- エアコン汚れの原因
- 汚れたエアコンを使う悪影響
- エアコン汚れの解決方法と対策
- お掃除機能付きでも汚れる理由
暑さや寒さを凌ぎ、快適な室内空間を作り出してくれるエアコン。
家庭によって使用時間や頻度に差はありますが、内部に汚れが溜まってくるとエアコンの動作や健康への悪影響も心配になってきます。
そこでこの記事では、エアコンが汚れる主な原因やその解決方法、放置する悪影響などについて詳しく解説していきます。
私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています!
エアコンの汚れの主な原因

エアコンが汚れる原因はいくつか存在します。
その中でも特に次3つのようなものが主な原因として挙げられます。
- フィルターの詰まり
- 内部のカビやホコリ
- 外部の環境要因
原因1:フィルターの詰まり
エアコンは空気を吸い込み、冷却・暖房して排出する仕組みになっています。
そのため、空気中に含まれるホコリや小さなゴミがフィルターに溜まります。
定期的にフィルター掃除をしないと、これらが詰まり汚れが溜まるだけでなく、エアコンの効率も低下していきます。
原因2:内部のカビやホコリ
エアコン内部は、湿気や温度の変化が大きく、カビやホコリが発生しやすい環境になっています。
特に冷房運転中は、冷えた空気が湿気を取り込むことでカビが繁殖し、エアコンの内部に蓄積されます。

このカビやホコリが原因になり悪臭や空気の質の低下を引き起こすことがあります!
原因3:外部の環境要因
エアコンの室外機もまた、外部からのホコリや汚れの影響を受けやすいです。
室外機は野外に設置されることが前提に作られています。
ですが道路沿いや工場の近くなどに設置されている場合、外部の排気ガスや粉塵がエアコンに入り込み、内部を汚染することもあります。
汚れたエアコンが引き起こす悪影響


エアコンの汚れは、見た目には目立たないこともありますが、健康に悪影響を与えることがあります。
- アレルギーや呼吸器系の問題
- 悪臭の発生による不快感
- 体調不良や免疫力の低下
アレルギーや呼吸器系の問題
エアコン内部に溜まったホコリやカビは空気中に放出され、アレルギーや喘息、気管支炎といった呼吸器系のトラブルを引き起こすことがあります。
特に、免疫力が低下している子供や高齢者にとっては、深刻な影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
悪臭の発生による不快感
汚れたエアコンは、カビやバクテリアの繁殖により悪臭を発することがあります。
この臭いは室内の空気を不快にし、長時間その空間にいると気分が悪くなることもあるでしょう。
快適な空間を維持するためには汚れたエアコンを放置しないことが大切です。



定期的なフィルター掃除やクリーニングが重要!
体調不良や免疫力の低下
カビやバクテリアが発生した空気を吸い込むことで、体調不良や免疫力の低下を引き起こすことがあります。
特に長時間エアコンのかかった部屋で過ごす場合、身体への負担が大きくなるため、掃除は欠かせません。



小さいお子さんや高齢者がいるご家庭では定期的なエアコンクリーニングを意識しましょう!
エアコン汚れの解決方法と対策


エアコンの汚れを防ぐためには、次のような対策を実施することが効果的です。
- 定期的なフィルター掃除
- 定期的な内部クリーニングの実施
- 送風運転を行う
- 室外機の清掃
定期的なフィルター掃除
フィルターはエアコンの運転効率に直接影響を与えます。
最低でも2週間に一度、フィルターを取り外して掃除機や水で洗浄することで、ホコリの蓄積を防ぐことができます。
定期的な内部クリーニングの実施
フィルター掃除だけでなく、エアコン内部のカビやホコリを取り除くことも重要です。
内部のクリーニングを定期的に行うことで、カビの発生を防ぎ、エアコンのパフォーマンスを最大限に保つことができます。
ただし、内部の掃除を行うためにはエアコンを分解することが必須です。



素人が分解や内部洗浄を行うと、故障や火災などのリスクがあります!
送風運転を行う
冷房を使う時期には、使用後に送風運転を行うことも大切です。
冷房を使うと内部に結露が発生し、カビを繁殖させる原因になります。
冷房使用後1時間ほどを目安に送風運転を行うことで、エアコン内部を乾燥させることができます。
室外機の清掃
エアコンの室外機は、外部環境の影響からホコリや汚れが付きやすいため、定期的に周りの掃除を行い、室外機自体にも目を配ることが大切です。
室外機が地面に設置してある場合なら、周辺には物を置かないようにするのも効果的です。
プロにエアコンクリーニングを依頼するメリット


エアコンクリーニングを考えている方の中には「自分でも掃除できるんじゃ、、、」という方もいるでしょう。
しかし、基本的にエアコン内部のクリーニングは専門の業者に任せるのがベストです。
- 故障する可能性がある
- 汚れが残る可能性もある
- 道具を揃える手間や費用がかかる
特に市販の洗浄スプレーを使っても、汚れが落ちきらないこともめずらしくありません。
また、機械部にスプレーをかけたことによる漏電や故障もリスクもあるので、エアコンの内部清掃はプロに任せましょう。



フィルター部分に関しては自分でもできますし、エアコンの清潔感を長く持たせるのにも役立ちます!
お掃除機能付きのエアコンも汚れる理由


ご家庭によっては、お掃除機能付きのエアコンを使用している場合もあるでしょう。
ですが、お掃除機能付きの機種を使っていてもエアコンクリーニングは必要になります。
そこでお掃除付きエアコンが汚れる理由を3つご紹介していきます。
- 密閉度が高い
- お掃除機能をオフになっている
- 手入れをしていない
密閉度が高い
お掃除機能付きエアコンは一般的な機種より、さまざまな機能が密集していて「一種の密閉状態」になっています。
そのため、冷房使用後には水分が集まり湿度が高くなります。
湿度はカビを繁殖させる原因になるため、お掃除付きエアコンであっても内部は汚くなります。
お掃除機能をオフになっている
お掃除機能付きエアコンを使っていても「その機能がオフになっている」という家庭もあります。
オフにしてしまうタイミングは色々考えられます。
フィルター掃除などの際、電源を切った時にお掃除機能稼動時のモーター音が気になり消してしまう方も多いようです。
手入れをしていない
お掃除機能付きのエアコンには「ホコリを野外に出す」「ダストボックスに溜めていく」というパターンが存在します。
そのため、「ドレンホースが詰まった」「ダストボックスがいっぱいになった」というケースの場合はホコリが内部に溜まってしまいます。



内部に溜まったホコリやカビをきれいにすることはできないので、定期的なクリーニングが必要になります!
エアコンの汚れの原因や解決方法について:まとめ


この記事では、エアコンが汚れる主な原因やその解決方法、放置する悪影響などについて詳しく解説してきました。
エアコンを快適に使用し続けるためには、定期的なクリーニングが不可欠です。
特にホコリやカビの蓄積を防ぐための適切なケアが大切になってきます。
定期的なエアコンクリーニングは、健康を守ると同時にエアコンのパフォーマンスを最大限に引き出すことができます!
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