エアコンの熱交換器の掃除はどうする？クリーニングするメリットから日常的なメンテナンス！

エアコンの熱交換器は、エアコンが効率的に部屋を冷やしたり暖めたりするために重要なパーツの一つです。

しかし、使用していくうちにカビやホコリなどの汚れが蓄積し、エアコンの性能を低下させる原因になることがあります。

その結果、冷暖房の効きが悪くなり、電気代が上がるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

熱交換器のような内部の部品を掃除しようと思っても、素人では危険なため、プロによるエアコンクリーニングが必要になります。

この記事では、エアコンの熱交換器の役割やクリーニングするメリット、日常的なメンテナンスのポイントについて詳しく解説していきます。

私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています！

エアコンの熱交換器はどんな部品？

エアコンを使う上で欠かせない部品の一つが「熱交換器」です。

あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、エアコンの性能を左右する非常に重要な役割を持っています。

熱交換器は、室内の空気を冷やしたり温めたりするための装置で、冷媒を通じて熱をやり取りすることで冷暖房効果を生み出します。

表面は凹凸上で、アルミフィンと呼ばれる金属の薄い板が重なった構造になっていて、汚れが溜まると、冷暖房の効率が著しく低下してしまいます。

熱交換器の状態は、エアコン全体の性能や電気代にも大きな影響を与えます。

エアコンの熱交換器は汚れやホコリが溜まりやすい

エアコンは空気を取り込んで冷風・温風を出すため、内部にホコリやカビが溜まり汚れやすくなってしまいます。

特に熱交換器はアルミ板が凹凸になっているので、よりホコリが溜まりやすく、定期的なエアコンクリーニングが必須になります。

また、夏に冷房を使用するとエアコン内部には結露が発生し、湿度も上がるため、カビが増殖しやすい環境になることも、クリーニングが必要な理由です。

熱交換器をエアコンクリーニングする4つのメリット

日々使用するエアコンは、目に見えない汚れやカビが内部に溜まっていきます。

特に熱交換器は空気の流れに直接関わる部分であり、掃除を放置すればさまざまなトラブルにつながる恐れがあります。

エアコンの効きが良くなる

エアコンの熱交換器にホコリや汚れが蓄積すると、空気の通り道が狭くなり、空気循環がうまく行われなくなります。

その結果、「部屋がなかなか冷えない・暖まらない」といった不具合が生じます。

定期的にクリーニングを行うことで、空気の流れがスムーズになり、エアコン本来の性能を取り戻すことができます。

内部のカビや菌などを除去できる

熱交換器に溜まった汚れは、湿気と合わさることでカビの温床となります。

カビが発生すると、エアコンの送風によって室内に胞子が広がり、アレルギーや喘息、鼻炎などの健康被害を引き起こす恐れがあります。

特に小さなお子さんや高齢者のいるご家庭では、こまめな清掃が欠かせません。

電気代を抑えられる

熱交換器が汚れていると、設定温度に達するまでに余計なエネルギーを消費します。

つまり、同じ温度にするためにより多くの電力が必要になるのです。

掃除によって熱の伝達がスムーズになれば、エネルギー効率が向上し、結果的に電気代の節約にもつながります。

エアコンの寿命が長くなる

ホコリや汚れなどの負担がなくなると故障などのリスクも減るため、結果的にエアコンの寿命も伸びていきます。

反対に汚れを放置することで修理や買い替えスパンが早くなれば、経済面にもダメージが出ます。

エアコンの熱交換器のクリーニングはプロに任せるのが一番

熱交換器の掃除はプロのクリーニング業者に任せましょう。

量販店などには市販のエアコン洗浄スプレーも売っていますが、このスプレーを使ってもあまり汚れを落とせず、それどころかリスクが高くなります。

内部の汚れやカビを完全に除去するのが難しい

熱交換器やエアコン内部をきれいにするには、高圧洗浄機や専門の洗剤などが必要になります。

そのため、プロの業者に任せるのがベストです。

市販の洗浄スプレーを使っても汚れを落としきれないことがほとんどです。

熱交換器は変形しやすい

熱交換器は「アルミフィン」とも呼ばれますが、この部品は少しの力でも変形しやすいのが特徴です。

経験のない素人が掃除を行えば、変形や破損させてしまう可能性も高いので、プロに任せるのが安心です。

故障・火災などのリスクがある

市販の洗浄スプレーでエアコン掃除をした際に怖いのが、故障や火災です。

エアコン内部には水をかけてはいけない箇所もあるため、誤ってかけてしまえばトラブルの心配が出てきます。

業者に依頼する場合の注意点

初めて業者に依頼する場合は、不安を感じる方も多いかもしれません。

信頼できる業者を選ぶためには、公式サイトや口コミをよく確認し、施工実績や対応内容を把握することも大切です。

問い合わせ時に見積もりや作業内容を丁寧に説明してくれるかどうかも、信頼性の判断材料になります。

エアコンクリーニングの頻度と日常的なメンテナンス

熱交換器だけでなく、エアコンには定期的なクリーニングが必要です。

最後に、エアコンクリーニングの頻度や自分でもできる日常的なメンテナンスについてご紹介します。

クリーニングの適切な頻度

エアコンの熱交換器は、少なくとも年に1回の掃除が理想的です。

特に使用頻度が高い夏や冬の前後は適したタイミングと言えるでしょう。

花粉の時期や湿気の多い梅雨なども汚れが溜まりやすいため、タイミングを逃さないことが快適な使用環境を保つコツです。

使用状況や家庭環境に合わせて1年に2回など、細い調整をすると良いでしょう。

日常でできるメンテナンスのポイント  

誰でも普段からできるメンテナンスとしてはフィルター掃除があります。

フィルターをこまめに清掃することで、熱交換器にホコリがたまりにくくなります。

目安としては2週に1回程度、フィルターの掃除を心がけましょう。

汚れを防ぐための予防策

フィルター掃除以外にも少し使い方を気をつけるだけで、汚れやカビが増えるのを抑えられます。

こうしたことに気をつけると、エアコン内部のカビの増殖やホコリの蓄積を減らすことができます。

内部クリーン機能があるエアコンなら、送風運転でなくても構いません。

エアコンクリーニング業者の選び方のポイント

信頼できる業者に依頼することは、安心・安全なエアコンクリーニングの第一歩です。

最後に初めてでも失敗しないための業者選びのポイントをご紹介します。

まず注目すべきは、業者の「実績」と「資格」です。

長年の経験がある業者や専門の資格を持っているかどうかをチェックしましょう。

万が一のトラブル時に備えた「損害賠償保険」などの保証制度があるかも確認しておくと安心です。

依頼する際も料金だけで業者を決めるのではなく、サービス内容とのバランスを重視することが大切です。

変に安すぎる業者に依頼すると、不完全な作業や突然の追加料金の請求などのトラブルの元になりかねません。

さらに、利用者の口コミや評価を参考にすることで、より信頼性の高い業者を見つけやすくなります。

エアコンの熱交換器の掃除について：まとめ

この記事では、エアコンの熱交換器の役割やクリーニングするメリット、日常的なメンテナンスのポイントについて詳しく解説してきました。

熱交換器の掃除は、エアコンの効率を保ち、快適な空気環境を維持するために非常に重要です。

熱交換器が汚れると冷暖房の効果が弱まり、エネルギーの消費も増え、結果的に電気代も上昇します。

また、カビやホコリなどの汚れが蓄積すると、室内の空気にも悪影響を及ぼし、健康リスクを高める原因にもなります。

ただ、熱交換器のようなエアコン内部の汚れは自分ではなく、プロのクリーニング業者に依頼するのがベストです。

定期的な掃除と必要に応じたプロの清掃サービスの活用を通じて、エアコンの寿命を延ばし、快適で健康的な室内環境を守ることができるでしょう！