- エアコンの試運転の必要性
- 試運転前の確認事項
- エアコンの試運転のやり方
暑い夏や寒い冬に欠かせないエアコン。
しかし、エアコンは一年を通してずっと使っている家庭は少なく、いざ使おうとなった際に問題が起きることもあります。
そのためにも夏や冬といった本格的な稼働前には、”エアコンの試運転”が大切です。
きちんと試運転を行うことで「作動するか?」「不具合がないか?」を早期にチェックできます。
そこでこの記事では、エアコンの試運転の必要性から事前の確認事項、試運転の方法などについて詳しく解説していきます。
長期的な故障の防止や快適な室内環境の維持、エアコン寿命を延ばすためにも必要と言えるでしょう。
私は、【エアコン清掃club】を運営する滝沢というものです。ハウスクリーニング業者で約5年ほど従事した経験をもとに記事を書いています!
エアコンの試運転は必要!

エアコンの試運転は、長期間使っていなかったエアコンが正常に動くかをチェックすることです。
試運転を行うことで、故障や誤作動などのトラブルを把握することができます。
暑さ寒さからエアコンの使用が必須になる時期は、他の家庭でもエアコントラブルは起こりがちです。
その時期になって問題が発覚しても、次のような状況が起こる可能性があります。
- すぐに取り付けてもらえない
- 欲しい機種が売り切れ
- 修理業者がすぐに来ない
- そもそも予約が取れない など
混んでいる時期なら予約や新規の取り付けまで2〜3週間も待つケースもあります。
「使いたいのに使えない、、、」という状況を回避するためにも、”エアコンの試運転は必須”と言えるでしょう。
また、試運転を行わずにいきなりエアコンに負担をかけすぎることで、今は大丈夫でも将来的な故障の原因になることもあります。

エアコンの試運転は、本格的な稼働の1ヶ月ほど前が理想です!
エアコンの試運転前の確認事項


エアコンの試運転を行う前には、いくつか確認しておくべきことが存在します。
試運転での故障やトラブルを避けるためにも、ぜひチェックしてから試運転を行ってください。
- ブレーカー・コンセントの確認
- フィルターの汚れをチェック
- リモコンの確認
- 室外機・ドレンホースの確認
- その他の確認箇所
ブレーカー・コンセントの確認
試運転の前には、まずブレーカーやコンセントの確認をしましょう。
「エアコンが接続されているブレーカーが入っていない」「電源プラグが入っていない」なら、当然稼働はしません。
エアコンを稼働しない時期は、節電のためプラグを抜いておく方もいるので、意外に盲点なのです。
コンセントを確認する際には、『周辺にほこりが溜まってないか?』も確認しましょう。



ほこりがあると、火災の原因になります!
フィルターの汚れをチェック
試運転でも稼働させる前には、フィルターもチェックしておきましょう。
汚れが放置されたフィルター内では、ほこりをはじめ、カビやダニなども増殖しています。
汚れたフィルターのまま稼働すれば、嫌な臭いや空気が部屋中に広がることになります。



フィルターなどの汚れの放置は、エアコンに負担をかけ、故障などの原因にも!
リモコンの確認
試運転の前には、リモコンの確認も必要です。
使わない時期もあるエアコンですが、リモコンはその間にもずっと電池は入ったままのため、中の電池も消費されていきます。
液晶の表示が薄い・表示されないなどの状況なら、試運転前に電池交換をしましょう。
室外機・ドレンホースの確認
試運転をするなら、室外機やドレンホースもきちんと確認しましょう。
室外機はエアコンの温度調節の際に重要な役割をします。
室外機前に物が置いてある、雑草が生えているような状況だと、「室内が冷えない・暖まらない」原因にもなりかねません。
また、ドレンホースの先端が潰れている、持ち上がっているなら、うまく水が排出されなくなってしまいます。



本格的に稼働した際に室内機の水漏れの原因になることもあります!
その他にも確認箇所がある(内部も)
室内機・室外機の見た目だけでなく、内部の状況も試運転前に確認しておきましょう。
エアコン内部がホコリやカビなどで汚れていることがあり、そのまま稼働すれば空気の質の悪化原因になります。
まだ稼働していないのに「なんか中から音がする」なら、それは中に虫がいる可能性もあります。
適度に湿度と温度が高いエアコン内部は、ゴキブリなどが住みやすい環境になっているかもしれません。
『新聞紙などでエアコンの外側から叩く』『室内でバルサンをたく』などを行うと良いでしょう。



間違ってもエアコン内部に殺虫剤をかけるのはNGです!
実践!エアコンの試運転のやり方


ご家庭によってエアコンを使わない時期の長さには違いがあるかもしれません。
ですが、エアコンの試運転は基本的に年2回は行うと良いでしょう。
ここからは試運転のやり方をご紹介していきます。
- 冷房・暖房で試運転
- 室内機の吹き出し口の風の確認
- エラーランプの確認
- 異音・異臭の確認
- 水漏れがないかの確認
冷房・暖房で試運転
試運転は年2回は行うため、【夏前には冷房】【冬前には暖房】で確認しましょう。
設定温度は冷房なら16℃、暖房なら31℃にし、10〜15分程度は稼働させます。
ある程度の時間は稼働させないと、故障や不具合は見つけられません。
室内機の吹き出し口の風の確認
試運転時に室内機からきちんと風が出てるかを確認します。
運転スタート時は暖房時でも冷たい風が出ることもあります。



数分経てば温風になるはずです!
エラーランプの確認
エラーランプが出ていないかを確認することも重要です。
エラーが出る原因には、次のようなものが予想できます。
- エアコンの故障
- フィルター汚れの通知
- 霜取り運転
- パーツがきちんとついていない警告
フィルター掃除を行ってから試運転を行う方も多いでしょう。



エアコンを稼働させる前に「きちんとパーツがついているか?」を確認しましょう!
異音・異臭の確認
試運転中にエアコンから変な音や臭いがしてこないかもチェックしましょう。
異音や異臭には、いくつもの種類が存在します。
通常時に出るものも多いですが、異音や異臭がする場合は、エアコン自体に強い負荷がかかっているケースもあります。
そのまま使い続けることで、室内の空気の悪化や故障の原因などになる可能性もゼロではありません。



試運転時に焦げくさい臭いがするなら、すぐに電源を切り、メーカーや修理業者に依頼しましょう!
水漏れがないかの確認
エアコンの試運転では水漏れが起きないかを確認することも大切です。
ドレンホースから排出口から水が出ていれば、問題ありません。
万が一、室内機の方から水が出てきた場合には、内部クリーニングや修理が必要になります。
エアコンを止め、室内の周りの物が濡れないように行動しましょう。



試運転時に気になることがあったら、メモや動画に残しおくと良いでしょう!
こんな時は?エアコンの試運転でよくあるトラブル


試運転時には異常やトラブルにあう可能性もゼロではありません。
自力で対処できるものとそうでないものがあるので、対処法も覚えておきましょう。
- 電源が入らない・切れない
- 冷暖房の効きが悪い
- 異音がする
- 異臭がする
- ランプが点滅している
電源が入らない・切れない
リモコンを押してもエアコンが動かない・止まらない場合は、室内機についている応急運転ボタン(スイッチ)を押してみましょう。
応急運転ボタンでエアコンがつく・消えるなら、それはリモコン側の原因が予想できます。
電池の交換やリモコンを新しくすることで、以前のように使えるはずです。
リモコンの不具合の確認方法は、【スマホのインカメラやAMラジオ】を使ったものが一般的です。
応急運転ボタンでもエアコンがつかない・消えない場合は、電源プラグの再差し込みやブレーカーを確認しましょう。



原因がわからないなら、メーカーや修理業者に聞くのがベストです!
冷暖房の効きが悪い
試運転時に室内が冷えない・暖まらないこともあるでしょう。
この場合は、エアコンの設定ミスや霜取り運転などになっている可能性があります。
まずはリモコンを確認し、設定や温度、風量などが間違っていないかを確認します。
冬に試運転を行う場合は、エアコンが霜取り運転を行っていることもあります。
「室内機の運転ランプが点滅している」「プシューなどの音が出て止まった」なら霜取り運転状態かもしれません。



霜取り運転なら5〜20分ほど待てば大丈夫です!
異音がする
試運転中の音によっては、使用をやめた方が良いこともあります。
たくさんの部品から成り立つエアコンとあって、内部から異音がすることもあるでしょう。
例えば、「ポコポコなら内気圧と外気圧が原因」「ブーンならコンプレッサーの振動音」などが考えられます。
内部のクリーニングをする・パーツの取り付けを確認するなど、自分で対処できる異音も少なくありません。



あまりに激しい音や以前に聞いたことがない音の場合は、プロに相談するのが良いでしょう!
異臭がする
エアコンの室内機から異臭がすることもあるでしょう。
よくあるものがカビや汗、ほこりっぽい臭いです。
ほとんどの場合は、フィルターや内部の汚れから来ていることが多いので、エアコンクリーニングを行えれば解決するはずです。
また、新しいエアコンを買ったばかりなら、プラスチックや塗料などの臭いがすることもあります。
焦げくさい臭いは、故障や配線の加熱の可能性も予想できます。



すぐ電源を止め、メーカーや修理業者に相談しましょう!
ランプが点滅している
試運転時のランプの点滅は、フィルター汚れの通知やパーツの取り付けミスなどが考えられます。
フィルター掃除や前面パネルの再取り付けなどを行えば、基本的には解決します。
暖房時なら霜取り運転の可能性も。



どのトラブルの場合も、自分だけで問題解決ができない場合はプロへの相談がベスト!
エアコンが古い場合は買い替え時かも?


エアコンの試運転をした際に、何かの不具合や問題が出てくるケースもあるでしょう。
そのエアコンが製造から8〜10年ほど経っている場合は、買い替えを考えるのも一つの方法です。
一般的に「エアコンの寿命は10年ほど」とされています。
もちろん、10年以上使われているエアコンもたくさんありますが、10年ほど経った機種はメーカー側に部品がないこともめずらしくありません。
どんな家電でも同じように、”どこかの箇所の調子が悪ければ他も悪くなっていく”ことも考えられます。



試運転でも問題が起きなければ良いですが、不安な点があるなら買い替え時かも?
エアコンの試運転について:まとめ
この記事では、エアコンの試運転の必要性から事前の確認事項、試運転の方法などについて詳しく解説してきました。
一年を通して使用していない期間があったエアコンは、試運転を行ってから使うことがおすすめです。
試運転を行うことで、故障や誤作動などのトラブルを把握・未然に防ぐことができます。
設置状態の確認や各モードでのテスト、定期的なメンテナンスが、故障の予防と効率的な運転につながります。
正しい手順で試運転を行い、問題が発見された場合は迅速に対処することで、エアコンのパフォーマンスを最大限に活かし、安心して使用できる環境が整えられるでしょう!
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