- エアコンクリーニングでのトラブル
- トラブルが起こる原因
- トラブルにあった際に対処法
- トラブル回避のための業者の選び方
エアコンクリーニングは、エアコンの性能を維持し、室内の空気を清潔に保つために重要なメンテナンスです。
しかし、分解や洗浄を行う関係でプロに依頼した場合でもクリーニング後にトラブルが発生することも少なくありません。
この記事では、エアコンクリーニングでのトラブルや対処法などについて詳しくご解説していきます。
私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています!
エアコンクリーニングのトラブルとは?

エアコンのクリーニングを依頼する際、初めて利用する方は「何かトラブルにならないか心配・・・」を不安を抱いている方もいるでしょう。
エアコン内部に蓄積された汚れや部品の劣化、業者側の対応などが原因になり、予期せぬトラブルに巻き込まれてしまうこともゼロではありません。
エアコンクリーニングでトラブルが起きると、故障や修理といった問題だけでなく、冷暖房効率が低下、内部に残った汚れが原因で健康被害などが引き起こされるリスクもあります。
加えて万が一、修理や部品交換が必要になる場合には、高額な修理費用が発生することも懸念されます。

依頼前には、事前の対策や適切な業者選びが極めて重要です!
エアコンクリーニングでよくあるトラブル8選


エアコンクリーニングを依頼した後、「期待通りに仕上がらなかったり」「不具合が発生する」ことがあります。
ここでは、よくあるトラブルとその内容を8つご紹介します。
- 動作不良や故障が起きる
- 水漏れが発生する
- エアコンの異臭が残る
- 壁や床を傷つけられた・汚された
- 業者が契約内容を守らなかった
- 見積もり金額より高額を請求された
- 業者のドタキャン・遅刻
- エアコンクリーニングを断られた
動作不良や故障が起きる
クリーニングを行った直後にエアコンが動作不良を起こしたり、故障してしまうこともあります。
これは、クリーニング中に内部の配線や部品が損傷したり、電気系統に水が入ってしまったことが原因であることが多いです。
技術の低い業者が作業を行った場合に特に発生しやすい傾向があります。



「依頼前の写真や動画で記録を残す」「運転確認を事前に行っておく」などが有効です!
水漏れが発生する
エアコンクリーニング後に水漏れが発生するケースはよく見られます。
原因としては、クリーニング中に内部のドレンパンが適切に清掃されていない場合やドレンホースに詰まりが生じていることが考えられます。
これにより水が正常に排出されず、エアコン本体や室内に漏れてしまいます。
エアコンの異臭が残る
クリーニング後にもかかわらず、エアコンからの異臭が残ることがあります。
このトラブルの原因としては、内部のカビや汚れが完全に除去されていないことが多いです。
また、使用される洗浄剤の残留やクリーニング後に十分に乾燥させなかった場合も異臭の原因となることがあります。



エアコン内の乾燥が不十分な場合なら、2~3時間の送風運転ををすることで臭いが解消される可能性があります!
壁や床を傷つけられた・汚された
エアコンクリーニングでは室内に専用機材を持ち込んだり、洗浄を行うことになります。
そうすると、「壁や床に傷がつく」「汚されてしまった」というトラブルにあうこともあるでしょう。きちんとした業者なら、汚れや傷がつかないようにブルーシートを引いたり、養生シートで覆うのが一般的です。
また、汚した傷つけてしまった場合の保証もついています。
業者が契約内容を守らなかった
こちらが依頼した内容を業者側が全ては実施にしないケースもあります。
「分解クリーニングを依頼したのにフィルターしか掃除してない」など。
一般的な業者なら、万が一、契約内容を守られなくても不具合や連絡はつきます。
しかし、悪質な業者の場合、『アフターサービスがない』『そもそも連絡がつかない』ということもあります。
見積もり金額より高額を請求された
エアコンクリーニングの予約段階より高額な金額を請求されるトラブルもあります。
確かに「オプションを追加した」などから、見積もりより費用が上がることはあります。
ですが強引な営業などで追加費用を請求される場合には、相手が悪徳業者の可能性が高いです。



実績や口コミで評価の高い業者を選ぶことで、こうした高額請求は防げます!
業者のドタキャン・遅刻
クリーニングの予約が確定しているのに業者の遅刻やドタキャンされるトラブルも存在します。
きちんとした業者なら、前の訪問先での進み具合や当日の道路状況などによっては、遅刻することはあっても連絡がこないケースはほぼありません。
また、当日でのドタキャンはもってのほかでしょう。
クリーニング業者の口コミや評判を事前にチェックすることで、こうした時間の無駄はある程度省けるはずです。
エアコンクリーニングを断られた
エアコンクリーニングを予約しても、業者から断られることもあります。
ただ、クリーニングを断られる原因が業者側にあるとも限りません。
- 製造から10年以上経つエアコンのクリーニングを依頼した
- クリーニングに高度な技術が必要になる機種だった
- 特殊なタイプのエアコンだった
- 家の周辺に駐車場やスペースがない
こうした理由の場合は、クリーニングを断られることもあります。



利用を考えている業者のクリーニング際の注意点などもきちんと確認してから依頼しましょう!
エアコンクリーニングでトラブルが起きる原因


エアコンクリーニングでトラブルが発生する原因について解説します。
適切な業者選びや予防策を講じるためにも、次の内容を把握しておくことが重要です。
- クリーニング業者の技術力不足
- 不適切なクリーニング方法
- 古いエアコンの不具合
原因1:クリーニング業者の技術力不足
エアコンクリーニングでの清掃経験や知識の不足した業者による作業は、トラブルの大きな要因となります。
「適切な清掃方法が守られていない」「内部のデリケートな部品への配慮が欠けている」といったことが原因になり、不具合が発生しやすくなります。
原因2:不適切なクリーニング方法
水圧が高すぎる洗浄機の使用や専用の洗剤を使わずに清掃を行うなどの不適切な方法が、エアコンの故障につながることがあります。
口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
原因3:古いエアコンの不具合
エアコン自体が古く、内部の部品が劣化している場合、クリーニング後に故障しやすいです。
特に10年以上使用しているエアコンは、部品の交換を検討することも大切です。
「製造から9年・10年以上のエアコンクリーニングは行いません」と注意書きをしている業者もいます。



業者によっては「古いエアコンなので故障するかもしれませんが良いですか?」と説明されることもあります!
エアコンクリーニングでトラブルにあった際の対処法


エアコンクリーニングでトラブルがあった場合には、まずは冷静に対処することが大切です。
- 保証内容を確認する
- クリーニング業者に連絡する
- 自分で対応する
保証内容を確認する
クリーニング後に水漏れや故障などのトラブルにあった場合には、業者が設定している保証内容を確認しましょう。
【汚れの残りなら再クリーニング】【クリーニング後の故障なら修理保証】など、業者によって保証内容が書かれているはずです。
クリーニング業者に連絡する
エアコンクリーニング後に異常を発見したら、依頼したクリーニング業者に連絡しましょう。
その際には、故障の詳しい内容や状況を正確に伝えるのがポイントです。



クリーニング後のトラブル予防のために、依頼前のエアコンの様子を動画や写真に記録しておくのもおすすめ!
自分で対応する
エアコンクリーニング後のトラブルには、自分で対処できる問題もあります。
例えば、【クリーニング後の臭いなら、エアコン内部の乾燥が不十分の可能性】などが考えられます。



「自分で対応するのは不安」という場合には、保証内容を確認し業者に連絡しましょう!
エアコンクリーニングの保証期間内の場合の動き方


エアコンクリーニン後に故障などを発見した場合、業者の保証期間内なら修理や交換に対応してもらえます。
クリーニング後の保証期間内かどうかを確認します。
保証期間内ならクリーニング業者に連絡しましょう。
その際には現在のエアコンの状態を細かく正確に伝えられるのがベストです。
保証対応を受ける場合には、エアコン購入時の領収書・保証書が必要になることもあります。
そのため、業者に依頼する際にはこうした必要書類も準備しておくと良いでしょう。
クリーニングでトラブルを回避する業者の選び方


エアコンクリーニングのトラブルを未然に防ぐためには、依頼前の情報収集と業者選びがカギとなります。
ここでは、信頼性の高いクリーニング業者を選ぶためのポイントを詳しくご紹介していきます。
- 実績のある業者を選ぶ
- 料金や作業内容の事前確認する
- 保証内容を確認する
- 料金が安い・不明瞭な業者は回避
- 口コミ・評判を確認する
実績のある業者を選ぶ
エアコンクリーニングを依頼する際は、まず口コミや実績、認定資格などをチェックして信頼できる業者を選ぶことが大切です。
クリーニング業者には大手から中小まで、相当な数の会社が存在します。
信頼性の高い業者は、明確な説明と丁寧な対応が期待でき、依頼者の不安を和らげる要素となります。
また、実績のある業者なら、技術や接客マナーを向上させるための研修を受けています。



業者選定にあたっては、複数の候補を比較検討することが望ましいです!
料金や作業内容の事前確認する
依頼前には、見積もりを複数取り、料金の内訳や作業範囲、使用する洗剤や機材について詳細に確認することも必要です。
事前にしっかりとした情報を得ることで、後々のトラブルや不明点を防ぐことができます。
直接家に来て見積もりを確認してもらう以外にも、ネット上で見積もりを依頼できるケースも多いです。
保証内容を確認する
クリーニング大手や実績のある業者は、故障の際の保証内容もきちんとしています。
「実施後◯日以内なら、無償で対応」という会社も多いです。
これにより、万が一のトラブル時にも利用者が不利益を被らないように備えることができます。
信頼できる業者は、アフターサポート体制も整っており、安心して依頼できるポイントになります。
もちろん、この保証は故障など以外にも、「汚れ残りを発見した際の再クリーニング」も条件に入っていることがほとんどです。
料金が相場より安い・不明瞭な業者は回避
料金が安すぎる場合は、品質面でのリスクを考える必要もあり、バランスの良い選択が求められます。
エアコンクリーニングではお掃除機能なしの機種でも、9,000〜14,000円ほどかかるのが相場です。
この相場より大きく安いような業者への依頼は避けましょう。
また、クリーニング料金は通常・オプションともに公式サイトに書かれているのが基本です。



当日にオプションの追加を勧められたら、きちんと料金を確認し、強引な営業には対応しない!
口コミ・評判を確認する
SNSや口コミサイトでクリーニング業者の評判をチェックするのもおすすめです。
実際にサービスを利用した人の意見を知れば、安心してクリーニングを依頼できます。
大手のクリーニング業者の場合、店舗や担当スタッフによって評価が分かれることもあります。



可能であれば依頼予定の店舗の評価・口コミを確認しましょう!
自分でエアコンクリーニングするのは注意!


「業者とのトラブルに巻き込まれるくらいなら自分でクリーニングしようか・・・」と考える方もいます。
しかし、基本的にエアコンクリーニングを素人が行うのはおすすめできません。
分解や組み立てが難しい
エアコンクリーニングを行うにはいろいろなパーツを分解しなければなりません。
ですがパーツを分解し、掃除の後に正しい位置に戻すには知識が必要です。



無理やり組み立てたり、取り付け方が間違っていれば故障やトラブルの原因になります!
養生も難しい
エアコンクリーニングには専用のスプレーや水を使います。
ですが、きちんとエアコンを養生できていないと、壁や床などが汚れる原因になります。
故障のリスクもある
自分でエアコンクリーニングを行う場合、ホームセンターなどにあるスプレー缶式の洗浄剤を使うことが多いでしょう。
ですがこの洗浄剤の使用にもリスクがあります。
- きちんと汚れを落としきれない
- ゴミがホースなどに溜まりエアコンが水漏れする
- 内部の電子部分を腐食させることもある
こうした場合には、エアコンの故障や漏電するリスクもあるので、基本的にはプロの業者に任せるのが一番です。



フィルター掃除や冷房使用後の送風運転などであれば、自分でも簡単にできる掃除&カビ防止になります!
安心して依頼するための予防策と日常メンテ


エアコンクリーニングによるトラブルを防ぐためには、日頃のメンテナンスが非常に重要です。
ここでは、自己管理の方法と予防策についてご紹介していきます。
定期的なメンテナンスは必要
日頃からエアコンのメンテナンスをしておくことで、内部の汚れが蓄積する前に対処でき、トラブルを未然に防ぐことができます。
定期メンテは、エアコンの性能を長く維持し、故障や不具合などの急なトラブルを避けるための基本です。
クリーニングを依頼する場合でも、定期的な点検ができている方が安心して利用しやすくなるはずです。



計画的なメンテナンスが、長期的な使用と快適さにつながります!
自宅での掃除方法
エアコン掃除で自力で行えるのは、フィルター掃除くらいまでです。
2週間に1度程度、掃除しておくだけでも内部や室内への影響も変わってきます。
内部の汚れやカビを放置しておくことは、エアコンに負担をかけることになります。



故障回避・寿命を延ばす意味でも日常的なメンテナンスは大切です!
エアコンクリーニングのトラブルについて:まとめ


この記事では、エアコンクリーニングでのトラブルや対処法などについて詳しく解説してきました。
エアコンクリーニングでよくあるトラブルは、故障や水漏れ、業者との問題などさまざまです。
特にクリーニング業者の技術力不足や契約内容の不履行などは、きちんとした業者を選ぶことで防げる部分も多くあります。
エアコンクリーニングを依頼する前には、業者の実績や料金、保証内容をしっかりと確認し、トラブル発生時の対処法についても理解しておくことが重要です。
また、日頃からのエアコンの定期メンテナンスを習慣化することで、エアコンの状態を良好に保ち、トラブルの予防にもつながります。
これらのポイントを実践することで、初めてのエアコンクリーニングでも安心して依頼することができるでしょう!
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