。
こうしたエアコンの水漏れを放置すると、「床や畳が腐食する」こともあるので注意が必要です。
エアコンの寿命が短くなる
一般的に「エアコンの寿命は10年程度」と言われています。
ところが、エアコン内部の汚れを放置しておくと寿命を縮める原因の一つになる可能性があります。



年々省エネ化が進んでいるエアコンですが、すぐに買い替えるなら省エネの意味がありません!
エアコンクリーニングの頻度やベストな時期


「エアコンクリーニングの頻度は1年に1回程度」がおすすめです。
【1人暮らしの方と4人家族の方の場合】【赤ちゃんやペットがいる場合】など、使用環境や各家庭のエアコンの状態によって異なりますが、最低でも2年に1回程度は必要でしょう。
ここでは、一般的な目安と使用環境に応じた調整について説明します。
- 一般家庭でのクリーニング頻度は年1回
- 使用環境に応じた頻度の調整
- 冷房のみなら4~5月
- 冷暖房使うなら10月前後
- 割引きを考えるなら春・秋
一般家庭でのクリーニング頻度は年1回
通常、一般家庭では年に1回、プロの業者によるクリーニングがベストされています。
特に夏場のエアコンには強い負荷がかかるため、内部の汚れを一掃することで、冷房効果を最大限に引き出すことができます。



冷暖房効果があがれば、電気代の節約にもつながっていきます!
使用環境に応じた頻度の調整
【ペットがいる家庭】【喫煙者がいる家庭】【湿度が高い地域】などでは、内部に汚れが溜まりやすくなります。
そうした場合では、年1回では不十分なこともあるでしょう。
「半年に一度」などのエアコンクリーニングの回数の調整を検討するのもありです。



頻度の目安は重要ですが、状況にあった回数にすることが大切です!
冷房のみなら4~5月
夏場にしかエアコンを使わない方なら、冷房を使い始める前の4月前後がおすすめです。
この時期ならエアコン内に残っている花粉も洗浄できるため、アレルギーのある人にとっても良いタイミングです。
冷暖房使うなら10月前後
冷房・暖房の両方を使う方の場合は、10月前後がおすすめです。
10月前後なら夏の湿気で増えたカビ、春と秋の花粉も同時に除去することができます。
割引きを考えるなら春・秋
エアコンクリーニングの費用に悩んでいる方は、春や秋に依頼するのも良いでしょう。
春や秋はエアコンクリーニング業者にとって閑散期になり、キャンペーンやセールを行うケースが多いです。



1台につき5千円以上も節約できる可能性があるので、安くあげたいなら春・秋を狙いましょう!
エアコンクリーニングを自分でやるのは良くない!


「費用を抑えたい!」と感じる方の中には、『自分でもエアコンクリーニングができるのでは?』と考える方もいます。
確かにフィルター掃除程度であれば問題ありませんが、エアコン内部の掃除ならプロに任せるのがベストです。
エアコンクリーニングをする際は、本体を分解し洗浄する必要があります。
しかし、下手に素人が行ってしまうと「故障や不具合のリスク」「汚れや洗剤の落とし忘れ」のような状況になる可能性も高いです。
エアコンの中にはお掃除機能付きの機種もあります。



故障や不具合を起こすと、最悪、火災のリスクもあるので注意しましょう!
エアコンクリーニングを依頼するタイミング


1年に1回は必要とわかっていても、エアコンクリーニングを依頼するタイミングを知りたい方もいるでしょう。
そこでエアコンの状態から見る、クリーニングを依頼するタイミングを3つご紹介します。
次のようなサインが出ているなら”1年に1回でなくても掃除の必要”があります。
- エアコンを動かすと臭い
- 送風ファンにホコリや汚れが目立つ
- 部屋がなかなか冷えない・暖まらない
エアコンを動かすと臭い
エアコンを動かした時に「臭いな、、、」と感じるなら、それはクリーニングのタイミングです。
エアコンが臭い理由は内部に発生しているカビです。カビが発生していればフィルター掃除だけでは足りません。
赤ちゃんやアレルギー持ちの人がいる場合には、すぐに依頼するのがおすすめです。
送風ファンにホコリや汚れが目立つ
吹き出し口を覗いた時に送風ファンに汚れやホコリがついているなら、早めの掃除を考えましょう。
そのまま汚れを放っておくと、内部のカビが増殖する原因になります。



綿棒などを使うこと送風ファンの手前は掃除できますが、中の汚れを取りたいならプロへの依頼が必要です!
部屋がなかなか冷えない・暖まらない
エアコンの効きが弱い原因で考えられるのが、熱交換器の汚れやフィルターの目詰まりです。
フィルター掃除なら自分でも可能ですが、それでも状況が変わらないならプロに依頼するのが良いでしょう。
熱交換器の掃除は専門的な知識・技術が必要になってきます。
エアコンクリーニング頻度に不安がある方へのアドバイス


エアコンクリーニングの頻度について悩む方は多いですが、いくつかのポイントを押さえることで、安心して依頼できるようになります。
定期的なメンテナンスも重要
普段からフィルター掃除や軽いメンテナンスを行うことで、エアコンの状態を把握しやすくなります。
そのため、「結構カビがあるな、、、」などがわかると、プロに依頼すべきタイミングも明確になります。
その結果、必要以上に頻繁なクリーニングを避け、コストを抑えることも可能です。
プロに依頼する前に自分でできる対策
初めてのエアコンクリーニング依頼を考えている場合は、まずは自分でフィルターや室内の簡単な掃除を試み、エアコンの状態をチェックしましょう。
自分での清掃・プロのクリーニングの違いを理解することで、依頼時に具体的な状況を業者に伝えやすくなります。



後ほど、エアコンクリーニングの頻度を減らす方法をご紹介します!
依頼時のポイントと業者選びのコツ


エアコンクリーニングを依頼する際、信頼できる業者を選ぶことが満足度を上げる鍵となります。
そのため、次のポイントにも注意しましょう。
業者選びの基準
業者の口コミや実績、保証内容をしっかりチェックし、信頼性の高いサービスを選ぶことが重要です。
料金だけでなく、作業内容やアフターサポートも比較することで、安心して依頼できる業者を見つけることができます。
同じクリーニング業者の中でも、店舗・担当者が違えば評価も変わってくることもあります。



ネット上の意見は”参考程度”に考える方が良いです!
依頼前の確認事項
クリーニング内容や作業時間、料金体系など、事前に確認しておくべきポイントを明確にしておきましょう。
きちんと予習しておくことで、疑問点を担当者に問い合わせしやすくなります。
また、後からトラブルに発展するリスクも低減できます。
エアコンクリーニングの頻度を減らす方法


一度はクリーニング業者に依頼しても、「次はもう少し間を置きたい」という方は、次の方法を試すことでエアコンクリーニングの頻度を少なくできます。
- 冷房使用後は送風運転をする
- フィルター掃除を行う
- こまめな換気をする
冷房使用後は送風運転をする
冷房や除湿機能を使うと、内部に結露が発生し、それがカビの栄養になります。
ところが、送風運転をすることで内部も乾燥し、カビの増殖を抑制することができます。



クリーン機能など内部乾燥機能が付いているエアコンなら、送風運転でなくても大丈夫です!
フィルター掃除を行う
エアコンのフィルターは、室内のホコリや汚れなどを吸い込みます。汚れをそのままにしておくと、カビの栄養になります。
フィルターのホコリを掃除機で吸い、水洗いをしてよく乾かしましょう。
こまめな換気をする
エアコンは室内の空気を取り込み、フィルター・熱交換器を通って吹き出す仕組みになっています。
ですので、室内に汚れが溜まっているとフィルターや内部にホコリ・汚れが吸い込まれてしまいます。



特にペットがいる家庭や喫煙者がいる家庭では、汚れも増えるためこまめに換気しましょう!
エアコンクリーニングの頻度について:まとめ


この記事では、エアコンクリーニングの必要性と頻度の目安、業者に依頼するタイミングなどについて詳しく解説してきました。
エアコンクリーニングの頻度は、基本的には年に1回が推奨されてます。
ですが、ご家庭の状況や使用環境によっては、半年に一度などのクリーニングが望ましい場合もあります。
定期的なフィルター掃除などの日常的なメンテを実施することで、エアコンの状態を把握しやすくなり、プロに依頼すべきタイミングも分かるようになります。
また、初めて依頼する際には、信頼できる業者を選び、口コミや実績、保証内容などをしっかりチェックし、依頼前に疑問点を解消しておくことが重要です。
適切な業者選びや依頼するタイミングを逃さず、きちんとしたプロの業者に依頼することで健康管理や電力消費などを抑えることができるでしょう!
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