- クリーニングで保証対象外になるケース
- クリーニングでよくあるトラブル
- エアコンクリーニングを断られる理由
- 保証対象外にならないための注意点
エアコンクリーニングは、エアコンの性能を保ち、健康的な空気を維持するために重要なメンテナンスです。
プロの業者にクリーニングを依頼しようと思っても、「使用している機種によっては断れてしまう」ケースがあります。
また万が一、エアコンクリーニングを行った際に故障しても、メーカー保証や業者の補償が受けられなくなることもあります。
この記事では、エアコンクリーニングでよくあるトラブルとクリーニングを断られる理由、故障した際の対処法などについて詳しく解説していきます。
私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています!
エアコンクリーニングにおける保証制度の基本

エアコンクリーニングを依頼する際、業者が提供する”保証制度”について理解しておくことは非常に重要です。
サービス中・後に万が一、トラブルが発生したとき、「どこまでが保証されるのか?」を知っておくことで、安心してクリーニングを依頼できるようになります。
保証対象の条件とは?
多くの業者では、一定の条件を満たしている場合に限り、保証が適用されます。
たとえば、【クリーニング後に発生した不具合が業者側の作業ミスによるものであると認められた場合、無料で修理や対応が行われる】などです。
しかし、この条件には明確な基準があるため、事前に確認が必要です。
また、基準も業者ごとに異なるため、「どのような場合に保証されるのか?」を契約時にしっかり把握しておくことが重要になります。
保証の適用期間と内容
エアコンクリーニング時のトラブルの際の保証が適用される期間は、業者によって数日から数週間と幅があります。
さらに保証される内容も故障対応から再クリーニングまで様々です。
依頼する際には、保証の有無だけでなく、その具体的な内容を確認しておくことで、後々のトラブルを避けることができます。

契約書の保証内容をよく読み、不明点は事前に質問しておくことが大切です!
エアコンクリーニングで保証対象外となるケース


エアコンクリーニングの保証が必ずしもすべてのトラブルをカバーしているわけではありません。
あらかじめ”保証対象外”となるケースを知っておくことで、不要なトラブルや誤解を防ぐことができます。
代表的な保証対象外のケースとしてまず挙げられるのが、「利用者の過失」によるトラブルです。
たとえば、『無理に部品を外す』『業者の指示に従わずに使用した』ことで故障した場合、保証対象外となることがあります。
また、経年劣化による故障も多くの業者では保証対象外です。
10年以上使用しているエアコンに対しては、クリーニングがきっかけで不具合が起きても、保証の対象にならない可能性が高いことを理解しておきましょう。



エアコンの使用年数や型番、動作状況を事前に確認しておきましょう!
エアコンクリーニングでよくあるトラブル


プロの業者に依頼してもエアコンクリーニングでトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
エアコンクリーニングでよくあるとトラブルが次の3つです。
- エアコンの故障
- 部品の破損
- 床や壁、家具の汚れ
エアコンの故障
依頼前には全く問題なく動いていたエアコンが、クリーニング後に故障してしまうことがあります。
この原因として考えられるのが「間違って電気部分に水をかけてしまった」というものです。
- 知識・技術のない業者に頼んだ
- 自分でエアコン掃除をしてしまった など
部品の破損
エアコンクリーニングでは本体カバーやフィルターをはじめ、さまざまな部品を分解して掃除を行っていきます。
しかし、少し雑なスタッフにあたってまうと、「取り外す・つけるときに部品が壊れてしまった」というトラブルに遭うことがあります。
これは完全に業者側の責任なので基本は賠償してくれるはずです。



保証内容や期間は業者によっても違うので、事前によく確認しておきましょう!
床や壁、家具の汚れ
水や洗浄液を使ってエアコンクリーニングをしていくため、床や壁、家具などに汚れが飛び散ってしまうこともあります。
きちんとした業者なら、周辺をしっかりと養生してくれるので心配はないでしょう。
エアコンクリーニングでは思わぬトラブルに遭遇してしまう可能性もゼロではありません。



トラブルを避けるためには、実績や技術力のある信頼できる業者を選ぶことが大切です!
「保証できない?」エアコンクリーニングを断られる理由


エアコンクリーニングを依頼しようと業者側に連絡をしても、断れてしまうケースもあります。
その理由で一番多いのが、「エアコンの製造年数」が原因です。
エアコンの寿命は10年ほどとされていて、その年数を超えると故障や破損のリスクが高くなり、万が一故障してもメーカー側に部品が残っていないこともあります。
そのため、業者としても「壊れるリスクが高いエアコンは掃除したくない」というのが本音です。
業者によっては『製造から8〜9年のエアコンでも断る』というケースもあります。
また製造から10年以上たったエアコンでも「洗浄後の故障などのトラブルには対応できないけどクリーニングしますか?」と提案されることはあります。



古いエアコンを依頼した際に何の忠告もなく故障しても「保証の対象外です」と後から言われるパターンもあるので注意です!
クリーニング後にエアコンが壊れてしまった時の対処法


クリーニング後にエアコンが壊れてしまった場合でも、冷静に対処することが大切です。
- 保証内容の確認
- クリーニング業者へ連絡
- 場合によっては自分で対応
保証内容の確認
故障などのトラブルがあったら、まずは業者の保証内容を確認しましょう。
保証内容には、範囲や条件などが記載されています。
クリーニング業者へ連絡
エアコンクリーニング後に故障や異常などを発見したら、なるべく早めにクリーニング業者に連絡しましょう。
上の部分でもご紹介したように、保証には「トラブルの保証は施工日から3日以内」などの条件が決まっていることもあるので、早めの業者への連絡が鍵になります。
場合によっては自分で対応
クリーニングを行っても「エアコンからの臭い風が変わっていない」というケースもあります。
この場合にはエアコン内部がきちんと乾燥していないことも予想できるので、1時間ほど送風運転を行うことで解決するかもしれません。
それでも解決しない場合には、「内部の汚れや洗浄液が落ちきれていない」などが考えられるのでクリーニング業者に連絡しましょう。



万が一のトラブルを避けるためにも、依頼前のエアコン状態を写真や動画に納めておくのもおすすめです!
エアコンクリーニングで保証対象外にならないようにする注意点


トラブルを避けるためには、事前の確認や準備が欠かせません。
「これは保証対象外ですね!」といった予想外の事態を避けるためにも次のようなポイントには注意しましょう。
- 事前チェックと点検の重要性
- 作業前・後を写真や動画に残す
- 疑問があればその場で解決する
- きちんとした業者に依頼する
事前チェックと点検の重要性
クリーニングを依頼する前に、エアコン本体の状態をよく確認しておきましょう。
動作確認や異音の有無、リモコンの反応などをチェックすることで、「異常がないか?」を把握できます。
また、掃除対象のエアコンが古すぎないか、型番や製造年も確認することが重要です。
これらの情報を事前に把握しておくことで、業者も対応しやすくなり、保証の有無についても正確に案内してもらえるでしょう。
作業前・後を写真や動画に残す
エアコンクリーニングを依頼する時には、次のようなパターンの写真や動画を残しておきましょう。
- 作業前の状態(停止時・起動時)
- 作業後の状態(トラブル時)
業者側に「最初から壊れてましたよ!」などと変な言い訳をされないためにも、きちんと証拠を残しておくことは大切です。
疑問があればその場で解決する
エアコンクリーニング前・最中・作業後でも、気になる点や不安点があればきちんと業者に確認しておきましょう。
その都度ごとに質問しておけば、後で言った言わないなどの揉め事になる心配を減らせます。
きちんとした業者に依頼する
クリーニング業者を選ぶ際は、価格だけで判断せず、実績や口コミを参考にしましょう。
- 実績や技術力がある
- 口コミや評判が高い
- 保証内容がきちんとしている
特に保証制度が明確に提示されている業者は、信頼性が高い傾向があります。
万が一に備えたサポート体制が整っているかどうかは、安心して依頼するための大きな判断材料になります。



「他社と比べて異様に料金が安い」などの業者には注意が必要です!
クリーニングでメーカーから保証対象外になる主なケース


エアコンクリーニングを行う場合には、業者に依頼するだけでなく、自分で行う方もいます。
ここでは、メーカーからの保証対象外になるケースについてご紹介していきます。
- メーカー・クリーニング業者の保証の違い
- 過失や誤操作による故障
- クリーニング中の物理的損傷
メーカーの保証とクリーニング業者の保証の違い
エアコンクリーニングに関する保証は、メーカーの保証と業者独自の保証が存在します。
メーカーの保証は「通常、製品の不具合に対するもので、クリーニング中に発生した問題は対象外になることが多い」です。
一方で業者の保証は、「クリーニング作業そのものに対する補償であり、故障や損傷が発生した場合」は業者に責任が生じます。



どちらの保証も有効に活用するためには、それぞれの条件をきちんと把握することが大切です!
過失や誤操作による故障
エアコンクリーニング中に、機械に対する誤操作や部品を損傷させてしまう場合は、通常、保証対象外となります。
特に自分でクリーニングを試みる際に部品の取り扱いに失敗したり、市販の洗浄スプレーなどの化学薬品を誤って使用した場合、エアコンが正常に機能しなくなるリスクがあります。
これらの過失は、保証が適用されない可能性も少なくありません。
クリーニング中の物理的損傷
エアコンクリーニング中に物理的な損傷が発生した場合、特に掃除機やブラシでフィルターや配管を破損させるケースも保証対象外となることがあります。
これらの物理的な損傷は、メーカーの保証でカバーされないため、クリーニング中は注意深く作業を進めましょう。
エアコンクリーニング未体験者のための安心依頼ガイド


エアコンクリーニングを初めて依頼する方にとって、不安や疑問はつきものです。
安心してサービスを利用するためには、基本的な流れと注意点を理解しておくことが大切になってきます。
初めての依頼で気を付けること
まず、依頼前にはエアコンの型番や使用年数を確認し、それを業者に正確に伝えましょう。
クリーニング後の仕上がりについての希望がある場合も、事前に相談しておくとスムーズです。
初めての方は、業者のホームページに掲載されている「よくある質問」「サービスの流れ」などを確認しておくと、イメージしやすくなります。
少しでも不安を感じた場合は、他の業者と比較するのもひとつの方法です!
お問い合わせ時の質問リスト
業者に問い合わせる際は、事前に確認したい内容を整理しておくと安心です。
- 保証内容は具体的にどのような場合に適用されるのか
- 作業時間や使用する洗剤はどのようなものか
- 万が一のトラブル時の対応体制はどうなっているか
メモなどに箇条書きするとわかりやすくなります。
こうしたやりとりを通じて、信頼できる業者かどうかを見極めることも!
エアコンクリーニングで保証対象外になる場合について:まとめ


この記事では、エアコンクリーニングでよくあるトラブルとクリーニングを断られる理由、故障した際の対処法などについて詳しく解説してきました。
プロに依頼したとしてもエアコンクリーニングで故障などのトラブルに遭う可能性もゼロではありません。
また、「製造から10年経っている」影響からクリーニングの依頼自体ができないこともあります。
実績・技術力のある業者を選び、保証内容を事前にきちんと確認することで、エアコンクリーニング時のトラブルを回避し、うまく立ち回っていくことができるでしょう!
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