エアコンクリーニングといえば、本体内部やフィルター掃除が注目されがちですが、室外機も見逃せません。
室外機はエアコン全体の効率に大きく影響を与える重要な部品で、適切なメンテナンスは欠かせません。
しかし、「室外機のクリーニングがどれほど重要か?」「どのように行うべきか?」については、あまり知られていないことが多いです。
この記事では、エアコンの室外機の役割やクリーニングの必要性などについて詳しく解説していきます。
これを知ることで、エアコンのパフォーマンスを最大限に引き出し、快適な生活をサポートするための具体的な方法が見つかるはずです。
室外機の重要性やクリーニングしないリスク
エアコンの室外機は、冷房・暖房の両方の機能において、熱交換を行う重要な役割を果たしています。
室内機が部屋の空気を吸い込み冷やしたり温めたりする一方で、室外機はその熱を外部に放出する役割を担っています。
したがって、室外機の性能が低下するとエアコン全体の効率が下がり、「電気代が増加する」「冷暖房効果が弱くなる」ことがあります。
室外機の重要性
室外機はエアコンの「心臓」ともいえる部分です。
エアコンが適切に機能するためには、室外機が正常に動作し、効率的に熱交換を行う必要があります。
室外機にはコンプレッサーやファンが組み込まれており、これらが汚れや詰まりによって性能が低下すると、エアコン全体のパフォーマンスに大きく影響を受けます。
室外機のクリーニングが必要な理由
エアコンの室外機は野外に設置されるため、雨風に耐えられるように設計されているので”基本的にはクリーニングは必要ありません。”
ただ、ホコリや葉っぱ、泥、雨水などの影響から汚れが蓄積すると、熱交換効率が下がりエアコンの性能が著しく低下します。
また、室外機の内部に汚れが詰まることでコンプレッサーの負荷が増え、最終的には故障の原因となることも少なくありません。
定期的なクリーニングを行うことで、これらのトラブルを未然に防ぐことができるのは事実です!
室外機のクリーニングを怠るリスク
基本的に室外機のクリーニングは必要がありませんが、環境によっては次のようなリスクが考えられます。
【電気代の増加】
熱交換効率が低下することで、エアコンが必要以上に稼働し電力消費が増える。
【冷暖房効果の低下】
室内の温度調整がうまくいかず、快適な環境を維持するのが難しくなる。
【故障リスクの増加】
コンプレッサーやファンの負荷が増えることで、エアコンの寿命が短くなる可能性がある。
室外機のエアコンクリーニングの必要性
先ほどもご紹介したように、エアコンの室外機のメンテナンスは基本的に必要ありません。
とはいえ、戸建てやマンション、設置場所などによっては環境も違ってきます。
吹き出し口・吸い込み口周辺には物を置かない
ベランダの地面などに室外機が設置されていると、その周りに植物を置いている方もいるでしょう。
しかし、室外機の吹き出し口や吸い込み口付近に物が置いてあると、エアコンの効きが悪くなる可能性があります。
植物などが室外機の中に入り込んでしまうと故障の原因にもなるので気をつけましょう!
日よけなど設置する
室外機は屋外専用に作られていますが、直射日光や雪などには強くありません。
直射日光が当たれば熱の放出を妨げ、雪が積もれば暖かい空気を室内に送り込みにくくなります。
こうした不具合を回避するには、日よけなどを設置すると良いでしょう!
室外機のクリーニングをした方が良いケース
基本的にはクリーニングの必要がない室外機ですが、次のような場合にはクリーニングする方が良いでしょう。
奥に汚れが溜まっている
室外機を確認した際に「奥の方に汚れが溜まっている」とわかったら、クリーニングする時期です。
しかも、この場合には業者への依頼がおすすめです。
奥にある汚れを自分で取り除こうとすれば、故障につながってしまう恐れもあるのでプロに任せましょう。
室外機から異音がする
エアコンを動かした際に室外機から「カラカラ・ガラガラ」などの異音がする場合は、クリーニングが必要かもしれません。
室外機内にゴミが入った汚れが溜まっているなどが考えられます。
自分で見てよくわからない時には、修理業者やクリーニング業者に依頼するのをおすすめします!
室外機の掃除をしたことがない
エアコンを購入してから5年以上も一度も掃除をしたことがない場合は、汚れが溜まっている可能性があります。
不具合や異音などがなくても、一度はプロのクリーニング業者に依頼した方が良いでしょう。
室外機のエアコンクリーニングの方法
室外機のクリーニングは、自宅で簡単にできる部分もありますが、安全性と効果を考慮しながら進めることが重要です。
自分でできるクリーニングのステップと注意点をご紹介します。
室外機クリーニングの準備
クリーニングを始める前に、エアコンの電源は必ずオフにしましょう。
その際も本体の電源を切るだけではなく、コンセントも抜き、確実に電気を遮断することが安全のために必要です。
準備としては、必要な道具(ブラシやホウキなど)を用意し、室外機周辺の障害物を取り除いて作業スペースを確保します。
室外機のフィンとファンの掃除
室外機には熱交換器のフィン(薄い金属の板)があり、これが詰まると冷暖房の効率が大きく落ちます。
フィンはデリケートなので、硬いブラシや力を入れて掃除するのは避け、柔らかいブラシで軽く汚れを取ります。
また、ファン部分にはゴミやほこりが溜まりやすいため、丁寧に掃除しましょう。
室外機の表面部分は、ホウキなどで軽くホコリを落とす程度で大丈夫です!
室外機クリーニングの注意点とプロへの依頼
クリーニング中は、電気系統や配管に水がかからないよう注意が必要です。
自分で掃除を行う場合は表面の汚れを落とす程度で、内部の本格的なクリーニングは専門業者に任せる方が安心です。
プロの業者は専用の洗浄機や洗剤を使って、エアコンの性能を最大限に引き出すためのクリーニングを行ってくれます。
定期的に業者に依頼することで、エアコンの寿命が延び、快適な空間を保つことができます!
エアコンクリーニングでの室外機について:まとめ
この記事では、エアコンの室外機の役割やクリーニングの必要性などについて詳しく解説してきました。
エアコンの室外機のクリーニングは基本的には必要ありません。
しかし、「異音がする」「設置から5年上経っている」など、設置場所や環境によってはクリーニングが必要になるケースも存在します。
ただ、室外機のクリーニングが必要な場合もプロの業者に依頼するのがおすすめです。
もし自力で行うなら、表面部分のホコリ取りやフィンを歯ブラシで軽くこするくらいにしておきましょう!
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