エアコンクリーニングは、エアコンの性能を維持し、室内の空気を清潔に保つために重要なメンテナンスです。
しかし、分解や洗浄を行う関係でプロに依頼した場合でもクリーニング後にトラブルが発生することも少なくありません。
この記事では、エアコンクリーニングでのトラブルや対処法などについて詳しくご解説していきます。
エアコンクリーニングでよくあるトラブル7選
エアコンクリーニングを依頼した後、「期待通りに仕上がらなかったり」「不具合が発生する」ことがあります。
ここでは、よくあるトラブルとその内容を7つご紹介します。
トラブル1:動作不良や故障が起きる
クリーニングを行った直後にエアコンが動作不良を起こしたり、故障してしまうこともあります。
これは、クリーニング中に内部の配線や部品が損傷したり、電気系統に水が入ってしまったことが原因であることが多いです。
技術の低い業者が作業を行った場合に特に発生しやすく、「元から壊れたいた」「エアコンクリーニングが原因ではない」といった虚偽の説明をされるケースもあります。
「依頼前の写真や動画で記録を残す」「運転確認を事前に行っておく」などが有効です!
トラブル2:水漏れが発生する
エアコンクリーニング後に水漏れが発生するケースはよく見られます。
原因としては、クリーニング中に内部のドレンパンが適切に清掃されていない場合やドレンホースに詰まりが生じていることが考えられます。
これにより水が正常に排出されず、エアコン本体や室内に漏れてしまいます。
トラブル3:エアコンの異臭が残る
クリーニング後にもかかわらず、エアコンからの異臭が残ることがあります。
このトラブルの原因としては、内部のカビや汚れが完全に除去されていないことが多いです。
また、使用される洗浄剤の残留やクリーニング後に十分に乾燥させなかった場合も異臭の原因となることがあります。
エアコン内の乾燥が不十分な場合なら、2~3時間の送風運転ををすることで臭いが解消される可能性があります!
トラブル4:壁や床を傷つけられた・汚された
エアコンクリーニングでは室内に専用機材を持ち込んだり、洗浄を行うことになります。
そうすると、「壁や床に傷がつく」「汚されてしまった」というトラブルにあうこともあるでしょう。
きちんとした業者なら、汚れや傷がつかないようにブルーシートを引いたり、養生シートで覆うのが一般的です。
また、汚した傷つけてしまった場合の保証もついています。
ただ、悪徳業者に依頼してしまうと『トラブルが起きても弁償されない』というケースもゼロではありません。
トラブル5:見積もり金額より高額を請求された
エアコンクリーニングの予約段階より高額な金額を請求されるトラブルもあります。
確かに「オプションを追加した」などから、見積もりより費用が上がることはあります。
ですが強引な営業などで追加費用を請求される場合には、相手が悪徳業者の可能性が高いです。
実績や口コミで評価の高い業者を選ぶことで、こうした高額請求は防げます!
トラブル6:業者のドタキャン・遅刻
クリーニングの予約が確定しているのに業者の遅刻やドタキャンされるトラブルも存在します。
きちんとした業者なら、前の訪問先での進み具合や当日の道路状況などによっては、遅刻することはあっても連絡がこないケースはほぼありません。
また、当日でのドタキャンはもってのほかでしょう。
クリーニング業者の口コミや評判を事前にチェックすることで、こうした時間の無駄はある程度省けるはずです。
トラブル7:エアコンクリーニングを断られた
エアコンクリーニングを予約しても、業者から断られることもあります。
ただ、クリーニングを断られる原因が業者側にあるとも限りません。
- 製造から10年以上経つエアコンのクリーニングを依頼した
- クリーニングに高度な技術が必要になる機種だった
- 特殊なタイプのエアコンだった
- 家の周辺に駐車場やスペースがない
こうした理由の場合は、クリーニングを断られることもあります。
利用を考えている業者のクリーニング際の注意点などもきちんと確認してから依頼しましょう!
エアコンクリーニングでトラブルが起きる原因
エアコンクリーニングでトラブルが発生する原因について解説します。
適切な業者選びや予防策を講じるためにも、次の内容を把握しておくことが重要です。
原因1:クリーニング業者の技術力不足
エアコンクリーニングでの清掃経験や知識の不足した業者による作業は、トラブルの大きな要因となります。
「適切な清掃方法が守られていない」「内部のデリケートな部品への配慮が欠けている」といったことが原因になり、不具合が発生しやすくなります。
原因2:不適切なクリーニング方法
水圧が高すぎる洗浄機の使用や専用の洗剤を使わずに清掃を行うなどの不適切な方法が、エアコンの故障につながることがあります。
口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
原因3:古いエアコンの不具合
エアコン自体が古く、内部の部品が劣化している場合、クリーニング後に故障しやすいです。
特に10年以上使用しているエアコンは、部品の交換を検討することも大切です。
「製造から9年・10年以上のエアコンクリーニングは行いません」と注意書きをしている業者もいます。
業者によっては「古いエアコンなので故障するかもしれませんが良いですか?」と説明されることもあります!
エアコンクリーニングでトラブルにあった際の対処法
エアコンクリーニングでトラブルがあった場合には、まずは冷静に対処することが大切です。
保証内容を確認する
クリーニング後に水漏れや故障などのトラブルにあった場合には、業者が設定している保証内容を確認しましょう。
【汚れの残りなら再クリーニング】【クリーニング後の故障なら修理保証】など、業者によって保証内容が書かれているはずです。
クリーニング業者に連絡する
エアコンクリーニング後に異常を発見したら、依頼したクリーニング業者に連絡しましょう。
その際には、故障の詳しい内容や状況を正確に伝えるのがポイントです。
クリーニング後のトラブル予防のために、依頼前のエアコンの様子を動画や写真に記録しておくのもおすすめ!
自分で対応する
エアコンクリーニング後のトラブルには、自分で対処できる問題もあります。
例えば、【クリーニング後の臭いなら、エアコン内部の乾燥が不十分の可能性】などが考えられます。
送風運転を2〜3時間続けることで内部が乾燥し、臭いもなくなることがあります。
「自分で対応するのは不安、、、」という場合には、保証内容を確認し業者に連絡しましょう!
エアコンクリーニングの保証期間内の場合の動き方
エアコンクリーニン後に故障などを発見した場合、業者の保証期間内なら修理や交換に対応してもらえます。
クリーニング後の保証期間内かどうかを確認します。
保証期間内ならクリーニング業者に連絡しましょう。
その際には現在のエアコンの状態を細かく正確に伝えられるのがベストです。
保証対応を受ける場合には、エアコン購入時の領収書・保証書が必要になることもあります。
そのため、業者に依頼する際にはこうした必要書類も準備しておくと良いでしょう。
エアコンクリーニングでのトラブルを回避する業者の選び方
エアコンクリーニング時のトラブルを回避するには、きちんとした業者選びをすることが重要です。
ここではトラブルを回避するための4つのポイントをご紹介します。
実績のある業者を選ぶ
クリーニング業者には大手から中小まで、相当な数の会社が存在します。
不必要なトラブルを避けるためには、実績を持つクリーニング業者に依頼するのがベストです。
実績のある業者なら技術や接客マナーを向上させるための研修を受けています。
「研修に合格したスタッフのみしかクリーニングできない」システムになっているため、安心して依頼できます!
保証内容を確認する
クリーニング大手や実績のある業者は、故障の際の保証内容もきちんとしています。
「実施後◯日以内なら、無償で対応」という会社も多いです。
もちろん、この保証は故障など以外にも汚れ残りを発見した際の再クリーニングも条件に入っていることがほとんどです。
料金が相場より安い・不明瞭な業者は回避
エアコンクリーニングではお掃除機能なしの機種でも、9,000〜14,000円ほどかかるのが相場です。
この相場より大きく安いような業者への依頼は避けましょう。
また、クリーニング料金は通常・オプションともに公式サイトに書かれているのが基本です。
依頼する際の公式サイトをチェックしている段階で、料金が不明瞭な業者も要注意です。
当日になってオプションを追加を勧められたら、きちんと料金を確認し、強引な営業には対応しないのもポイント!
口コミ・評判を確認する
SNSや口コミサイトでクリーニング業者の評判をチェックするのもおすすめです。
実際にサービスを利用した人の意見を知れば、安心してクリーニングを依頼できます。
ただ、大手のクリーニング業者の場合、店舗や担当スタッフによって評価が分かれることもあります。
可能であれば依頼予定の店舗の評価・口コミを確認しましょう!
自分でエアコンクリーニングするのは注意!
「業者とのトラブルに巻き込まれるくらいなら自分でクリーニングしようか・・・」と考える方もいます。
しかし、基本的にエアコンクリーニングを素人が行うのはおすすめできません。
分解や組み立てが難しい
エアコンクリーニングを行うにはいろいろなパーツを分解しなければなりません。
ですがパーツを分解し、掃除の後に正しい位置に戻すには知識が必要です。
無理やり組み立てたり、取り付け方が間違っていれば故障やトラブルの原因になります!
養生も難しい
エアコンクリーニングには専用のスプレーや水を使います。
ですが、きちんとエアコンを養生できていないと、壁や床などが汚れる原因になります。
また、エアコン内部の機器を濡らすことでも故障の原因になる恐れがあります。
故障のリスクもある
自分でエアコンクリーニングを行う場合、ホームセンターなどにあるスプレー缶式の洗浄剤を使うことが多いでしょう。
ですがこの洗浄剤の使用にもリスクがあります。
- きちんと汚れを落としきれない
- ゴミがホースなどに溜まりエアコンが水漏れする
- 内部の電子部分を腐食させることもある
こうした場合には、エアコンの故障や漏電するリスクもあるので、基本的にはプロの業者に任せるのが一番です。
フィルター掃除や冷房使用後の送風運転などであれば、自分でも簡単にできる掃除&カビ防止になります!
エアコンクリーニングのトラブルについて:まとめ
この記事では、エアコンクリーニングでのトラブルや対処法などについて詳しく解説してきました。
エアコンクリーニングはエアコンの効率を向上させるだけでなく、健康的な室内環境を保つためにも重要です。
しかし、プロのクリーニング業者に依頼した場合でも、故障などのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
こうしたトラブルを避けるためには、業者選びや事前確認、そしてアフターフォローが欠かせません。
この記事を参考に、安心してエアコンクリーニングを依頼し、快適な空間を手に入れましょう!
コメント