エアコンクリーニングは、エアコンの性能を保ち、健康的な空気を維持するために重要なメンテナンスです。
プロの業者にクリーニングを依頼しようと思っても、「使用している機種によっては断れてしまう」ケースがあります。
また万が一、エアコンクリーニングを行った際に故障しても、メーカー保証や業者の補償が受けられなくなることもあります。
この記事では、エアコンクリーニングでよくあるトラブルとクリーニングを断られる理由、故障した際の対処法などについて詳しく解説していきます。
エアコンクリーニングであるトラブル
プロの業者に依頼してもエアコンクリーニングでトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
エアコンクリーニングでよくあるとトラブルが次の3つです。
エアコンの故障
依頼前には全く問題なく動いていたエアコンが、クリーニング後に故障してしまうことがあります。
この原因として考えられるのが「間違って電気部分に水をかけてしまった」というものです。
- 知識・技術のない業者に頼んだ
- 自分でエアコン掃除をしてしまった
などが原因のことが多いです。
部品の破損
エアコンクリーニングでは本体カバーやフィルターをはじめ、さまざまな部品を分解して掃除を行っていきます。
しかし、少し雑なスタッフにあたってまうと、「取り外す・つけるときに部品が壊れてしまった」というトラブルに遭うことがあります。
これは完全に業者側の責任なので基本は賠償してくれるはずですが、保証内容や期間は業者によっても違うので、事前によく確認しておきましょう。
床や壁、家具の汚れ
水や洗浄液を使ってエアコンクリーニングをしていくため、床や壁、家具などに汚れが飛び散ってしまうこともあります。
きちんとした業者なら、周辺をしっかりと養生してくれるので心配はないでしょう。
エアコンクリーニングでは思わぬトラブルに遭遇してしまう可能性もゼロではありません。
トラブルを避けるためには、実績や技術力のある信頼できる業者を選ぶことが大切です!
「保証できないから?」エアコンクリーニングを断れる理由
エアコンクリーニングを依頼しようと業者側に連絡をしても、断れてしまうケースもあります。
その理由で一番多いのが、「エアコンの製造年数」が原因です。
エアコンの寿命は10年ほどとされていて、その年数を超えると故障や破損のリスクが高くなり、万が一故障してもメーカー側に部品が残っていないこともあります。
そのため、業者としても「壊れるリスクが高いエアコンは掃除したくない」というのが本音です。
業者によっては『製造から8〜9年のエアコンでも断る』というケースもあります。
また製造から10年以上たったエアコンでも「洗浄後の故障などのトラブルには対応できないけどクリーニングしますか?」と提案されることはあります。
古いエアコンを依頼した際に何の忠告もなく故障しても「保証の対象外です!」と後から言われるパターンもあるので注意です!
クリーニング後にエアコンが壊れてしまった時の対処法
クリーニング後にエアコンが壊れてしまった場合でも、冷静に対処することが大切です。
保証内容の確認
故障などのトラブルがあったら、まずは業者の保証内容を確認しましょう。
保証内容には、範囲や条件などが記載されています。
クリーニング業者へ連絡
エアコンクリーニング後に故障や異常などを発見したら、なるべく早めにクリーニング業者に連絡しましょう。
上の部分でもご紹介したように、保証には「トラブルの保証は施工日から3日以内」などの条件が決まっていることもあるので、早めの業者への連絡が鍵になります。
場合によっては自分で対応
クリーニングを行っても「エアコンからの臭い風が変わっていない」というケースもあります。
この場合にはエアコン内部がきちんと乾燥していないことも予想できるので、1時間ほど送風運転を行うことで解決するかもしれません。
それでも解決しない場合には、「内部の汚れや洗浄液が落ちきれていない」などが考えられるのでクリーニング業者に連絡しましょう。
万が一のトラブルを避けるためにも、依頼前のエアコン状態を写真や動画に納めておくのもおすすめです!
エアコンクリーニングで保証対象外にならないようにする注意点
エアコンクリーニングを依頼しトラブルにあった場合に、「これは保証対象外ですね」と言った予想外の事態を避けるには次のようなポイントに注意しましょう。
作業前・後を写真や動画に残す
エアコンクリーニングを依頼する時には、次のようなパターンの写真や動画を残しておきましょう。
- 作業前の状態(停止時・起動時)
- 作業後の状態(トラブル時)
業者側に「最初から壊れてましたよ!」などと変な言い訳をされないためにも、きちんと証拠を残しておくことは大切です。
疑問があればその場で解決する
エアコンクリーニング前・最中・作業後でも、気になる点や不安点があればきちんと業者に確認しておきましょう。
その都度ごとに質問しておけば、後で言った言わないなどの揉め事になる心配を減らせます。
きちんとした業者に依頼する
当たり前のことですが、エアコンクリーニングを依頼する時にはきちんとした業者を選びましょう。
- 実績や技術力がある
- 口コミや評判が高い
- 保証内容がきちんとしている
こうした業者を選べば、安心して依頼できますし、万が一のトラブルの際にもしっかりとした対応が期待できます。
「他社と比べて異様に料金が安い」などの業者には注意が必要です!
エアコンクリーニングでメーカーから保証対象外になる主なケース
エアコンクリーニングを行う場合には、業者に依頼するだけでなく、自分で行う方もいます。
ここでは、メーカーからの保証対象外になるケースについてご紹介していきます。
メーカーの保証とクリーニング業者の保証の違い
エアコンクリーニングに関する保証は、メーカーの保証と業者独自の保証が存在します。
メーカーの保証は「通常、製品の不具合に対するもので、クリーニング中に発生した問題は対象外になることが多い」です。
一方で業者の保証は、「クリーニング作業そのものに対する補償であり、故障や損傷が発生した場合」は業者に責任が生じます。
どちらの保証も有効に活用するためには、それぞれの条件をきちんと把握することが大切です!
過失や誤操作による故障
エアコンクリーニング中に、機械に対する誤操作や部品を損傷させてしまう場合は、通常、保証対象外となります。
特に自分でクリーニングを試みる際に部品の取り扱いに失敗したり、市販の洗浄スプレーなどの化学薬品を誤って使用した場合、エアコンが正常に機能しなくなるリスクがあります。
これらの過失は、保証が適用されないため、クリーニングを行う際には、正しい手順をしっかりと理解することが重要です。
クリーニング中の物理的損傷
エアコンクリーニング中に物理的な損傷が発生した場合、特に掃除機やブラシでフィルターや配管を破損させるケースも保証対象外となることがあります。
これらの物理的な損傷は、メーカーの保証でカバーされないため、クリーニング中は注意深く作業を進めましょう。
エアコンクリーニングで保証対象外になる場合について:まとめ
この記事では、エアコンクリーニングでよくあるトラブルとクリーニングを断られる理由、故障した際の対処法などについて詳しく解説してきました。
プロに依頼したとしてもエアコンクリーニングで故障などのトラブルに遭う可能性もゼロではありません。
また、「製造から10年経っている」影響からクリーニングの依頼自体ができないこともあります。
実績・技術力のある業者を選び、保証内容を事前にきちんと確認することで、エアコンクリーニング時のトラブルを回避し、うまく立ち回っていくことができるでしょう!
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