エアコンは私たちの生活に欠かせない家電の一つですが、使用頻度が高まる夏や冬のシーズンでは電気代も上がりがちです。
そのため、「少しでも節電したい、、、」と考える方が多いのではないでしょうか。
その際には『エアコンクリーニングが節電に効果的である!』と言われています。
エアコンクリーニングを定期的に行うことで、内部に溜まったホコリやカビを除去し、効率的な運転が可能になります。
これにより消費電力も減少し、結果的に電気代の削減につながるのです。
この記事では、エアコンクリーニングの節電効果から、しない場合のデメリット、節電効果を高めるポイントなどについて詳しく解説していきます。
エアコンクリーニングによる3つの節電効果
エアコンクリーニングは、エアコンの性能向上だけでなく、電気代の節約にも大きな貢献をしてくれます。
そこでまずは、エアコンクリーニングの節電効果についてご紹介していきます。
節電効果1:冷却・暖房効率の向上
エアコンのフィルターや内部にホコリやカビがたまると、空気の流れが悪くなり、冷却や暖房の効き目が弱まります。
その結果、設定温度に到達するまでに長時間の運転が必要となり、電力の無駄遣いが増えます。
クリーニング作業をすることで、エアコンがスムーズに作動するため効率が大幅に改善します。
節電効果2:電力消費の削減
内部が汚れたエアコンは、設定温度に達するためにより多くのエネルギーを消費します。
フィルターや熱交換器に汚れがついていると、エアコンはフルパワーで稼働する必要があり、その結果として電気代が増加します。
定期的なクリーニングすればエアコンが少ないエネルギーで効率的に運転できるようになり、電力消費が抑えられます!
節電効果3:長期的なコストパフォーマンス
エアコンが常に清潔な状態であれば、故障のリスクも減少します。
定期的なクリーニングは「エアコンの寿命を延ばし、修理や交換の費用を抑える」ことにもつながります。
長期的に見ても家計にも優しい選択と言えるでしょう。
エアコンクリーニングを行うことでエネルギー効率が向上し、電気代の節約だけでなく長寿命化にも寄与します!
節電効果以外のエアコンクリーニングをしないデメリット
エアコンクリーニングをしないことは節電効果以外にもデメリットがあります。
それが次の3つです。
健康への影響
エアコン内にカビやホコリが蓄積されれば、それが空気中に放出されることになります。
そのため、呼吸器の問題やアレルギーを引き起こす恐れも出てきます。
特に小さいお子様や高齢者、アレルギー持ちの方がいるご家庭では、定期的なエアコンクリーニングは必須です。
空気の質も悪くなる
カビやホコリが溜まると、不快な臭いを引き起こすことにもつながります。
臭いが発生している状態で換気をすれば、冷気・暖気も一緒に外へ出てしまうため、エアコンを使っていても快適な生活からは離れていきます。
エアコンの寿命も短くなる
内部の汚れやカビを放置すれば、機器は劣化していくためエアコンの寿命を短くしてしまう原因にもなります。
10年程度であればエアコンの買い替えの目安としてはベストです。
短期間での買い替えなら経済面での家庭への圧迫につながります!
エアコンクリーニング以外の節電効果を高めるポイント
エアコンクリーニングを行うだけではなく、普段からの行動を変えるだけでもさらに節電効果を高めることができます。
次にご紹介するポイントを押さえることで、エアコンの省エネ効果を最大限に引き出すことができるでしょう。
節電効果を高めるポイント1:定期的なフィルター清掃
エアコンのフィルターには、空気中のホコリやゴミが蓄積されます。
これを放置すると空気の流れが悪くなり、エアコンの稼働効率が低下します。
少なくとも2週間に1度はフィルターの掃除を行うことで、冷暖房効率を維持し、電力消費を抑えることができます!
節電効果を高めるポイント2:エコモードの活用
エアコンクリーニング後は、エアコンがより効率的に動作するため、エコモードを活用することもおすすめです。
エコモードは通常運転に比べてエネルギー消費が抑えられ、さらに電気代の節約にも役立ちます。
節電効果を高めるポイント3:適切な温度設定
エアコンクリーニング後は効率が改善されるため、少し高めの温度設定でも快適な空間を維持できます。
「夏場であれば26〜28度」「冬場なら20〜22度」を目安に設定することで、エアコンの消費電力を抑えることが可能です。
節電効果を高めるポイント4:室外機の対策
室外機にも少し目を向けるだけでも節電効果をえられます。
- 室外機周りはスッキリとさせる
- 日除けを設置する
室外機は野外に設置させることが前提なので、基本的にクリーニングは必要ありません。
ですが、室外機周りにゴミ箱や植木鉢などが置いてあると、せっかく排出した熱を再び吸い込んでしまい余分な電力を使うことが予想できます。
夏場は室外機に直射日光が当たると熱を排出する効率が落ちるので、日除けを設置すると良いでしょう!
節電効果を高めるポイント5:エアコンの内部乾燥
エアコン内でのカビの発生を抑えられれば、節電効果につながります。
そのため、冷房・除湿の運転後には、1時間ほど送風運転を行いエアコン内部を乾燥させましょう。
こうすることで、冷房使用などで発生したエアコン内の結露を抑えられます。
節電効果を高めるポイント6:エアコンの買い替え
長年同じエアコンを使っている場合なら、思い切って買い替えてみるのも良いでしょう。
「エアコンの寿命は10年ほど」とされていて、クリーニングや節電対策を行うより買い替える方が大きな節電効果がある可能性もあります。
現在のエアコンなら、省エネ向きなどさまざまな機能がついた機種が販売されています。
買い替えの際には、部屋の広さにあったエアコンを選ぶことで無駄な電力を抑えられます。
これらのポイントを実践し、エアコンを効率的に使うことで、さらに電気代の節約を実現することができるでしょう!
自宅でできるエアコンクリーニングの方法
プロのように本体を分解して内部への洗浄はできなくても、自分でもエアコンクリーニングでできる範囲もあります。
準備するもの
自分でエアコンクリーニングをする場合には、次のようなものを準備しましょう。
- 歯ブラシ
- タオル
- ゴム手袋
- バケツや洗面器
掃除の手順
自分で行うエアコンクリーニングの手順は次のとおりです。
エアコン内部の掃除を行わない場合でも、安全のために電源を切り、コンセントもきちんと抜きましょう。
まずはフィルター掃除を行っていきます。
最初は掃除機をかけ、汚れがひどい場合には水洗いを行いましょう。
エアコン外装部の汚れはハンディモップや雑巾などを使い、ホコリが舞わないように注意しましょう。
水で濡らした雑巾を使うなら、よく絞ってからにしましょう。
エアコンの吹き出し口もハンディモップや乾いた雑巾などで拭き取ります。
フィルターをよく乾燥させ終わったら、本体に戻し、コンセント・電源を入れて自分でのエアコンクリーニングが完了です。
自宅でのエアコンクリーニングは、「掃除というよりメンテナンス」に近いイメージです!
掃除の際の注意点
自宅でのエアコンクリーニングでは注意点もあります。
- 市販のエアコンスプレーは使わない
- お掃除付きエアコンの場合は取り外さない
エアコンの故障や火災を防ぐためにも、市販のスプレーを使って内部洗浄するのはやめた方が良いです。
お掃除機能付きのエアコンは内部構造が複雑になっているため、素人が適当に取り外すのは危険です!
エアコンクリーニングでの節電効果について:まとめ
この記事では、エアコンクリーニングの節電効果から、しない場合のデメリット、節電効果を高めるポイントなどについて詳しく解説してきました。
エアコンクリーニングは節電効果を得るために非常に有効な手段です。
エアコン内部に溜まったホコリやカビを除去することで、エアコンの効率が改善し、結果的に電気代の削減が期待できます。
また、定期的なフィルター掃除や適切な温度設定などの節電ポイントを意識することで、さらに節電効果を高めることも可能です。
エアコンクリーニングは、単に空気をきれいにするだけでなく、家計にも優しいエコな選択肢として今後も注目されていくでしょう!
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