壁ギリギリに設置されたエアコンは、空間的な制約により、クリーニングやメンテナンスを難しくする場合があります。
しかし、設置場所に関係なく、エアコンの内部にはホコリやカビがたまりやすく定期的なクリーニングが必要です。
特に、狭いスペースに設置されたエアコンでは掃除が難しくなることがあり、汚れが蓄積してしまうと、エアコンの効率や寿命に悪影響を及ぼす可能性もあります。
この記事では、壁ギリギリに設置されたエアコンがある影響やクリーニング方法などについて詳しく解説していきます。
壁ギリギリにエアコン設置されている影響
エアコンが壁ギリギリに設置されていると、そうでない場合に比べ、さまざまな影響を受けてしまいます。
影響1:壁とエアコンの距離がクリーニングに悪影響を与える
壁ギリギリに設置されたエアコンは、掃除機やエアダスターなどの清掃ツールを使う際に、十分なスペースが確保できないことがあります。
このため、フィルターや内部部品の取り外しや清掃が難しく、「ホコリやカビの除去が不十分になる」ことがあります。
また、プロのクリーニング業者に依頼する際には、より費用が高くなる可能性もあります。
影響2:クリーニング作業が制限される
エアコンのクリーニング作業では、フィルターだけでなく内部の熱交換器やファンの掃除も重要です。
しかし、壁ギリギリに設置されていると、工具を使っての分解作業が難しくなることもあるため、内部の汚れが完全に取り除けないことがあります。
熱交換器やファン部分の汚れはエアコンの性能に直結するため、十分なスペースがある場所に設置するのがベストです!
影響3:エアコンのパフォーマンスにも影響する
壁際の限られたスペースでは、エアコンの吸気や排気が十分に行われず、効率が落ちる可能性があります。
また、内部の汚れが蓄積されると冷暖房の効果が低下し、消費電力も増えるため電気代がかさむことが予想できます。
そのため、クリーニングが十分にできないとこの悪循環を回避するのが難しくなります。
壁ギリギリなら悪化する?エアコンクリーニングをしないリスク
壁ギリギリなど設置場所に関係なく、エアコンクリーニングをしないまま放っておくと次のようなリスクがあります。
- エアコン効率の低下
- 健康被害のリスクもある
- 故障や寿命が短くなる
エアコンは快適な空間を作るための機械ですが、内部のカビやホコリが増えることで排出される空気が悪くなり、健康に悪影響を与えます。
特に小さいお子さんや呼吸器系の疾患を持つ方、高齢者がいるご家庭ならより注意が必要になります。
また汚れから冷暖房の効率が落ちれば、設定温度にするためにより多くのパワーが必要になるため電気代がかかります。
これではせっかく省エネ設定のエアコンを使っていても、経済的に得するのは難しくなります!
壁ギリギリでもエアコンクリーニングは可能!
たとえ壁ギリギリにエアコンが設置されていても、クリーニングをしてもらうことは可能です。
しかし、「通常のエアコンクリーニングと違う方法をとる」「掃除箇所に妥協しないといけない」などの場合もあります。
エアコンクリーニングに必要なスペース
通常のエアコンクリーニングでは【天井・右・左のスペースが10㎝ずつ、下は畳1畳ほどのスペースが必要】とされています。
このスペースが確保されていないと、業者から断れてしまうかもしれません。
もちろん、中にはこれ以下のスペースしかない場合でも、クリーニングを受け入れてくれる可能性もあります。
ですが、掃除するエアコンがお掃除機能付きの機種の場合は、配線などの関係上、断られる原因にもなります。
エアコンの設置場所が壁ギリギリなどの場合には、事前に業者側に相談しておくのがおすすめです!
狭いスペースでのエアコンクリーニングが難しい場合の対処法
壁ギリギリなどの厄介な場所にエアコンがある場合、業者によっては次のような対処法を行ってくれることもあります。
- 分解してクリーニング
- 一時的に移動してクリーニング
- できる範囲内でクリーニング
手間がかかるため、クリーニング作業の際にエアコンを丸ごと移動させてくれる業者はほぼいません。
そのため、壁ギリギリにエアコンが設置されているなら、「できる範囲での掃除をお願いする」ことも考えておいた方が良いでしょう。
壁ギリギリに設置してあるエアコンのクリーニング時の注意点
壁ギリギリにエアコンが設置されているご家庭で、プロの業者にクリーニングを依頼する際には次のような部分に注意しましょう。
依頼時に業者に相談しておく
エアコンクリーニングを依頼する時には「壁からギリギリなので、、、」など、事前に業者側に知らせておくのがベストです。
業者によっては、手間のかかる位置にエアコンが設置されている場合に断るケースもあります。
そのため、予約時に知らせずに訪問当日にエアコンの設置場所を知れば、作業もできず、お互いに無駄な時間を過ごすだけになってしまいます。
特にお掃除機能付きエアコンの場合、機種によって通常よりスペースが必要になることもあるので、事前に知らせることが大切です!
再設置の際には別のスペースを検討する
新しいエアコンを設置する際には、今の場所からずらすことも考えておきましょう。
移動できない場合は仕方がありませんが、わざわざクリーニングしづらい場所にエアコンを設置すれば後々面倒になるだけです。
設置業者からすれば、「エアコンクリーニングのことは考えていない」可能性が高いので、ご自身が設置後のメンテナンスのことまで気を配るのが一番です。
壁ギリギリのエアコンのクリーニングについて:まとめ
この記事では、壁ギリギリに設置されたエアコンの影響やクリーニング方法などについて詳しく解説してきました。
壁ギリギリに設置されたエアコンでも、多くの場合ではクリーニングが可能です。
ただし、クリーニングを行う前に「エアコンの状態を業者に知らせる・確認してもらう」ことが重要です。
また、必要であれば取り外し作業を含めた対策をクリーニング日当日までに検討しておくことをおすすめします!
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