- 室外機への日除けの必要性
- 日除けをつけるメリット・デメリット
- 日除けをつける際の注意点
野外に設置されている室外機は、直射日光にさらされると熱がこもりやすくなり、エネルギー効率の低下や故障のリスクが高まることがあります。
そのため、室外機に日除けを付けることで性能が安定化するだけでなく、節電効果まで期待できます。
この記事では、エアコンの室外機への日除け設置の必要性からメリット・デメリット、つける際の注意点などについて詳しく解説していきます。
効果の多い室外機の日除けですが、設置方法によっては逆効果になることもあるので、最後までチェックしてください。
私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています!
エアコンの室外機には日除けをつけた方が良い!

エアコンの室外機には日除けをつけることがおすすめです。
エアコンの室外機は、室内で取り込んだ熱を外へ排出しています。
そのため、直射日光やアスファルトの照り返しなどから室外機の温度が高くなると熱を排出しづらくなり、よりたくさんの電力を消費します。
「夏は外も暑いんだから日除けくらいで変わる?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、人が真夏の日向の場所と日陰の場所との温度の違いがわかるように、室外機でも同じことが言えます。
実際に環境省が出しているデータでは、【気温30℃の状況で、地面の温度は日向50℃・木陰32℃】というものも出ています(猛暑に対する街なかでの対応方策について)。
室外機が直射日光が当たる場所に設置されているなら、日除けはマストと考えても良いかもしれません。

詳しい日除けのメリットは次にご紹介します!
エアコンの室外機に日除けをつける5つのメリット


室外機に日除けをつけるメリットは、性能の安定や節電以外にもあります。
まずは日除けを設置するメリットを5つご紹介していきます。
- 冷房効率が低下を防止する
- 電気代の節約につながる
- 室外機の寿命も伸びる
- 棚にもなる
- 庭の景観も整う
冷房効率が低下を防止する
日除けは夏の室外機の機能低下を防止してくれます。
夏場の室外機への直射日光への熱を放置すると、内部温度が上昇し、冷房効率が落ちます。
一方で冬場は地域によっては積雪が厳しい場所もあり、霜取り運転になれば暖房は停止します。
そのため、日除けは夏場なら暑さから・冬場なら積雪から室外機を守る役目をしてくれます。
電気代の節約につながる
室外機の効率が上がれば、設定温度になるまでの時間も減り、エネルギー消費がより抑えられます。
その結果、電気代の節約につながるのです。



最近は様々な物が値上がりしているので、「日除けは家計の強い味方」ともいえます!
室外機の寿命も伸びる
直射日光からの熱で室外機に負担が掛かれば、故障や部品の劣化を招くことになります。
その点、日除けをすることで室外機へのダメージが抑えられば、エアコンの寿命が長くなるはずです。
室外機にかからずプラスチック製品は紫外線から劣化し、ひび割れすることも多いです。



日除けは加熱だけでなく、紫外線からも守ってくれます!
棚にもなる
室外機の日除けの種類によっては、棚としても利用できるものもあります。
エアコンは一年中稼働させておくものではないので、使わない時期は花や植物などを上に載せておくのもありです。
庭の景観も整う
室外機はデザインを考えて設計されているものではありません。
そのため、庭の景観を意識している方にとっては、無機質な室外機は「おしゃれじゃない!」と感じるかもしれません。
ただ日除けには種類があるため、自宅の庭の景観にあったものを選ぶことができます。



逆に庭や家の景観に合わないものを選ばないように注意が必要です!
エアコンの室外機に日除けをつけるデメリット


メリットも多い室外機への日除けを設置ですが、当然デメリットも存在します。
- 逆効果になるリスクがある
- 設置に費用や時間がかかる
- 景観をそこねることも
- 定期的なメンテナンスも必要
逆効果になるリスクがある
間違った日除けを選んでしまうと、かえって室外機に負担をかけてしまうこともあります。
直射日光から室外機を守るはずでも、通気性の悪いものは、熱がこもり冷却効率が低下してしまいます。



特に完全に室外機を覆うものは熱がこもりやすいです!
設置に費用や時間がかかる
当然ですが、日除けを設置するには費用や時間がかかります。
さらにデザイン性や色についてこだわりがあれば、余計に設置までに時間がかかるでしょう。



設置は自力で行うことが多いですが、高所などの場合は安全面にも注意です!
景観をそこねることも
メリット部分でも少しお話ししましたが、日除けの選択によっては景観をそこねる恐れもあります。
特に普段から街の景観を意識した地域に住んでいる場合は、デザイン面にも注意を払う必要があります。
定期的なメンテナンスも必要
日除けを設置しても室外機の定期的なメンテナンスは必要です。
日除けの設置から普段はつかない場所にホコリや汚れが溜まることもあります。
また、室外機のダメージは減っても日除け自体にはダメージが蓄積することもあるでしょう。



最初は良いデザインでも劣化から機能・見た目が落ちるケースも!
どんなものが?室外機の日除けの種類


一言で「日除け」と言っても、いくつかの種類があります。
設置場所や希望など、目的に合わせて選ぶと良いでしょう。
シェード型
簡単に設置できるのがシェード型の日除けで、布やプラスチックなど素材は様々です。
シェード型は上部に取り付け直射日光を遮るため、費用は安価です。
ただし、全面カバーとは違うので、太陽の向きを事前に計算しておかないと「斜めからは直射日光が当たる」などの事態になることが予想できます。
カバー型
室外機を全体を覆うカバー型というタイプの日除けも存在しています。
カバー型は直射日光を遮り、風通しも確保できます。



室外機全体を覆ってしまうため、熱がこもりやすい点には注意が必要です!
パーゴラ型
日除けの屋根部分が格子状のパーゴラ型というものもあります。
格子状のため、通気性と熱を逃す効果は優れています。
一方で隙間はあるため、つる植物を這わせるなどなんかの追加対策も必要でしょう。
オーニング型
家の壁面に取り付ける日除けでオーニング型というものも存在しています。
このオーニング型は室外機だけでなく、一定の広範囲の日光を避けることができます。



若干、他のものに比べ費用や手間がかかる点には注意です!
エアコンの室外機にの日除けをつける際の注意点


冷暖房効率の低下や節電対策として有効な室外機への日除け。
しかし、設置には注意点もあり、気をつけないと対策をしたこと逆効果になってしまうこともあります。
そのため、次の6つの注意点を押さえておきましょう。
- 室外機全体を覆うのは避ける
- カバーなら室外機より大きいサイズに(型・素材・色も)
- 日差しの方向に合わせて選ぶ
- 状況によって付ける・外す
- カバーが外壁に当たらないようにする
- 水をかけるのはダメ
室外機全体を覆うのは避ける
日除けを選ぶ際には、室外機全体を覆う箱型のものは避けた方が良いでしょう。
全面を覆える日除けは、直射日光を遮りデザイン性が優れたものも多いです。
しかし、室外機の熱が中でこもってしまう可能性が高くなります。
ネット上には「DIYで作る日除けとしてすのこで囲う」ものが紹介されていますが、あまり良い案とは言えません。



夏の日除けとしては微妙ですが、エアコンを使用しない時期にはおすすめです!
カバーなら室外機より大きいサイズに(型・素材・色も)
室外機カバーの中には箱型以外のものも多くあります。
その際には、室外機のサイズをきちんと測り、大きめのものを購入しましょう。
室外機より小さい・同じくらいのものは避けるのがベストです。
同じ・小さいものなら直射日光を防ぎきれませんし、熱もこもりやすくなります。



カバー以外を選ぶ場合でも、室外機や周辺の状況を確認して選びましょう!
日差しの方向に合わせて選ぶ
日差しの向き・角度を考えて日除けを選ぶことも大切です。
太陽は時間によって向きが変わるため、常に同じ場所から直射日光が当たるわけではありません。
また、設置場所によっては近くに家の窓や車のミラーなどによっても角度が変わるケースも。
状況によって付ける・外す
室外機の日除けをする時期・しない時期と使い分けるのもおすすめです。
確かに真夏なら直射日光や熱で室外機の性能は落ちます。
しかし、逆に冬であれば日光を当て室外機を暖める方が節電効果があることもあります。



エアコンを稼働していない時期は全身をカバーで覆うことで、虫やほこりが侵入するのを防げます!
カバーが外壁に当たらないようにする
室外機に日除けを設置する際には、家の外壁に当てないようにしましょう。
外壁に当たることで室外機の出す振動が家の中に響く可能性があります。
音の大きさによって、室内なら自分や家族・外に響くならご近所への影響も心配です。
水をかけるのはダメ
「日除けを設置するなら室外機に直接水を掛ければ・・・」と考える方もいますが、これは絶対にNGです。
野外に設置される室外機とあって基本的な雨なら耐えられるようになっています。
しかし、大量の水がかかることは想定されておらず、室外機の故障や劣化を招く恐れがあります。



野外にあっても”室外機は精密機器”ということは忘れずにいましょう!
日除け以外!室外機にできる対策


日除け以外にも室外機の負担を減らし節電する対策は存在します。
最後にその対策を3つご紹介します。
- 日陰に設置する
- 打ち水をする
- 室外機周辺の掃除をする
日陰に設置する
日除けは直射日光があるから行う対策です。
ですので、そもそも日陰に設置できれば日除けは必要なくなります。
とはいえ室内機の場所によって、室外機が設置できないところも出てくるでしょう。
室外機の場所の移設を考えているなら設置業者に相談するのがベストです。



室外機は重いため自力で移設すると破損や怪我のリスクも出てきます!
打ち水をする
室外機に直接水をかけるのはNGですが、打ち水なら大丈夫です。
打ち水をすることで室外機周辺の温度を下げられ、消費エネルギーも抑えられます。
室外機周辺の掃除をする
室外機周辺に物があると、熱がこもり負担がかかってしまいます。
そのため、定期的に室外機周辺の掃除をするのがおすすめです。
室外機は周辺に植物があることも多く、もし内部に入れば冷暖房が効かない・故障の原因になってしまいます。



室内機同様、定期的に確認・メンテナンスをすることが重要です!
エアコンの室外機の日除けについて:まとめ
この記事では、エアコンの室外機への日除け設置の必要性からメリット・デメリット、つける際の注意点などについて詳しく解説してきました。
屋外に設置されている室外機は、直射日光の影響から冷房効率や部品の劣化を招いてしまいます。
そのため、室外機に日除けを設置することで節電や故障リスクを減らすなどのたくさんの恩恵を受けられます。
ただし、きちんと「室外機や設置場所」にあったものを選ばないと、逆に負担をかけてしまうリスクもあります。
また、室外機への対策には日除け以外にも、打ち水や設置場所の工夫なども存在します。
エアコンの室外機をしっかり保護し、快適でエネルギー効率の良い室内環境を維持するために、日除けの活用を検討してみましょう!
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